MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.114 「ヘイヴン 堕ちた楽園」 (2004年 米/英/独/ス 98分 ビスタ)

2006-11-25 00:26:08 | 2006年劇場鑑賞
監督 フランク・E・フラワーズ
出演 オーランド・ブルーム
    ビル・パクストン
    スティーヴン・ディレイン



最近深夜興業に弱いです・・・どこかでウトウトしてしまいますね。
今や私の中ではメイン劇場になってしまった感のある天六シネ5ビルですが ここで見るのは大抵週末の深夜って事もあり 最近眠い目こすりながら見てしまいます・・・我ながら気合いが足らんね~

今回の作品 ヘイブン 堕ちた楽園はオーランドブルーム主演だけど、この作品の存在は知りませんでした・・・イメージとしてはオーランドが主演のB級ラブストーリーぐらいにしか思ってなかったけど、意外とラブサスペンス映画のような感じかな?程度の知識で見たら意外に群像劇(それも群像劇にしては登場人物の少ないこじんまりした)だったのでビックリ!
ま、ビックリするほどでもないんでしょうが意外な展開のドラマに久々に眠気を忘れてしまいました。

(あらすじ)

ビジネスマンのカール(ビル・パクストン)は脱税の容疑でFBIに家宅捜査されることを知り、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてケイマン諸島へ逃亡した。一方、島の青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福な家の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と結ばれるが、一転して暴行容疑をかけられてしまう。

冒頭からオーランドがなかなか出てこず、出てもすれちがったりしてチラッと写るだけ、でもこれが後になってリンクしてくるんてすね~ う~ん天六らしからぬ映画やね。
途中オーランド君が心ない彼女の兄貴によって顔に硫酸浴びせられ哀れにも顔半分がケロイド状に焼けただれた顔で出てくるが そこはさすが天下の二枚目とあってスケキヨのようなおぞましい顔ではなく、特殊メイクも甘めですので女性ファンはご安心を!
しかも時折メイクなしの普通の綺麗な顔に戻ってるやんけ~と思ってしまう場面もあったような気がしたぞ

楽園のような眩しい太陽と青い海の島で繰り広げられる愛憎劇と犯罪が微妙に絡んだサスペンス的な味付けの群像劇 画面を彩る風景と人間の持つ内面の醜さがじつに対照的なコントラストを描いてましたね

ちなみに今日は椅子は壊れませんでした・・・当たり前ですがね~
関係ないけど天六シネ5ビルのすぐそばに有名な天六ナニワミュージックと言うストリップ劇場があるのを帰りに初めて知った・・・今の時代から見たら妖しげな空間やね~
ま、天六シネ5ビルもそうだがね・・・



★★★ 2006.11.17(金) ホクテンザ1 23:00 5列目中央

「ジャガー№1」

2006-11-25 00:08:18 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
「ブルース・リーを打ち破る凄い奴が現れた!」というキャッチコピーで70年代末期に登場したアクション映画です。
バーバラ・バック、クリストファー・リー、ドナルド・プリーザンス、リチャード・アッテンボロー・・・当時としては豪華なキャスティングだが肝心の主人公ジャガー演ずるジョー・ルイス!お前は誰だ!?
空手のチャンピオンになった事もあるリアルファイターのようですが、まぁ俳優としてはまったく華もなくいつのまにか消えたようですね。

内容は007にブルース・リーを意識したカンフーアクション映画て感じで、諜報部員が悪の組織と戦うのは007風。
しかもアメリカ、ブラジル、イタリア、香港、東京、マカオetc・・・97分の上映時間内に世界中を飛び回る忙しさ!(一体何しに行ってるのかは不明)コレといった盛り上がりがないままかつての同僚だった男(実はコイツが黒幕だったと言うよくある話)との宿命のカンフーファイトに雪崩こみ、決着後すぐ終了・・・呆気ない終わり方で結局見せ場らしい見せ場はあそこやったんか・・・と終わってから納得する始末でした。

筋は007を意識してるんでしょうね(でもお色気はなし・・・というよりホモくさいぞ!ラストの上半身裸での男同士の一騎打ちも顔立ちが男前同士だけに何か・・・ね・・・)動きはブルース・リーを意識してる。
しかし格闘家だけあって技の切れだけはあったぞ!

日本での場面で墓場で対決する刺客に当時の新日本プロレスの前座レスラーである荒川真と永源遙が出てた・・・

そうそうビデオが劇場公開プリントをそのままソフト化したようで字幕が右横に出てきました・・・背景と同化して見にくいこと!
このビデオは中古ビデオ店で見つけたんですが、貴重なテープだと思うので珍作として保存版として置いておきましょう。



★★★

「コンクリート 」

2006-11-25 00:06:48 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
これは気の弱い人は見ないほうがいいですね。
かなりリアルに暴行やリンチの場面が出てきますので、途中で見るのが嫌になるでしょうね。

主犯の少年Aを主人公にイジメから親への反抗、族からヤクザの手先と転落のエリートコースを歩むシンナーまみれの人生を前半描いている。
しかし、この少年Aを描くことにより、事件の背景に屈折した青春を過ごした少年の環境なりがこんな悲劇を生みました・・・て感じに思われてならないね
加害者にもそれなりの事情が・・・なんて気もないだろうが何か嫌な感じ!

