ご近所のお寺の渋柿の実に色がさし始めました。ウオーク途中出会うザクロの実の色も
赤みをまし、街路樹の銀杏並木の下には黄色く熟した銀杏の実が落ち始めています。
お彼岸も過ぎました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、今年は彼岸が過ぎても
日中は暑さが残り、なかなか秋にはなりきれません。
でも夜明けの虫の声、見上げる空の色と雲の形、早朝散歩で感じる風の涼しさ等、
五感を通して秋の訪れを感じます。
中2の孫が毎夕、部活動帰りにスポーツドリンクを飲みに立ち寄ります。
6時頃だというのにすっかり日が沈み日没の時間が毎日早くなるのを実感します。
孫の汗と土誇りで汚れた顔、練習で疲れ切った様子で練習のことや部活動仲間のこと、
不満や愚痴を少し吐き出しながら一服してから、残り百mほどの道のりを帰ります。
私も若かった頃は日が暮れるまで部活動指導に熱中していました。日が暮れてやっと
職員室に戻り、それからがその日のデスクワーク、明日の授業の準備などをこなし、
校門を出るのが7時8時が常態でした。その勤務実態が昔も今も変わりません。
先日、NHKの「関西熱視線」と言う番組を見ていたら「先生の働き方改革」を取り上げて
いました。小・中学校の教諭の勤務時間が平均で一日当たり11時間以上、小の3割
中の6割が「過労死ライン」を超えているということに関してです。
昔(私の現役の頃)に比べると、大変だという実態だけでも明らかにされたことだけでも
進歩です。でも、ではどのように解決するか、その方策は百論出ても一つも決まりません。
部活に打ち込む孫を見ながら、先生方のご努力に感謝するとともに、何とかしてほしい
と願う老人です。
秋の花の写真、今回は「萩(ハギ)」です。草冠に秋と書くように秋を代表する花です。
花は一つ一つ小さく、花色も白色・薄桃色と控えめで、奥ゆかしさを感じさせられます。
出町柳の近くの「常林寺」と御所の東南の「梨の木神社」の二か所の萩の花をカメラに
収めてきました。
参道を挟んで小さな滝のように枝が枝垂れる風景は美しいですが、参拝客が多く
カメラシャッターチャンスに苦労しました。
常林寺には早くも金木犀が咲き始めていました。
梨の木神社はちょうど見ごろで、参拝客でにぎわっていました。
花が小さく、人を背景に入れて花を引き立てようと試みました。
「弓」を奉納されていました。