kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

しろあと歴史館講座・細見美術館コレクション 「琳派・若沖を中心に」

2011年06月29日 | 高槻しろあと歴史館と市民大学
しろあと歴史館で、6月29日に古美術を楽しむ
第8回 「細見コレクションの魅力 琳派・若沖を中心に」 が開催されました。

細見美術館学芸員の伊藤京子氏 の講座は、日本美術の優れたコレクションと
して有名な細見コレクションの中から、俵屋宗達、本阿弥光悦らに代表される
琳派と、卓越した技量と奇抜な構成力を誇る伊藤若沖を中心に紹介されました。


細見美術館学芸員 伊藤京子氏 と
合成貼り付けの編集をさせて頂いた、伊藤若冲の 「雪中雄鶏図」 です。

【琳派(りんぱ)】 とは
桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる
造形芸術上の流派、または美術家・工芸家たちの作品を指す名称です。
本阿弥光悦と、「風神雷神図」でご存知の 俵屋宗達 が創始し、尾形光琳
乾山兄弟によって発展、酒井抱一・鈴木其一 が江戸に定着させました。

■ 伊藤若沖 (いとう じゃくちゅう)
江戸中期の画家(1716~1800。京都・高倉錦小路の青物問屋「桝源」の
長男として生れる。数えで二十三歳のとき、父の死去に伴い家督を相続します。
しかし、商売には熱心ではなく趣味の絵画制作が本格化した。 四十歳を機に
家督を弟に譲り、独創性溢れる画風で一世を風靡しました。

若冲の画風が独特であったことから異色と呼ばれ、家からほとんど出ずに
縁側で放し飼いにした鶏をスケッチし続けていた、という逸話があります。

羽の先まで緻密に描き込んだ鶏や、葉先の虫食いまで執拗に描きこんだ植物など
見る人を圧倒させる画力を持っていますが、その一方で、野菜を擬人化させた絵
や、かわいらしい人形の絵など、ユーモラスな絵もたくさん描いています。

代表作には 「動植綵絵(どうしょく さいえ)」「鹿苑寺大書院障壁画」 などがある。


これは、伊藤若冲の 「糸瓜群虫図 (へちまぐんちゅうず)」 です。
この絵の中に11匹の虫が描かれていると教えて頂きましたが、分かりますか?


それでは数えてみようということで、パソコンに表示されている「糸瓜群虫図」を
覗き込んで、みんなで一つ、二つ・・・と数えているところです。

∽∽∽∽∽  ひとりごと    ∽∽∽∽∽

細見美術館には、「マイセン 西洋磁器の誕生」 で行ったばかりだったので
とても興味がありました。その時のアートな空間のある 細見美術館 の記事は
京都 ・岡崎 「細見美術館 (ほそみびじゅつかん)」をクリックしてご覧下さい。

~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~
花名 : ペラルゴニウム       花言葉 : あでやか
原産地は南アフリカですが、最初に栽培が始まったのは東方貿易で渡った先の
ヨーロッパでした。 ゼラニウムの近縁で4~6月に西洋ツツジに似た艶やかな花を
咲かせます。
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