小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

最大の障壁

2007年09月13日 | その他
 「禁煙してから一年」の続きです。
 
 喫煙歴20年以上、一日50本近く吸ってたチェーンスモカー&ヘビースモーカーの私にとって、禁煙最大の障壁は強烈な禁断症状でした。
 
 ためしてガッテン情報によると、「煙草に含まれるニコチンが情報伝達物質アセチルコリンの代わりに働く」⇒「喫煙習慣によりアセチルコリンが減少」⇒「禁煙するとアセチルコリン不足のため頭が回らなくなる」というメカニズムらしいです。
 だから煙草には強い依存性があるンですね。なるほどガッテンです。
 ここらへんの情報についてはググれば沢山でてきますね。私には洛西タイムズの記事が分かりやすかったです。皮肉も効いてるし。
 
 私の禁煙のキッカケ(チャンス)になったのは人間ドックでした。
 基本的にこの2日間は安静にしているので、大きなストレスもかかりません。喫煙所はある筈ですが禁煙のチャンスと思い煙草は持ち込みませんでした。外出禁止なのでコレで2日間の強制禁煙となりました。
 
 人間ドックの2日間は病院内ということもあり、思っていたよりも楽でした。これで一番キツイ時期を乗り越えた訳ですが、予想通り外に出た後がキツかった。
 とてもニコチンなしでは乗り越えられそうにないので二コレットを買ってありました。コレで大分禁断症状は楽になります。
 
 しかしニコレットだけで耐えられる程甘くはありません。
 私の場合は、以下のことを実践しました。
 
【煙草が吸いたくなる環境に身をさらさない】
・喫煙所のそばに寄らない。
・アルコール、コーヒーを絶つ。
・宴会に出ない。
・食事の後は直ぐ歯磨き。
・食事はゆっくり。食べ過ぎない。
・仕事に行き詰まったら動き回る。
・運動する。
 職場、食堂、会議室、その他諸々が全面禁煙なのが、これほど有難いと思ったことはありませんでした。
 
【吸いたくなっても3分我慢すれば乗り越えられる】
・水を飲む。
・氷を噛む。
・歩く。
・仕事の内容を変える。
 私の場合、ガム、飴はダメでした。ひっきりなしに食べることになってしまいます。
 一番効くのは、ニコチンの切れたニコレットを一時間も二時間もひたすら噛み続けることでした。
 とにかく「3分我慢」の繰り返しです。
 
 後は、「ニコレットでニコチン補給はされているのだから、頭はまわる筈。」という理屈にすがりつきます。
 
 禁煙して1ヶ月もすれば、結構楽になってきます。
 それに心肺機能が劇的に向上します。これは大いに励みになりました。
 
 3ヶ月もすれば、「油断しなければ先ず大丈夫」という状態になります。人によっては、宴会に出ても乗り越えられるかもしれません。私は大丈夫でした。
 その後は、あまり禁煙ということを意識せず生活することができました。
 
 現在、喫煙は個人の嗜好の問題ではなく「ニコチン依存症」という病気として捉えられているようです。2006年4月から禁煙治療が保険適用(条件あり)となっています。
 禁煙に失敗して「自分はなんてダメな人間なんだ」という挫折感を味わう恐れもない訳です。自分がダメな人間ではなくて、病気な訳ですから。
 
 禁煙治療については、 ノバルティスのニコチン依存症のページが分かり易いです。
 
 時代の流れと言ってはそれまでですが、禁煙しやすい環境になったのは確かなようです。