MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No,115 「テキサス・チェーンソー ビギニング」 (2006年 米 92分 ビスタ)」

2006-11-27 02:10:15 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジョナサン・リーベスマン
出演 ジョーダナ・ブリュースター
    マシュー・ボーマー
    R・リー・アーメイ



ホラー映画のマスターピースとも言うべき傑作「悪魔のいけにえ」のリメイク版「テキサス・チェーンソー」が公開されたのが3年前。
当時あの低予算のホラー映画でありながら強烈なインパクトを与えた荒らしい映像や演出、異常なまでにハイテンションなクライマックスがハリウッドメジャーな製作でどれだけ再現されるのか・・・「無理やろ?」と思っていたものでした。
そして出来上がったリメイク版を見たら旧作の異常なムードはまったく感じなかった・・・が、それが良かったんですよね~
あのままリメイクした所で、旧作を上回るのは不可能だろうし、帰って中途半端に終わってしまったでしょうね。
現代に蘇ったレザーフェース・・・それは「悪魔のいけにえ」ではなく「テキサス・チェーンソー」だったのが成功だと思います。

そして今回の続編はレザーフェースの出生の秘密が明かされる誕生編!
昨今流行の続編でありながら過去に遡るお話です。

(あらすじ)

1939年8月、生後すぐに捨てられた赤ん坊がゴミを漁っていた女に拾われ、トーマスと名づけられヒューイット家で育てられる。やがて食肉処理工場で働き始めた彼は、工場が閉鎖された衝撃から工場長を殺害。一方、テキサス縦断旅行に出ていた4人の若者たちは、保安官になりすましたトーマスの叔父に連れ去られてしまい……。

タイトルバックに早くもレザーフェースが産まれるとこから始まりますが、若きレザーフェースが如何にしてあんなモンスターになっていったのか?
その辺がこの映画の大きな見所ですが、それと同時にあの殺人一家もどうやってああなったのか?と思ってたら最初から殺人一家だったんですね。

お約束のように若い男女たちが殺人一家に襲われ惨殺されていくんですが、前半は正直予想してたのとはやや大人しいめでしたが無茶な偽保安官=R・リー・アーメイに若い男女たちが連れ去られ監禁されて、難を逃れたヒロインの女の子=ジョーダナ・ブリュースターが殺人一家宅に潜入していく後半のここらシーンあたりからスプラッター全開のチェーンソーマサカーを見せてくれますね。
爺様の足をぶった切り、背後から背中を唸りを上げたチェーンソーで一突き!レザーフェースの初陣を飾るに相応しい暴れっぷりに喝采でしたわ!
そしてあの人面マスクが如何にして誕生したかもキッチリ押さえています。

お約束の追いかけっこも少しだが相変わらずやってるし(無理に入れなくてもいいと思うけど)前作並びにオリジナルを意識してるのが伺えます。
ラストはレザーフェースとジョーダナ・ブリュースターとの事実上の一騎打ちだけど、マリリン・チェンバースのように逃げるだけでなく反撃していく所は中々気骨があってよろしいですね(逃げ回ってる時の半ケツもいいよね~)
チェーンソーの轟音と吹き上がる血しぶきがスクリーンを染める久々のスプラッタームービーを見た感じでしたね



★★★★ 2006.11.24(木) 動物園前シネフェスタ4 シネマ3 最後列

「ロスト・イン・トランスレーション」

2006-11-27 02:05:14 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
家庭環境が微妙に冷めつつあるかつてスターだった俳優ボブと来日中の若手カメラマンの妻で、どことなく孤独感を感じてるシャーロットが東京で出会い、お互い惹かれて行く・・・しかしこれが、激しく求め合うような恋でなく互いに癒されながら感情を抑えた慎ましい恋。
そんな2人の出会いから別れまでをさりげなく淡々と女性監督らしく繊細に描いています。

