竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

被災地支援 その1 昭和女子大のインターンシップ。

2012-09-24 08:32:34 | 被災地ボランティア
16日(日曜)の夜出発して、17日18日19日20日と活動をして、
21日の朝東京に戻って来ました。
 
17日18日のことは後で書きますが、19日に同級生に関係のある出来事がありました。
 
19日は大船渡のカフェ隊に参加することになっていました。
いつもならこのカフェ隊は何人かボランティアを募集して、
出発前にタッピングタッチという癒し効果を目指す軽いタッチを練習するのです。
今回は隊長の佐々木洋枝さんと運転者と私の3人だけで出発しました。
大船渡のまごころネット事務所で学生4人が参加するので、
そこで前もって学生達にかご編みの講習をして欲しいということでした。
 
事務所に行ってみると女子学生4人がいました。
昭和女子大の3年生3人と短大の1年生です。
昭和女子大?同級生が教えている学校です。
一人の学生が彼のの授業に出たと言っていました。
 
新聞社の政治部その他の編集長たちのが来て、
問題の捉え方や企画の仕方などの話をしてくれたということでした。
 
インターンシップというのはよく知らない制度ですが、
大学生や高校生が就職を決める前に、
その職業を経験するということのようです。
最近は就職してもすぐ辞める学生が多いので、
自分の志望とのミスマッチを避けさせようというものなのでしょう。
 
学生達は2班に別れ、2人は運転者といっしょに別な仮設に行き、
2人がかご編みの手伝いです。

 
私たちが今回行くところは小さな仮設住宅で、全部で5棟、その内4棟に入居者がいて、場所は大きなスーパーの後ろ、買い物などには便利な場所です。
 
入居者は高齢その他で車椅子を使う人たちです。
仮設の一室が談話室になっていて支援員の女性が二人常駐しています。
大船渡カフェ隊はしばしばここに来るらしく、カフェ隊で来た人たちの写真や、
支援員が作った紙の薔薇や花束が飾ってありました。

 
住人の一人の女性は一番かご編みを期待していたんだけれど、
家の中に工事が入って遅れてくるとのことでした。
 
支援員2人と高齢女性の2人の4人で編むことになって、
学生達は高齢の女性を手伝っていました。
2人とも学生達に大喜びで、まるで孫のようだと嬉しそうでした。
 
2人とも一人暮らしで、一人は86歳、震災前に娘さんを亡くしていて、
孫もいないとのことでした。でもその場では元気そうでした。
もう一人は70代、精しい話は聞けませんでしたが、
学生達に手伝ってもらってとても喜んでいました。
 
この仮設には男性の一人暮らしの人もいますが、
ほとんど外に出ず、タバコ好きで煙が溢れる部屋で暮らしているとか。
そこには隊長の佐々木さんが一人でお茶を持っていきました。

 
かごが出来た後支援員さんがまだ来ない人の分も作るといって、
もう一度挑戦していました。
 
こんな小さな仮設にやってきて、毎回いろいろな支援活動をやっている
大船渡のカフェ隊の活動は、まさに被災者に寄り添うという形です。
カフェ隊や支援員さんの優しさに触れて、ちょっと感動しましたね。
 
架設を出るとき車椅子で外に出て見送ってくれました。


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