草花探訪

季節の草花苗づくり

桜前線北上開始

2015年03月25日 | 花の写真

「春に三日の晴れ間なし」のことわざがあるように、春の空は気まぐれです。

春分の日、京都は20度越えのポカポカ陽気でした。ところが2~3日前には一転して

真冬並みの寒さに逆戻り、今朝(25日)の北野天満宮本殿の檜皮葺は霜で白く光って

いました。

さて、今回は弥生三月最終号、三月と言えば別れ巣立ちの季節です。先週に続き今週

もトップを飾る写真は小学校の卒業式の一コマです。

地元の小学校、西陣地域の学校ということもあってなのか、卒業生27人中

男子5人が和服正装だったのには驚きました。

20年ほど前、”ツッパリ生徒”に有終の美を飾らせようと、卒業式前夜遅くまで

頭髪・服装指導にエネルギーをそそいだころを思い出し、隔世の感で眺めて

いました。また、卒業式の最後は参列者全員で「蛍の光」斉唱と思いこんで

いた私、京都市内の小学校では10年ももっと前から歌われてないと知って、

更に驚きでした。

さて、前書きが長くなりましたが本題の「今週の花」に入ります。

まずは”桃の花”です。梅・桃・桜の順に開花する春の花木の代表たち、桃が

ようやく開花したとの情報をえて御所の桃林に出かけました。

桃・梅・桜の一重咲き(花弁5枚)の花の違いを検索すると、花弁の先端が

とがっているのが桃、割れているのが桜、丸いのが梅とありましたが。

八重咲きの花では区別無理でした。

咲いている様子が「桜は枝からこぼれるように咲き」、「梅と桃は枝にくっついて

咲く」の方が手掛かりになるのでは?

最後は桜についてです。

サクラは日本原産です。サクラと言えば「ソメイヨシノ」をさすように目につく

桜の80%がこの種類です。3月21日に鹿児島をスタートした桜前線、京都

到着?は26日の予定とか。

北野界隈に住む私にいち早く開花を予報してくれる「影の標準木」が、平野神社

の魁桜と御所の近衛邸跡の糸桜です。ともに一重咲き枝垂れ桜の種類です。

 

両場所のソメイヨシノサクラはつぼみ膨らむといった様子で開花予報どおり

26日ごろでしょう。

ただ、私の散歩コースにはすでに二か所(北野歌舞練場庭・府立盲学校)

で開花していますので、探し歩けばもっとほかにも咲いている木が.

今回は平野神社で魁桜のほかに咲く桜を紹介して終わりにします。

まず「河津桜」です。今年は花つきが悪く寂しい姿です。

陽光桜です。今が見ごろです。

最後に3種の桜、寒緋桜と寒桜(十月桜)と山桜です。

 

 


ここにも春が

2015年03月18日 | 花の写真

毎週水曜日に綴っているこのブログ、先週の水曜日の最高気温が6.5度と真冬並み。

ところが昨日の京都は「春本番 ポカポカ陽気」の見出し、最高気温は22.1度と寒暖の

差に戸惑うこの一週間でもありました。

さて、冬と春が交差するこの時期、春の訪れを知らせるものに「卒業式」があります。

京都市では中学校の卒業式が3月15日に決まってます。(今年は日曜日だったので

その前々日の13日でしたが)例年この日は冷え込みが強いのですが、今年は珍しく

穏やかな好天に恵まれ、地域のK中学校へ出かけて門出を写してきました。

在校生や保護者が拍手で見送る中、喜びの中にほっとしたような表情を見せる

担任を先頭に、校門へ歩む卒業生たちの喜びにあふれた表情。

中学教師をしていた私は卒業式と聞くと春を感じるのです。

現職だった約20年前、当時は全国的に校内暴力の嵐が吹き続けていました。

その時代を反映して、生徒会主催「卒業生を送る会」にエネルギーを結集させ、

生徒の力で荒れる?生徒を抱え込み、”贈る言葉”の曲の全校合唱で突っ張る

生徒たちの涙を見た懐かしい思い出。

卒業式での卒業生が合唱する曲は「仰げば尊し」斉唱ではなく、”巣立ちの歌”