孤独な2人の目に写る日本の派手なネオンや立ち並ぶ高層ビル、風俗やパチンコ、カラオケ、選挙カー・・・どれも2人には不思議な光景に見えるがそんな事は2人にとっては虚しく過ぎていく風景であり、むしろその中でそれぞれの心の隙間を埋めてくれる互いの存在を認め合い、異国の街でのつかの間の心の交流がその風景と微妙なコントラストを浮かびあがらせます。

B・マーレーのカラオケで熱唱する場面やホテルの浴衣姿のユーモラスさ、マシューTVに出て藤井隆のテンションに戸惑う姿は彼らしい独特の間と持ち味が出ておりました。



★★★★

「ジャイアント・スパイダー大襲来」

2006-11-27 02:01:45 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
まぁ何とも50~60年代のモンスター映画を彷彿させる映画です
隕石が地球に落下してくる安っぽい特撮はレトロな感覚だし、巨大蜘蛛の特撮は台車に乗せてコロコロと走らせてようだし・・・昨今と対極のアナログ感覚の作品。
結末も「ありゃ!こんで終わり?」と言った呆気なさ・・・もうチョット台車蜘蛛を見たかったぞ!




「人蛇大戦 蛇 」

2006-11-27 01:59:08 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
高層マンションの建設現場に蛇の大群が発生!偶然居合わせた悪徳社長は「殺せ!」と命令し作業員一同蛇をメッタ切りして殺したが、それがキッカケで蛇たちの復讐が始まる・・・完成したマンションに蛇が大量発生し阿鼻叫喚の地獄絵巻と化す!

とにかく蛇蛇蛇のオンパレード
それも80年代初頭の香港映画、CGなんてありません全て本物!
どこから集めてきたのかは知らんが、数万匹はいそうな蛇たちを相手に役者は首に十数匹巻きつけたり、倒れて体中に蛇が這いずり回られたりとまさに体当たりの芝居が涙を誘う?

蛇VS人間の対決がクライマックスだが動物愛護団体が見たら激怒しそうなくらい生きた蛇を殺して殺しまくります(後処理が大変だったろうね~)
斧でぶった切りにしたり冒頭ではパワーシャベルでグチャグチャにしたり(その後ヘビ鍋で盛り上がったりしてます)ヘビの大群を生きたまま火炎放射器で火だるまにしたり(それをやるのがなんと消防士!)
とにかくヘビがトコロ狭しと画面を多い尽くします
マンションの廊下が一面ヘビだらけだったり 
、床全体にじゅうたんのようにヘビに覆いつくされたりと本物のもつ迫力+気持ち悪さはCGでは出ないですね

蛇を退治するため悪徳社長の要請で蛇導師なるオッサンが体中蛇巻きつけて登場!
舌を蛇に咬ませてもビクともしないと言うデモンストレーションまで披露する奇人変人な奴
この導師と大蛇(これだけ唯一ハリボテのニセモノ)の対決はワイヤーアクションを駆使した香港映画らしい展開
後半はほとんどマンションの中だけの展開だが、数組の住民の細かいエピソードを適当に織り交ぜながらの展開はハリウッドのパニックものの影響を受けてるかな?
ま、ストーリーはあってない様なものなので、ひたすら主演の生のヘビたちの暴れっぷりと死に様を御覧あれ!

そうそう劇中ヘビVSマングースの対決(ショー?)を5分近く淡々と見せてくれますが、巧みにヘビの死角である後方に回り込み頭に食らいつくというマングースの戦法に感心しました
以前に沖縄行った時に聞いた話では、ヘビは自分の後ろはまったく見えなく無防備なんだって!
う~んマングースかしこいね



★★★

「北京原人の逆襲 」

2006-11-27 01:57:28 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
1978年の香港映画てこともあり、着ぐるみにミニチュアセットと懐かしい怪獣映画を思いだします。特撮は日本の円谷プロが協力し見事な着ぐるみモンスターが出てきますが、何か下手なCGよりはこのほうがホッとします
でもこの時代の香港映画はまだまだレベル的には今と比べればどうしても落ちますね(思わず笑う場面多し)

