黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

苺ロール@VIGO

2012-01-16 | スイーツ
 米粉を使ったロール生地で、たっぷりのチーズクリームを巻いてあるのは、チーズロール同様。
 中にいちごがひとつ入っていて、ロール生地が裏巻?になっています。

 パティスリーカフェ VIGO:新潟(長岡)


『十方暮の町』沢村鐵(角川書店)

2012-01-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
母と二人暮しの少年・大伴和喜が、いつも通う学習塾に出かけると、そこにはしばらく休業するという貼り紙が貼られていた。噂によると、塾で勉強を教えている老教師の孫が、“神隠し”にあったのだという。
それを機に、和喜は自分の暮らす妙憧町で、他にも行方不明者が頻発していることに意識を向ける。
曰く、神隠しにあった人たちは、何故か靴だけを残して姿を消しているらしい。
和喜は、たまたま図書館で見つけた赤沢保晴という人物の文章から、昔にも同様の現象が起き、それを鎮めるために、偉い僧侶が町の各所に地蔵を置いたという昔話を知る。
図書館からの帰り道、
幼馴染の殿村俊と、その友人の半田咲子が、公園に居た男にちょっかいを出そうとしているところを目撃した和喜。助けた彼から、夜の公園に近づかないようにと忠告される。
神隠しと時を同じくして、あちこちの公園に居座る不審な人物たちを見かけるようになったことも気になっていた和喜と、彼が姉のように慕う仁藤仁美が、公園に様子を見に行くと、そこには米山という男がいた。町を守るための手伝いをしているらしい彼を介して、地蔵について書いた赤沢老人や、日下慎治という青年と話をした和喜たち。
曰く、町は現在、六十年に一度やってくるという“十方暮”という魔の時期にあたり、異界への扉が開いて神隠しが起きているのだという。公園にいたのは、慎治の助っ人たちで、人々が連れていかれないように監視していたのだった。
彼らに協力して、町を守る手伝いをすることにした和喜たち…さらに幼馴染の柔道少女・佐久間しのぶも加え…だったが……

“銀のさじ”レーベル(ジュブナイル寄り)の一冊。
町を襲う怪異から人々を救おうとやってきた青年を、手伝うことになった少年とその仲間たちを描いたお話。
シリーズ物の一編のような雰囲気。
ちょっとキャラクタたちの描写が浅いかな、という気がしなくも…。

<12/1/16>