草花探訪

季節の草花苗づくり

お彼岸過ぎて

2017年09月27日 | 花の写真

ご近所のお寺の渋柿の実に色がさし始めました。ウオーク途中出会うザクロの実の色も

赤みをまし、街路樹の銀杏並木の下には黄色く熟した銀杏の実が落ち始めています。

お彼岸も過ぎました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、今年は彼岸が過ぎても

日中は暑さが残り、なかなか秋にはなりきれません。

でも夜明けの虫の声、見上げる空の色と雲の形、早朝散歩で感じる風の涼しさ等、

五感を通して秋の訪れを感じます。

 

中2の孫が毎夕、部活動帰りにスポーツドリンクを飲みに立ち寄ります。

6時頃だというのにすっかり日が沈み日没の時間が毎日早くなるのを実感します。

孫の汗と土誇りで汚れた顔、練習で疲れ切った様子で練習のことや部活動仲間のこと、

不満や愚痴を少し吐き出しながら一服してから、残り百mほどの道のりを帰ります。

私も若かった頃は日が暮れるまで部活動指導に熱中していました。日が暮れてやっと

職員室に戻り、それからがその日のデスクワーク、明日の授業の準備などをこなし、

校門を出るのが7時8時が常態でした。その勤務実態が昔も今も変わりません。

 

先日、NHKの「関西熱視線」と言う番組を見ていたら「先生の働き方改革」を取り上げて

いました。小・中学校の教諭の勤務時間が平均で一日当たり11時間以上、小の3割

中の6割が「過労死ライン」を超えているということに関してです。

昔(私の現役の頃)に比べると、大変だという実態だけでも明らかにされたことだけでも

進歩です。でも、ではどのように解決するか、その方策は百論出ても一つも決まりません。

部活に打ち込む孫を見ながら、先生方のご努力に感謝するとともに、何とかしてほしい

と願う老人です。

 

秋の花の写真、今回は「萩(ハギ)」です。草冠に秋と書くように秋を代表する花です。

花は一つ一つ小さく、花色も白色・薄桃色と控えめで、奥ゆかしさを感じさせられます。

出町柳の近くの「常林寺」と御所の東南の「梨の木神社」の二か所の萩の花をカメラに

収めてきました。

参道を挟んで小さな滝のように枝が枝垂れる風景は美しいですが、参拝客が多く

カメラシャッターチャンスに苦労しました。

常林寺には早くも金木犀が咲き始めていました。

梨の木神社はちょうど見ごろで、参拝客でにぎわっていました。

     

 

花が小さく、人を背景に入れて花を引き立てようと試みました。

 

    

 

「弓」を奉納されていました。

 

 

 

 


敬老の日に思うこと

2017年09月20日 | 花の写真

今年も地域住民協議会から「赤飯・和菓子」のお祝い品が届きました。75歳以上が

対象者で、校区住民約2400戸約7200人の人口の17%1230人がその対象者だとか。

幸い私たち夫婦は介護を必要とせずに、近所に住む息子夫婦達の世話にならずに

過ごしてきました、ありがたいことです。何とかこのまま健康寿命を延ばしていきたいです。

 

そのためにも今、気になっている言葉に「ロコモティブシンドローム」(ロコモ)があります。

ロコモとは”運動器”の障害によって、立つ・歩く機能が低下した状態をいうのだそうです。

そして次のような動きの衰えを感じたら危険信号と、具体例を挙げています。

「*ちょっとした段差でつまずく   *バスや電車でよろけやすい  *下りの階段が不安

*階段に手すりがないと不安  *歩幅が狭くなった  *靴下を片足立ちで履けない」

一つでもあれば危険信号だそうですが私には二つもあるのです。

「年齢の割にはずっと元気そう」「とてもOO歳には見えない」とか、つい最近まで言われて

いたように思うのに。

運動器の機能低下で怖いのは転倒による骨折です。だから油断と過信は大敵です。

先日、私は自転車走行中お年寄りの自転車に当たられて転倒したことがありました。

自転車走行中に倒れる、少し前までは考えられない出来事です。しかも倒れ方が無様で

腰骨を強打して2週間ほど腰の曲げ伸ばしができませんでした。だからショックでした。

ロコモの予防は「バランス能力・筋力の低下を防ぐための運動」が大切です。

だから少しぐらいのつらさ、眠たさを克服しなければなりません。まずは早朝ウオークを

確実に実施することから。

今週は朝のウオークのほか、花の写真を写しに廣澤の池方面と御所の梨の木神社へ

出かけました。

今回は季節の花のうち「ヒガンバナ」の写真です。

まずはご近所の平野神社で写したヒガンバナ。桜の古木の根元に咲く彼岸花、雨の後の

雨露たらすヒガンバナです。

彼岸の頃に咲くからこの名がついているのですが、本当に見事なぐらいきっちりと

お彼岸の頃に咲きます。猛暑が9月中旬まで続いたのに、ある日涼しくなってきたなあと

感じた日、突然に茎が伸びて、鮮やかな赤色の花を咲かせ始めました。

この花は田んぼの畦道や土手に咲き、色づき始めた稲穂と黄緑が刈った稲の葉

との色合いが特に似合うように思います。子どもの頃の郷愁を感じさせてくれます。

或る書によると、田んぼのあぜ道に植えられているのはネズミが穴をあけるのを

防ぐためと、飢餓の際の食料にするためだとか。

今では廣澤の池から嵯峨野方面に足を延ばさないとみられません。

愛宕山を背景に写しました。コスモスが咲き始めた池の辺から一枚。

     