内容的には香港版キングコングですがジャングルで怪物だけでなく幼少の頃飛行機事故で生き残って怪物に育てられた女性も登場。怪物は勿論、虎を手なずけて豹にいたっては肩に担いでじゃれ合う仲だったりして完全に野生の女ターザン。しかしアッサリと文明人のダニーリーといい仲になり、怪物ともども香港行きを即決し未開のジャングル育ちとは思えない尻軽ぶり!

ジャングルを旅立つ場面では虎や豹に見送られ涙、涙の別れ(象の目からも涙が落ちる)があり、名残惜しそうに後を付いていこうとする豹の姿にもらい泣き?!
また街で暴れる怪物を止めれるのは彼女しかおらず、軍の指令官が無線で彼女を探せ!と指示すれば、街で見つかった彼女を街中の群集が追いかけてくる・・・
真剣に演じてる分、笑けてくるのはいたし方ないね~

ラストは丸い窓の高層ビル(スパイダーマンも「スパイダーマン ドラゴンズチャレンジ」で登ったことあり)の上で軍との対決になるが、女性を片手で持ち彼女を守る為に甘んじて銃弾を受けていくとこは悲壮感ただよってていいこれは感じでした



★★★

「黒蜥蜴 」

2006-11-27 01:54:29 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
これは勿論、江戸川乱歩の原作の映画化作品ですが、他の作品とはまったくもって雰囲気が違う・・・
冒頭まるで古畑任三郎風に暗転の中スポットライトに浮かび上がる明智小五郎(大木実)「世の中は・・・」と画面に向かって話しだす(三谷幸喜はここから取ったのかな?)オープニングを経て聞こえてくる怪しげなメロディー「黒蜥蜴のテーマ」(?)が鳴り響く!
どことなくサイケムードがあり、妖しげで軽快な作風。
そこは江戸川乱歩と言う名のミュージカル!
黒い網タイツ姿でムチをフリながら踊る京マチ子!川口浩の吹くトランペットに欲情する京マチ子!警察に追われ華麗なステップで逃げる京マチ子!追ってる刑事たちも釣られて一緒にステップを踏んでいる・・・
手下たち(と言うより黒蜥蜴ダンサーズ?)は登場する度に曲に合わせてステップを踏みながら出てくる・・・歌あり踊りありと何か楽しいダンシング江戸川乱歩!
ラストは黒蜥蜴のアジトで明智と対決、背後の人間コレクションまでも歌って踊りだす究極のクライマックス!

大木明智はやたら自らを「私は日本一の探偵・・・」自信たっぷりに言いたがるし、明智と黒蜥蜴は敵対しながらも愛を感じあう・・・とにかく変な意味で面白い作品



★★★★★

「やさしく愛して」

2006-11-27 01:10:02 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
プレスリー主演の作品で原題は「LOVE ME TENDER」
前半は西部劇風の雰囲気があり何時プレスリーが出て来るかと思えば、家に残った弟がプレスリーで純真無垢な若者を演じてます
兄が死んだと思い兄の恋人を妻にしてしまい、そこに兄が帰ってくるという三角関係の恋愛劇になるかと思いきや二人の為、また未練を断ち切るため再び旅に出ようとする兄にまるで高倉健の映画みたいに哀愁が漂わせます

後半は戦時中盗みをした兄たちを追って保安官たちが兄ら追っくる後半から元仲間の裏切りや兄と妻が駆け落ちするのではと疑いを持つ弟プレスリーの反抗があったりとドラマチックな物語になっていきます

さすがプレスリー出てるだけあって4曲も劇中歌いますが、やはりグッとくるのはタイトルになってる「ラブミーテンダー」ですな



★★