MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.090 「アイズ 」(2008年 米 97分 シネスコ)

2008-11-11 00:51:52 | 2008年劇場鑑賞
監督 ダヴィド・モロー
出演 ジェシカ・アルバ
    アレッサンドロ・ニヴォラ
    パーカー・ポージー



この映画の元ネタはタイ映画のオキサイド、ダニー・パン兄弟監督作「the EYE」ですが、公開当時やたらと話題になったもんです。
試写会では途中退席者が続出したとか、幽霊が写ってるとか・・・途中退席者の真意はわからないが、画面に幽霊が写ってるというにはスポーツ新聞の記事になったりしてましたね。
いずれにしても久々に公開前からいろんな噂の出るホラー映画の登場に懐かしく感じたもんでした。

70~80年代ころのホラー映画の宣伝コピーにはよく「失神者続出!」とか「全米上映禁止!」「心臓の弱い方はご覧になれません」といった怪しげな宣伝コピーにつられよく劇場におびき寄せられたもんでした・・・ドキドキしながらね。

久々の天六ホクテンザ2での鑑賞ですが、こういう映画が似合う劇場での鑑賞です。
しかも深夜の回となれば尚更雰囲気が出てまいりますな。



(あらすじ)

幼いころに視力を失った目の不自由なバイオリニスト、シドニー(ジェシカ・アルバ)。姉ヘレン(パーカー・ポージー)の勧めで角膜移植手術を受けた彼女は、心理療法士ポール(アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとで視力を回復させていく。
しかし、マンションを徘徊(はいかい)する少年や突然襲い掛かる女性など、不可解な光景を目にするようになり……

この映画を見てたらオリジナルの「the EYE」を思いだしてきました。
そういう意味ではオリジナルに忠実にリメイクされてると言っていいでしょうね。
同じタイ映画の「心霊写真」をリメイクした「シャッター」が奥名恵が出演したりして、東洋的なムードを感じさせたリメイクだけど、今回は完全に主要キャストはアメリカ人のみの出演で完全なアメリカを舞台にした展開になり、オドロオドロした点が無くなったのは致し方ないか。
主演がオドロオドロしさとは到底無縁の健康ムッチリボディで明るいお色気を提供してくれるジェシカ・アルバ!
あまり今まで無かった役どころでそのナイスなボディは今回は封印ってのがチト寂しい・・・どう考えてもこの映画の中でビキニ姿になるような要素がないからね。



しかしオリジナルに忠実に再現しようとしてるのかして、出てくる幽霊たちはオリジナルに出てきた幽霊とだいたい同じで、アメリカっぽくない・・・かと言ってアメリカ的なクリーチャーお化け見たいなん出されてもな~
やはりアジアホラーを完全にアメリカリメイクするのは無理がある?

でもストーリーや視覚的効果で怖がらすだけでなく、流行り(?)の大音量でビックリさせたりする手法も用いてるんだが、通信簿を探す少年幽霊の母親役を演じてるのがあの「ベスト・キッド2」でアメリカ版空手バカ一代=ラルフ・マッチオを骨抜きにしたヒロインのタムリン・トミタってのが違う意味でビックリ!
いや~歳食ったな~



★★★ 2008.11.7(金)ホクテンザ2 23:00 5列目端