MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.107 「アダム -神の使い 悪魔の子-」 (2004年 米/加 102分 シネスコ)

2006-11-04 14:21:46 | 2006年劇場鑑賞
監督 ニック・ハム
出演 グレッグ・キニア
    レベッカ・ローミン=ステイモス
    ロバート・デ・ニーロ



何かと最近ニュースなどで話題になるクローン人間・・・
この映画はそのクローン人間をテーマにしたB級サスペンス映画でした。

(あらすじ)

ポール(グレッグ・キニア)とジェシー(レベッカ・ローミン)夫妻は、愛息アダム(キャメロン・ブライト)と幸せな毎日を送っていた。しかし、アダムは8歳の誕生日を迎えた翌日、不運にも交通事故で死んでしまう。悲しみに暮れる夫妻の前に、ウェルズ博士(ロバート・デ・ニーロ)が現れ、息子のクローンを作らないかと持ちかける。

ロバート・デ・ニーロって最近はこういうB級映画が多いように思いますね。
まぁ もっと作品を選んで出てほしいと思うんですが、「エンゼルハート」のような凄み溢れる演技のようならいいですがこの「アダム -神の使い 悪魔の子-」のような映画では遺伝子学者の役で出てきますが、もっとキャラ的に怪演に近い芝居なのかな?と思っていたが普通だったんで肩透かしでしたね~

死んだ子供の変わりに遺伝子から作った亡き子供のクローン人間・・・
グレッグ・キニアとレベッカ・ローミン=ステイモスの夫婦に持ちかけられた恐ろしい提案・・・いつかそんな時代が来てそんな商売が成り立つ時代がそう遠くない将来訪れるかも知れない。
そんな予感にさせてくれる映画でしたが、この夫婦がもう一度亡くした同じ子供がほしいと願い、子供のクローン人間を作り育てるけど、果たしてそれで満足出来るのか個人的には疑問でしたね。
顔、形はまったく同じでもやはり結局本人ではないのが明白な上に性格も少し違う・・・クローン人間とはいえ単にソックリさんやがな・・・そんな風に思ったんですが、実際クローン人間を望む心理ってどうなんかな?と考えさせられた作品。

でも映画としては正直ダルイ映画ですな~
もう少しテンポよくならんかい?と思ってしまいました。
重いテーマでこれから未来にかけて現実的にもっと論争されていくような事だけに、映画としては記憶に残らず、しょせんは忘れられていく運命の映画なんでしょうね。
サスペンスとしてはあまり怖さもないし、ラストには一応「そういう事だったのか・・・」といった真相が明らかになるもののインパクトが弱し・・・ロバート・デ・ニーロが出てるだけに残念



★★ 2006.10.27(金) ホクテンザ2 23:30 後方3列目端