レイプから始まる暴虐の数々はかなりエグイです。
性器に色んなもの突っ込まれ、裂傷した傷にオイルをかけられ火をつけられたり、鉄アレイを腹に落とされ、ストレスのはけ口に殴られる・・・それも顔の原型が無くなるほど
細かい事は知らないが、多分忠実に再現されてるんでしょうな
また監禁されてる家にはしっかり家族が住んでいて、息子の暴力を恐れあえて知らんふりて言う弱腰も何とかならんのかね~と憤りを感じます。(最後は逃がそうとするが)

ラスト「彼らは命の尊さに気づくのでしょうか?」少女のナレーションの後、暗転の中裸で小鳥を手のひらに乗せ涙を一筋流す少年Aのカットで終わるが、気づいて後悔してる?と言うよりもそうあってほしい・・・と言う監督の願いとメッセージがあるように感じた。
でも、加害者にも人権云々と言われるけど、いくら未成年でも、人間としてある一線越えたものは死刑台に送るべし!そんなことも考えてしまうほどにえげつない作品

宣伝に「女子高生コンクリート詰め殺人を映画化」て謳ってる割に最後にこれはフィクションですって出るけど、作り手も何か腰引けてんのかして中途半端やな~



★★

「CUBE 2 」

2006-11-25 00:05:06 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
斬新な発想でセンセーショナルな話題となった前作の後を受けての続編(類似品には注意)ですが、あまりいい評判は聞かなかったけど、私は結構面白かったです。
今回は前作以上に複雑に進化した立方体を見せてくれますが、例によって左右上下に出入り口のハッチがあるが、前作は一歩誤れば即あの世行きのデストラップがありましたが、今回は自由に行けます。
その辺が前作とは少し緊迫感が薄れるかも知れないですね
ただ一旦ハッチが閉まると次はもう違う部屋になってる複雑な構成で、しかも壁が迫って来たり壁がグニャグニャ動いたりとますます変幻自在になっていく所はもう4次元どころか異次元の世界ですね。

狭い部屋の中で遠近感を生かした人物配置の構図や仰角や俯瞰から捉えるカメラワークなど映像は前作以上に凝ってましたね

8人の人物にそれぞれ色んな秘密があったりとやや強引ながら人間関係のつながりが途中から判明したりと色々あるけど、内容的には前作にやはり劣るかな・・・ビジュアル的にはいいんだが・・・



★★★

「殺人狂 ガンス&キラーズ」

2006-11-25 00:02:45 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
ストーリーが壊れるとはまさにこの事かな?
逃走中の凶悪兄弟が一軒の家に押し入り夫婦と17歳と12歳の娘一家4人を人質に取るが、ここまではよくある話で、序々に異様な展開になっていく過程はなかなか面白いですね
いつしか、妻は凶悪犯の兄の虜になり夫を縛り上げ、哀れな夫は凶悪犯兄と寝返った妻にダーツの的にされる・・・
長女は凶悪犯弟といい仲になり恋人気分!
次女は凶悪兄弟をアイドルのように崇拝しサインをせがむ始末・・・

フロム・ダスク・ティル・ドーン+悪魔のいけにえ見たいな作品で老女、女子供構わず撃ち殺す描写は過激!
この凶悪犯より押入られた家族の異様性がだんだん高まり、先の読めない展開へと話は進んでいく
あまり有名な俳優も出てないとこがリアル感を出し、後半はハチャメチャなバトルロワイヤルに発展!どうオチ付けるの?と思い気やラストは更に異常度はフルスロットル!とんでもない事態に!・・・それは是非レンタルして見てね!



★★★★

「テープ」

2006-11-25 00:01:05 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
舞台はモーテルの一室のみ、登場人物は3人、そして一本のテープ・・・これだけで90分近くも話を持たせるんだから中々たいしたもんですね。
元は舞台らしいけどスクリーンの中で繰り広げられる「台詞のバトル」は映画ならではの表現で描かれる。
2人の男が激しくやりとりする会話を短いカットと激しい左右のパーンを繰り返すカメラワークで見るものを圧倒します。
カット数はかなり多いのではないでしょうか?

異常にハイテンションなE・ホークとクールに務めようとしながらも激しくテンションが上がってくるR・S・レナードの芝居は舞台さながら、唾でも飛んできそうなほど迫力があり、この2人の会話と短いカットの連続が作品のテンポとなってどんどん引き込まれていった。

盗聴されたテープの存在がそれぞれの心の奥に秘めた思いをさらけ出して行く・・・
録音されてるのは真実?事実?一度だけ劇中で再生されるが、見る側にもそれはわからない。
唯一それを証明出来る女U・サーマンの登場で、事態はテープを挟んで醜い愛憎劇にまで発展し、やがてクールな女がバカ男たちを呆然自失に追い込んでいく・・・気が付けば見てるこちらも手玉に取られた気分・・・
真実も事実も受け取る者によってどちらにも転ぶのだろうか?

最後は妙にアッサリと閉めた感じでやや物足りないと思ってたら、U・サーマンの劇中出てくる「何を期待してたの?」て台詞がTVの奥から聞こえてきそうだったわい!



★★★★