キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

子育て支援

2013年12月06日 | KISの教育
2週間ブログを書いてはいたものの、誤って公開がされていませんでした。読もうとしてくださっていた方、ごめんなさい。

今年度からKISは早朝、延長保育の時間を延長して、朝8時から夜6時まで保育をするようになりました。以前から受けていた働くお母様たちからのリクエストにやっと答える形になりました。私自身も仕事をしながら3人の子どもたちを育てましたので、働くお母様たちの要望に応えたいとずっと思っていました。保育時間が長くなると、教師たちのシフト勤務やオフィス時間の対応など乗り越えなければならない壁がいくつかあって、なかなか実現できませんでした。夜6時でも難しい方はみえるかもしれませんが、とりあえず一歩前進です。

現在の日本の教育システムでは、幼稚園の選択権は保護者にあり、園の特色や教育理念、環境によって選ぶことができます。音楽教育に特色のある園や、文字学習など知育教育に力を入れている園、体を鍛えたり、自然の中での遊ぶことに重点をおいている園など、保護者は自分の教育方針と合致する園を選んで入園を申し込むことができます。一方、保育園は、教育ではなく家庭での保育を補完する施設という考え方なので、ほとんどが横並び状態です。管轄する官庁が幼稚園は文部科学省で、保育園が厚生省ですから、違って当然でしょうが、幼稚園が「教育」で保育園は「保育」というくくり方に納得できない働くお母さんたちはたくさんみえるのではないかと思うのです。認定こども園として保育園と幼稚園が合体して一つの省で管理されていくかもしれないという数年前に抱いた可能性もまったくどうなるかわからない状態になっています。保育か教育かという問題の前にまず保育園の定員枠に空きがあるのだろうか、という心配の方が先に来ざるを得ない状態だといういうことも問題ですから、十分保育の定員枠があり、なおかつ教育や保育の質や方針で自分の子どもを通わせる園を選べるような状態になってほしいですね。困っている人が声をあげないと何も変わらないでしょうから、声を上げていくことは大事だと思います。

そして私たちにできることは、子どもたちにしてあげたいと思うことを継続と改革を交えながら信念を持って行なっていくことです。