キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

読書

2014年01月24日 | 園長の雑感
日曜日に行われた私たちの英会話教室のプレゼンテーションコンテストで優勝したKISの卒園生Yくんが、日本のマンガのすばらしさについて語ってくれました。彼が無類の読書好きだということをお母様から聞いていましたので、本好きの彼が一息つけるのがマンガを読んでいる時なんだろうな、と想像しました。

私は、KISの子どもたちに本好きに育ってほしいと常々思っています。そのために1日1回の本読みは欠かさず、自由あそびの時間にも積極的に絵本を読み聞かせるように努め、本の貸出も行なっています。本を読むことで、語彙が豊富になり、文章の理解力や書く力、集中力も高まります。また想像力も豊かになり、自分や身の回りの人と登場人物をつなげることで、人の気持が理解できるようになります。では、どのようにしたら本が好きな子どもに育つのでしょうか。一番大事なことは、「本を読むことは楽しい!」と感じさせてあげることです。小さな頃から読み聞かせをして、本を読んでもらう時間が楽しい時間、うれしい時間だということを積み重ねてあげることで、本を読むことは楽しいことだという感覚が育っていきます。

文字が読めない幼児の頃から保護者や教師に読み聞かせをしてもらうことで、聞く力や想像力が培われます。文字にとらわれないことで、耳から聞こえるストーリーと絵から本当にたくさんの情報を子どもたちは得ていきます。大人が気づかない小さな情報を絵から読み取るので驚かされます。文字が読めるようになっても、子どもたちは読み聞かせが大好きです。私は小学校に読み聞かせのボランティアに行っていますが、高学年の子どもたちも楽しんで聞いてくれます。「もう字が読めるようになったから、読み聞かせはおしまいね。」ではなく、親子のコミュニケーションの時間として、読み聞かせは続けられるといいですね。このゆるやかで豊かな時間が、子どもたちを本好きに育ててくれるに違いありません。

そして、冒頭のYくんが言うように、マンガなんて、と偏見を持たないことも大事かもれしれません。大人の概念で「よい本」を選んでも、それが子どもの興味をそそらなければ、子どもにとっては読みたい本、楽しい本にはならないからです。いろいろなジャンルの本を手に取れるような環境を与え、そこから子どもが選ぶ本は尊重してあげることが大事だと、教師たちとの会話から今日あらためて感じました。

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