昔、「カプリコン1」と言う映画ありました
あちらは火星に行ったと見せかける映像を作る話でしたが、この作品はその月面版のような作品
アポロ11号の月面着陸の偉業のサイドストーリーをフィクションで描いた作品
何とか成功させようとするNASAの担当者コールと政府の裏の仕事として失敗に備え、月面着陸したように見せ掛ける映像を製作するPR担当ケリー
この2人の対立のドラマ?と思いきや、軽いラブコメテイストなエンタメ路線で意外でした
反発したり、時には思いを共有したりして行きながら接近していく様子とアポロ計画のフェイク映像製作していく、ちょいスリリングな展開はなかなか面白かった
1960年代という時代もありケリーに扮するスカーレット・ヨハンソンのカラフルなファッションがいかにもって感じで、対するコール扮するチャイニング・テイタムのキャラに合わせてカラフルな中に地味な感じが絶妙で良い!
NASAでのまるで宇宙大作戦のクルーのような服装や普段着の童貞くんぽい(笑)セーターなどこの作品はファッションや美術が見所です
宇宙飛行士の夢が叶えられず、ロケットを飛ばす事に夢を託すコールが欠かさずに花に水をやりに行く場所がアポロ計画の失敗で亡くなった宇宙飛行士の慰霊碑と言うのが、この真摯なキャラの性格を表していて、それに対して偽りだらけの人生を渡ってきたケリーが惹かれていくラブストーリーとしても良く出来ています
終わって見れば悪い人が誰も居ないような好印象な映画でした
黒猫の使い方がなかなかうまかったですね(笑)
★★★ 2024.7.19(金) なんばパークスシネマ シアター3 20:05 C-3
主役2人が良い感じでしたね
ほんと良い意味で期待を裏切られましたが、爽やかな幕切れも良かったです