小平市にはオープンガーデンと言うシステムがあります。
いつも花をきれいに咲かせている庭を、一般に開放してもらって、
市民がその庭を観賞できるのです。
玉川上水沿いにもあり、よくそこに入っては花の写真を撮らせてもらいます。
そこは農家の畑で、入り口には兎の陶人形が飾られ、
時々自園の花や野菜が売られています。
ハナトラノオやクサキョウチクトウ、キク科の花々が咲き乱れています。
その中にめずらしい花を見つけました。
ウイキョウ(茴香)、平安時代に薬草として渡来したといいます。
それからゴジカ(午時花)こちらは江戸時代に薬草として渡来、
原産地はインドでインドでは田の雑草と見られているそうです。
どちらも薬草としてわざわざ招来されたものでしょうが、
今ではいろいろな植物が勝手にどんどん入ってきて広がっています。
鉄道線路沿いや河川の土手にはいち早く帰化植物があらわれます。
オープンガーデンまで行かなくとも、道路沿いのちょっとしたスペースに、
近所の人達が花を植えて楽しんでいる風景は、
江戸時代以来の花好きの伝統が、
下町だけじゃなく郊外の新開地にも広がっていることを思わせます。
静岡の山村の農家の庭先も花がいっぱい。
日本は自然にも恵まれて、花の国なんですね。
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