合唱でした。音楽担当の先生のご苦労で素晴らしいハーモニーを聞かせても

らった懐かしい思い出等がよみがえります。

さて、今週は春を探して、ウオーキングを北野・平野から竜安寺や植物園へと。

昨年の今ごろ、竜安寺ではユキヤナギが咲き始めていたはずなのに今年は

咲いてませんでした。わずかに池に向かってたれている一本が下の写真です。

勿論、染井吉野桜のつぼみ固く、枯れたような木々の中ヤブツバキの赤色が

色沿いを添えていました。

北野ではサンシュユがようやく開花、別名「春黄金花」の小花を木一面に

咲かせる早春を代表する花木。民謡「ひえつき節」の一節に歌われてます。

桜の名所平野、例年なら「魁桜」(彼岸一重しだれ桜)が開花し始めるのですが

今年はつぼみ固し。やっと少し膨らんだソメイヨシノのつぼみです。

ここには十月桜が冬の間咲き続けています。

桃桜は一足早くほぼ満開。

植物園ではタンポポを見つけました。今春初お目見えです。

ここの寒桜は今が満開です。

寒緋桜も開花間近。

気象庁の染井吉野桜の開花予報は京都が3月26日、その一週間~十日後

が満開のはずです。来週は桜の花を紹介できるでしょう。

今秋の最後の写真は園児たちの表情と見守る先生のまなざし。

最初に登場した中学校の先生のまなざしといい、幼稚園の先生のまなざし

といい、温かい心が伝わってきます。

川崎市のあの凄惨な事件、数十回メールを送った、数回家庭訪問をしたが

あえなかったと言うあの担任の先生、顔と顔を合わせる努力を、もっともっと

してほしかったと悔やむオールド教師の私です。

 

 

 

 

 

 

 


春を探しにパート2

2015年03月11日 | 花の写真

三月の声を聴いて、私は相変わらず春の訪れを探しながら、日課のウオーキングを

続けています。老人の暇つぶしと半ば自嘲しながら。

でも私だけでなく私たち日本人は、花・鳥・虫に初めて出会うことから春の訪れを知る

感性あり、四季の移り変わりが際立っているから「さきぶれ」に敏感だと、何かで読んだ

記憶があります。歳を食ってますが私も一日本人のようです。

私のメモ帳(血圧測定の記録が中心)を繰って、土筆・フキノトウ・スミレと初めて出会

った日をめどに先週探し紹介しました。今週はその続きです。

まずは薄青色のスミレです。先週は濃い青色のスミレでしたが、花色も花弁の

大きさも一回り小型、可憐な花です。場所は北野の「梅苑」、ほとんどの人は

梅に気を取られ気づかないようです。

昨年2月28日に出会ったタンポポは植物園まで出かけましたが出会えません。

花のつぼみや木の芽を探してきたのでそれを紹介。サンシュジュ(春黄金)の

蕾と、柳の木の芽。

マンサクの花とフクジュソウです。

早春の花展でチューリップとサイネリア、背景ぼかしを試みて。

毎週北野天満宮の梅を紹介してきていますが、FBのお友達が素敵な写真を

見せてくださってますので角度を変えて風景写真を。

梅は今が見ごろです。

最後にウオーキング中に出会った小鳥と梅の花の写真を。せっかくのデジ一

も、ピント合わせで手間取りピンボケです。

 

 

 

 

 

 

 

 


春を探しに

2015年03月04日 | 花の写真

天気の移り変わりはめまぐるしく「春に三日の晴れ間なし」の通り、この一週間の空模様は

日替わりでした。それでも「一雨一度」と言われるように確実に温かくなって天満宮の梅も

「見頃」です。平日でも観梅客でにぎわっています。

この時期、ウオーキングの楽しみは春の花を見つけることです。”どこかで春が生まれてる

 どこかで芽が出る音がする”の童謡のフレーズがつい口ずさんでしまいます。

まずはツクシとスミレです。

土筆はは梅苑の中、梅の木の根元に生えていましたが柵の中で近寄れず、

スミレはご近所のブロック塀にそって咲いていました。

ということは今勉強中のはい背景ぼかしができず、たんなる記録写真。

つぎに花木ではアセビとジンチョウゲを見つけました。

どちらも住宅の庭木、背景ぼかしを試みましたが背景色までは選べませんでした。

ともに低木庭木として利用されよく見かける花、アセビは枝葉に「アセボチン」

という有毒成分を含んでいて、馬が食べると酔って足がなえるなえることから、

漢字で馬酔木と書き表されています。子供の頃に摘みかえって、ヒガンバナの時

と同様に母親に叱られた思い出の花です。

沈丁花は、初夏のクチナシ仲秋のキンモクセイと並んで芳香を香らせる代表的

な花木です。

念願の一眼レフを手に入れて、PS教室での一眼レフの勉強会に参加しています。

先週の25日に北野天満宮で「ピント合わせと背景ぼかし」の実習をしました。

二番煎じの写真になりますがなるべく違ったアングルの写真を数枚紹介します。

まずは背景ぼかしの紅白の梅の花。

次に天満宮らしい風景を入れて写したなかから。

ついでに天満宮の風景を。

最後に蛇足の3枚を。梅花祭の野点の混雑ぶりと紅白の花を背景に

して園児の記念撮影、そして80手前の老夫婦。