草花探訪

季節の草花苗づくり

「大寒」以後は極寒

2016年01月27日 | 花の写真

昨年末からの記録的な暖冬だったのに、二十四節気「大寒」に合わせたようにこの冬一番

の大寒波が京都にも流れ込みました。その影響でこの数日は日中でも冷蔵庫の中にいる

ような寒さで後期高齢者を困らせています。

それでも午前5時半スタートの早朝ウオーキング・スロージョギングは雪の日以外は続けて

いましたし「見守り隊」も休まず続けています。

見守り隊は花街上七軒通りに立っていて通学途中の小・中学校へ登校する子たちと

挨拶を交わしていますが、たまたま登校時に雪が激しく舞っていたので写しました。

        

この見守り隊活動へは、高2の孫娘が小学校入学した年から参加していますので、

11年が過ぎようとしています。ほんの小さな取るに足らないようなボランティア活動

ですが、年寄にとっては楽しみなのです。楽しいから続けられるのです。

校区の小学校では 「ア」あかるく  「イ」いつでも  「サ」さきに  「ツ」つづけて

挨拶しようと、指導が行き届いていて子どもたちは元気にあいさつしてくれます。

元気づけるはずがかえって子供たちから元気をもらっているわけです。

それに立っている場所の近くの住民の方や、通行される方とも顔見知りが増え、

挨拶や会話を交わすことも楽しみです。

さて、雪の中の見守り隊活動を終えて自宅へ帰る途中、北野天満宮の中を通り

雪景色を写したので紹介します。まずは東門をくぐって見える本殿横側。

本殿東側の参道から中門へ。

撫で牛の中でも一番大きく赤目で有名の牛臥像。

ついでに雪をかぶった白梅、紅梅。

続いて、25日の初天神の日に「梅苑」に入園(茶菓付700円)下したのでその時

の風景も。縁日は多くの人出、でも梅林の梅は咲き始めでチラホラ、入園者もまばら。

紙屋川沿いの道にはうっすらと雪化粧が。

紙屋川沿いからお土居の上の見晴台を見上げたところ。

最後に、いつものように今週の花ですが目新しい花がありません。梅の花の花弁

が光線で透けてるような写真を2枚。

下の薄緑の楕円球状、フキノトウです。場所は北野天満宮北門横の橋付近。

フエンスで囲まれた中、約5メートル離れたとこで見つけたのですが、近寄れ

ませんでした。どうにか写したのがこの写真です。

二十四節気「大寒」は七十二候では「款冬華」と。この款冬とは蕗のことだそうで、

蕗の花がつぼみを出す頃、春は間もなくやってくるといっているわけです。

 

 

 

 


初春の風物詩

2016年01月20日 | 花の写真

例年より随分遅れて、二十四節気の「大寒」の今朝初積雪がありました。年始からずっと

季節が前倒しになっていたのが、この一週間は後ずさり、平年並みの寒さが続き今朝の

雪には開いた梅の花も驚いていることでしょう。

見守り隊に出かける7時50分ごろから雪が激しく舞い、見守り隊を終わって帰る頃には

やんでいました。まずは雪の天満宮。

 

さて、年明けの風物詩と言えば都大路を突っ走る全国女子駅伝大会があげられます。

自宅の近くに第一中継点がある地の利を生かし観戦するのが私の楽しみです。

地元京都の活躍ぶりを見るのも楽しみですが、開催日1月17日は21年前の阪神

淡路大震災の起きた日ということで兵庫の活躍ぶりや、それに今年の五輪に出場する

選手の姿を直接見ることも楽しみでした。

まずは1区の選手の力走ぶり。中継点の約200m手前のラストスパート、京都の菅野選手

はトップと7秒差の6番。選手の表情や沿道の応援者の表情が私としてはよく取れたほう。

次の写真は復路アンカーの力走、97秒差を追いつき追い越した愛知の鈴木選手です。

絞り込んだ全身とフオームの美しさにカメラから目を離して見とれました。

京都の奥野選手はこの前を走っていたのですが素人の私の目には絞り込まれていない

体躯、特に上半身が重そうに見えました。自己最高記録より1分遅かったのには当日の

調子のほかにも原因が?

下は並走するこの時点では3位集団、兵庫(竹地)と群馬(西原)選手、視線は前を行く

選手をしっかりとらえて。息遣いの音が聞こえ火花を散らす熱い戦いでした。

下の写真は37位の徳島県の伊藤選手、下位の選手をレポートバイクが並走するのは

リオ五輪代表内定選手だからでしょう。

 

風物詩と言えば16・17日は大学センター試験ということもあって、合格祈願の参拝者で

にぎわっていました。絵馬掛け所には絵馬が鈴なりです。

日本人だけでなく外人さんも多く来られていて、絵馬を手に取って眺めたり、梅の花を

カメラに収めたりしていました。

京都の梅の名所としても有名な北野天満宮は、今年は暖冬の影響で梅の花の開花も

早く、毎年2月の節分の頃から梅苑の有料公開は前倒しして1月23日から。

公開目前の梅の様子を写した写真をいくつか紹介します。

まず本殿裏側、車椅子の老婆を梅見物にお連れされた女性。多分母娘でしょう。娘さん

の拝んでおられる姿に心打たれました。

赤目牛の前での記念撮影をするグループ。お連れさんの男性が少し御気の毒。

久しぶりの雨に濡れた花。

最後に花を咥えたヒヨドリ。メジロを探しているのですがお目にかかれず。

いつもであれば最後に今週の花の写真で締めくくるのですが今回は新しく

紹介する花がありません。ですから梅の花の写真でで私のお気に入りを紹介して

終わりにします。

 

