キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

感覚あそび

2015年09月04日 | KISの教育
1歳から3歳のクラスでは、感覚遊び(sensory activity)をよく行ないます。

子どもたちは生まれた時から物に触り、口に入れて物体を確認しています。匂いや音にも敏感で、五感を使って周りの世界を知ろうとしています。感覚遊びで五感に刺激を与えることで、その後の様々な学習につながる脳への神経が刺激されます。

それだけではなく、五感に結びつく体験を通してより言語が定着し、様々な素材を試行錯誤しながら扱うことによって問題解決能力が培われます。また、比べたり、種類分けしたり、数えたり、合わせたりすることで算数の概念を学んだり、重力や原因と結果(物事をどうすることで何が引き起こされるか)など初歩のサイエンスを学びます。

そして、一心に水や砂を容器に移したり出したり、サラサラの粉を手で掴んでは放す、という動作をすることで気持ちを静めたり、創造力を高めたりする作用もあります。

汚れる遊びを嫌う保護者の方もみえるかもしれませんが、幼い子どもたちは五感を刺激されることで本当にたくさんの力をつけているのです。小さな頃から、きれい好きの保護者の方に汚れる遊びを遠ざけられているお子様は、思い切り感覚遊びができるまでに時間がかかります。おうちでもぜひ小さいころから汚くなることを恐れずに遊ばせてあげてほしいな、と思います。


最新の画像もっと見る