キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

自立と好奇心と問題解決力

2015年04月17日 | KISの教育
新しく子どもたちが入園してくると、まず立ちはだかるのが自立の壁です。まだまだ赤ちゃん、と思って保護者の方が衣服の着脱やトイレ、食事など細々と世話をされていることがほとんどなので、自分で身の回りのことができるお子さんの方が少ないです。子どもができるのを待つよりも大人がやってあげた方が早いですものね。

なぜ自立する必要があるのでしょう。やってあげられるうちはやってあげたいわ、無理に子どもにさせなくても・・・と思われるかもしれません。自立は子どもにとってとても大事なことなのです。なぜならば、以下の点を挙げることができます。1)衣服の着脱など自分で行なうことで手の力が付く、細かな指先の動きができるようになる。2)自分でできた、という喜びから自信が生まれる。3)自分でいろいろなことに臨もうとする意欲が生まれる。4)自分でできること、できないことを自覚し、できない場合のみ助けを求められるようになる。5)その後の精神的な自立の芽を育む。

子どもたちには、1歳前後で「自分で!」という気持ちが芽生えてきます。自分でやってみたい、やらせて!というメッセージを無視してしまうと、好奇心の芽を摘むことになります。そして、膨らんだ意欲がシューンとしぼんでしまい、やってもらう方がらくと思ったり、甘えたい、依存したいという気持ちが強くなります。

自立のサインを大事にして、辛抱強く見守ってあげることで、好奇心も育ち、自分でできないことにぶつかった時に何とかしようとする意欲(問題解決力)も育っていきます。辛抱強く見守ってあげましょうね。

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