 

         

 

 

 

 


野草にも春の兆しが

2016年01月13日 | 花の写真

成人の日の早朝、タンポポのつぼみを見つけました。夜あけ前の5時過ぎにスタートする

早朝ウオーキング途中、日・祝日は80分ほど歩いたのち自宅近くの早朝から営業している

喫茶店に立ち寄って、ホットコーヒーを飲むのがささやかな楽しみにしています。

その喫茶店の低木生垣の根元にふと目をやるとタンポポのつぼみがあるのを見つけました。

開ききるだけの温かさでないためか、毎朝観察するのですがこの状態のままです。

今年の冬は記録的な暖冬で、早や咲きの梅も次から次へと開花していると先週書いた

のですが、よもや春咲く野草までが開花し始めているとは思いもつきませんでした。

タンポポに出会ってからは毎日午前中に近辺を観察してみました。その結果スミレ

・ゴギョウを探し当てました。

ゴギョウ(ハハコグサ)は春の七草のひとつ、椿の根元に咲いていたのをパチリと。

タンポポ・スミレ・ゴギョウは道端や空き地などどこでも生えている多年草で、春に

なれば探す苦労もいらないほどあちらこちらでお目にかかれる野草です。

そんなありふれた草花なのに季節を先取りして咲き始めた花を見つけると、80手前

の私の心が小さくときめくのです。

その理由は何かで読んだ記憶があるのですが「日本人は花や鳥・虫に初めて出会う

ことから季節の移り変わりを知る感性がある」からと。多分私にも先ぶれに敏感だという

感性が残っているのだと思います。

これらのほかに、真冬であるのに季節感を狂わせる花が平野神社の境内にありました。

小菊です。椿の花柄の中で群生して咲いていました。

 

最後に今週の花、「蝋梅」です。花弁は分厚くロウのような質感があり、非常によい

芳香を放つ花、梅に先駆けて咲き始める花木です。

下の二枚の写真は花の芯が暗紫色で「和ロウバイ」という種類、この種類の蝋梅の

花が北野天満宮の境内で咲き始めたので取り上げました。

ついでに下の花の色が少し薄い黄色くて花の芯まで黄色いのが素心ロウバイ。

 (蝋梅には素心ロウバイ・和ロウバイとあるのですが私のメモでは以上でしたが

ひょっとして逆かも?)


穏やかで暖かいお正月

2016年01月06日 | 花の写真

新年あけましておめでとうございます。

今年最初のブログを投稿する今日6日は、これから寒さが厳しくなると告げる「小寒」です。

この年末から年始にかけての暖かさ、「初春」というよりも「春本番」といった感じの穏やかな

日差しと陽気で幸いでした。

傘寿(80歳)の正月、今更かしこまって「新年の抱負・決意」はありません。年賀状にも

書いたのですが「夫婦そろって、病気などで日常生活が制限されることもなく、元気で楽しく

老後の生活を過ごす」ことに幸せを感じ感謝しています。

私たち夫婦は体育の教師でした。教え子たちに健康の大切さや維持増進について教えてきた

手前、自らもその実践者であらねばと思い続けてきました。ですから「健康寿命」を男性の

「平均寿命」に到達しさらに女性のそれに近づこうとしていることには小さな誇りを感じています。

正月元旦の昼は長男一家との会食、小学校の教頭の長男と酒を酌み交わしながら、彼の

話す端々から私よりも人間的にずっとできた存在であることを感じ、また二日は公認会計士と

して独立した二男一家を相手に苦労話などを聞きながらも親としての安堵感に浸っていました。

 

さて、今年最初の花の写真は北野天満宮の紅白の梅の花です。例年はこの時期に

天満宮境内・梅園に植わる約50種1500本の中から一~二輪早咲き始めた梅の花を

探し、厳寒の中からかすかな春の訪れを感じたものです。

でも今年は違って早咲き種の中にはもう五分咲きの樹もあり、境内のどこでも開花した花を

探せます。

その中から背景をぼかして1・2輪をアップした画像の中で私として出来の良い2枚。

この陽気続きで平野神社の十月桜(寒桜)も七・八分咲きです。花径1~2㎝の

薄ピンクの花ですが木全体に咲く姿は美しく存在感を感じさせられます。

数輪をアップで写してみました。

梅・桜のほかにも寒椿や睡蓮が咲き誇っていて、ついついカメラを向けてしまいました。

ただ、椿は花弁すべてがきれいなものを探してみるのですがそれが案外難しいでした。

水仙は花の位置が地面に近く背景を選ぶのに苦労しました。

最後に私たち夫婦の近況写真です。毎年年末には近場の温泉へ一泊旅行をして

明石の「魚の棚」で正月用品を買うことにしています。

        

今年も毎日の生活を平々凡々と暮らすことを幸せに感じ、元気で長生きできること目指す

様子を一週間に一度綴ってい着ます。