MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.112 「バタリアン5」 (2005年 米 95分 ビスタ)

2006-11-14 00:25:12 | 2006年劇場鑑賞
監督 エロリー・エルカイェム
出演 ジェニー・モーレン
    エイミー=リン・チャドウィック
    コリー・ハードリクト



前作の「バタリアン4」と一気に同時撮影で製作されたこの「バタリアン5」
時々こんな手法で2作品を製作されることはありますが、製作年数が開いてないので同時に撮ってる為に前作と続編の作品の質が変わらないていう気がします・・・勿論、前作が出来が悪ければ続編も同レベル・・・ていう事も考えられます。
そしてこの映画がまさにそうでしたね。

1985年に製作された「バタリアン」は本当にホラー映画のジャンルで言えば傑作だったと思います。
でも私の中ではその続編「バタリアン2」でもすでに要らないなぁ~と思ってました。
それだけにこの「バタリアン4&5」はもう出涸らしを通りこして無理矢理の域になってる映画と言えますね。
しかし面白くないと判ってても見に行ってしまうのはホラーファンの宿命か・・・(そんなアホな)

(あらすじ)

ゾンビの襲撃を生き延び、大学生活を楽しんでいたジュリアン(ジョン・キーフ)。叔父が急死したという知らせを受け、遺品を整理していたとき、不審なドラム缶を見つけ、中身の成分調査を化学オタクのコーディー(コリー・ハードリクト)に依頼した。その成分でドラッグを作れることに気づいたコーディーは、ドラッグを大量に作り売りさばいてしまう。

唯一この映画の中で名前の通ってる役者がピーター・コヨーテだが、前作に続いての登板だけど開巻5分ほどでバタリアンに喉を食いちぎられ(何故脳じゃないんだ?)あえなく死亡!
その甥にあたる大学生ジョン・キーフが学園ドラマのノリでこの作品の主役を張ります。
この80年代の学園ドラマを思わすような雰囲気と80年代のホラー映画のパターンをうまくミックスさせた展開が良い・・・と言いたいけどユル~イ展開にユル~いバタリアンたちではあくびも出ますわな~

残酷シーンは前作よりパワーアップした感はありましたが、「ブレ~イン!」と叫びながらバタリアンたちが若者らに襲いかかり頭に噛み付いて脳味噌を引きずりだして食べるんだが、この辺の特殊メイクは小道具を使いまわししてるのかして全部同じように見える(サブイね)

そこら辺に活を入れる為に復活するのが第1作の人気キャラでもあるタールマンの登場!だがこのタールマンすら腰砕けで、風貌は旧作を何となくなぞってるけど、良く見れば似ても似つかないね~ タールマンと言わなければ別モンと思ったでしょうね
ドロドロした体に体をくねらせながら歩く不気味かつユーモラスな所が良かったんだけど、そんな味わいは一切感じないし、それどころかハイウェイに出てヒッチハイクしやがんの・・・車に止まって貰えずトボトボと夕日を浴びながら肩を落として寂しく歩いて去っていく姿はこの作品を物語っているようだったね。



★ 2006.11.10(金) ホクテンザ2 22:30 6列目中央辺り