ヒガンバナには毒があると子どもの頃聞かされていたのが今も記憶に残り、蝶が

蜜を吸う姿を不思議な気持ちでパチリと。

 


休み明けて2週間

2017年09月13日 | 花の写真

早朝散歩を始める朝5時頃は空気もひんやりして少し快適な気候になりました。空を眺め

ても夏から秋へ移り変わっていくのを感じます。虫の声も蝉からコオロギへ、空についいと

現れる赤とんぼを見ると秋だなあと感じます。。

気持ちが良い空気感なのに私は熱中症の影響をずるずると引きずって、まだすっきりしません。

「体がだるい、元気が出ない」のです。そのうえ内緒にしていましたが自転車で転倒して腰を強打、

腰の屈伸が苦痛。

 

さて、夏休みも明けて2週間、登校する子供たちの中にも気になる子がいますので、自分自身に

言い聞かせるように「元気出せよ」と声掛け挨拶する見守り隊の私です。

現職時代、特に晩年困難校と噂された中学校の管理職であった頃、教職員へ「朝起きるのも

学校に行くのもめんどくさい、授業中も気が散って身が入らない子どもたち」に細心の気配りと

指導をお願いしたことを思い出します。「夏休みボケ」からそろそろ調子を切り替える頃、この

頃がターニングポイントだと。

 

9月に入って早や2週間、老人会の活動も活発になり、私は多忙な日々を過ごしています。

「全市老人会リーダー研修会」では久しく遠ざかっていた座学でみっちり絞られてきました。

どこの老人会も共通する問題は「会員の減少」と「リーダーの高齢化」です。

60歳以上の人口は年々増加、そして「何か社会に役立つことをしたい」と思っている人が

多いという調査報告があるのに。

老人会は60歳以上の「健康づくり・仲間づくり・楽しさづくり」にお役に立ちたいと思い活動

しているボランティア団体です。思いを行動にうつせていない老人が多いというのが現実。

ボヤキはやめて上京区の「交通安全ウオーキング」に地域の仲間と参加したり、地域の

公園清掃活動に参加したりしてきたことを報告します。

17学区から各10名の参加、胴周りのはみ肉が気になる私も。

 

最後に、毎週水曜日の定期便、季節その時々の花の写真を紹介してきています。

秋と言えば「秋の七草」が目に浮かびますが、多くは自然の中にひっそりと咲く地味な

花たちです。

園芸品種で改良されてる花たちと違って、野山に自生している花姿の美しさ大切にしている花。

京都府立植物園で6種類の花を見つけましたので紹介します。

まずはススキ・フジバカマ・オミナエシです。

     

続いてキキョウ・ハギ・ナデシコです。

     

今年も葛(クズ)の花を見つけることできません。


秋の気配が

2017年09月06日 | 花の写真

8月末までの猛暑と熱帯夜で苦しんでいたのがウソのようにある日突然に秋が訪れた、

そんな感じの一週間でした。そしてさわやかなニュースが続きました。

 

なんといってもダメトラと皮肉っていた阪神が、8月の月間成績が17勝9敗1分け、

一か月前広島との差が11ゲームもあったのをなんと5.5ゲーム差にまで縮めたこと。

(私はもうこれで十分です。今年のタイガースはよくやりました)

それにサッカーWカップ予選でオーストラリアに快勝して本戦への出場を決めたことや、

種目別の世界大会で柔道が8個の金メダルを獲得、バドミントンも金を獲得と朗報続き

でした。

華々しいスポーツ面に比べ政治・社会面では眞子さんの婚約ぐらいですが……。

 

一気に秋めいてきたので、花や風景からも秋の訪れを見つけようと、相変わらずの

5時からの早朝ウオーキングで探してみました。

一足早く咲き始めたヒガンバナと、色づき始めたムラサキシキブを見つけましたので

紹介します。

白色ヒガンバナは「桜谷文庫」の庭に20本余りが群生。鉄柵越しにぱちりと。

赤い花なら曼珠沙華、でも赤色は咲いていません。平野神社桜庭で蕾を見つけたので。

     

平野神社にはムラサキシキブの実が色づき始めていました。

 

夜が明けるのが遅くなりました。新聞の気象欄によると京都の夜明けは5時半過ぎ。

私が歩き始める頃はまだ夜の暗闇、コオロギの声を聞きながら20分ほど歩くとヤット夜明け。

でも、夜が明けて行くのは早く、気が付けば、空にはうろこ雲が。

写真は我が家のすぐ横隣の観音寺とうろこ雲、天満宮東門前の鳥居とうろこ雲。

     

天満宮を通り過ぎて西の方向へ歩いていくと平野神社がありますが、ここではムラサキシキブ

のほかに、桜の葉が色づき始めていて秋の訪れを教えてくれます。

半そででは肌寒さを感じる昨今ですが、1日8千歩を2日歩いて1日休みのペースで、秋を感じ

秋らしい風景や花と出会えるのを楽しみに頑張っている81歳の老人です。

     

さわやかな秋の訪れを書いてきましたが、締めくくりは気が滅入っている出来事です。

先日各紙に「中学校長酒気帯び運転で依願退職」との見出しで、全国に報じられた

件です。

記事の張本人は私と苦楽をともにし、片腕となって頑張ってくれたかっての仲間でした。

「教育困難校」と言われる学校ばかりを進んで歴任し、見事に問題を解決、成果を

上げてきた、素晴らしいやつなのです。

俗にいう「ダメ教師」「問題教師」とは対極にあるような彼が、どうしてとこんなことをと

返す返すも残念でなりません。

さわやかな秋の訪れを、取り返しのつかない事をしでかしてと、嘆きむなしさ悔しさで

覆い隠されている私です。