黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『いとみち 二の糸』越谷オサム(新潮社)

2012-10-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
県内唯一のメイド喫茶『津軽メイド珈琲店』で働く高校生・相馬いと……濃厚な津軽弁で、泣き虫で人見知りながら、三味線の名手。
店も地元青森の新聞で取り上げられたりして順風満帆かと思いきや、何故か先輩メイドのふたり…メイド長の葛西幸子とエースメイドの福士智美や、常連客の山本の態度が、このところ妙によそよそしく避けられていると感じるいと。おまけにステージで披露する三味線も、ついついマンネリ気味に陥ってしまい、思い悩む。
そんないとも、二年生に進級。心を開ける数少ない友達であった3人…対馬美咲、三上絵里、伊丸岡早苗とも、クラス替えで離れてしまい寂しい思いを抱くも、担任となったのは、転任してきた山本だった。
早苗たちと新たに写真同好会を発足。山本を顧問に迎え、中学時代には相撲で県代表だったという巨漢の一年生・石郷鯉太郎を加え、活動を始めるも、いとの不用意な発言がきっかけで早苗と仲違い。気まずい雰囲気になってしまう……

続編。2年生になったいとのお話。
周辺にもあれこれ変化があったり、いとにもほのかな恋の予感?
この分だと3年生になったお話とかもありそうですが、その後の進路も気になるところ。

<12/10/9>