竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

最後の陸前高田訪問

2012-12-04 14:52:05 | 被災地ボランティア
3日の朝陸前高田から帰ってきました。
10月から遠野まごころネットに頼らず自分で高田に往復してきました。
今回が最後の陸前高田訪問になります。
 
午前中は下壷仮設、午後は長部のコミュニティセンターです。
停留所の市役所前から下壷仮設までは歩いていきます。
仮設の市役所。

ところどころで山を伐り開いて宅地造成をしていました。

平地は全部津波を被ってしまったので、宅地にする場所が少ないのです。

 
旧市街地は山際に8メートルほどかさ上げして、商店街を作ると言うことですが、
まだ津波で破壊されたビルの残骸を片付け始めた段階で、
復興は大分先のことになりそうです。
 
下壷では前もって集会所を開いておいてくれるので早く着いたらそこで一休み。
教室が終わるとお昼を用意してくれています。
そして車で長部のコミュセンまで送ってもらいます。
 
そして長部での教室が終わると市役所前まで送ってもらいました。
夕食は途中のラーメン屋で食べましたが、そのお金も出してもらいました。
 
ボランティア活動と言っても結構皆さんの世話になっています。
おまけに今回はそれぞれの教室で生徒さんから謝礼を貰いました。
散々お世話になりながら謝礼を貰うわけには行かないので、
その分クラフトテープを送ることにしました。
 
ボランティア活動でどこに行っても、地域の繋がりの強さを感じます。
大昔からそうやって苦しい時には助け合ってしのいできたのでしょう。
力を持った人が自然にそれを発揮してみんなに役立てる、
それが日本社会を底辺から支える力になっているのでしょう。
都会ではあまり見られない地方の強さです。
 
今度の震災でそんな底力を随所で感じました。
そこに都会の若い人たちが参加してボランティアとして活動しています。
私などは生まれ故郷だから当然のこととして、
縁もゆかりもない人たちが活動しているのを見ると頭が下がります。
そして日本の底力と未来を信じる気持ちになります。
 
自分が行動することで、自分の未来も見えてきます。

昨年の4月から今回まで、いろいろな形で被災地を訪れてきました。
自己中心的で身勝手な私には貴重な体験でした。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
 


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