このアルバムはB・パウエルがルーストに残した二枚の10インチ盤を一枚にしたもので、A面が47年、B面が53年の録音です。どれも名演ですが、私にとってはA面の「I SHOULD CARE」がベスト・トラック。パウエルのバラード演奏を聴くと、彼のとてもクラシカルなスタイルが浮かび上がってきます。そこにはジャズというジャンルを超えた、ピアノという楽器の鳴り方の魅力が溢れていますね。パウエルはピアノの申し子だったのでしょう。超スピードの演奏にも圧倒されますが、あわせて「JAZZ GIANT」の「BODY&SOUL」も聴いてみてください。
</object>
YouTube: Bud Powell - I Should Care