『ネオカル日和』辻村深月（毎日新聞社）

ドラえもん、能、Q-Pot、フジロック…人気アニメから伝統芸能まで、日本のネオカルチャーのさまざまな現場を訪ねるルポ10編……“Ⅰ　ネオカルチャー新発見”、
昔呼んだ本や好きだった映画や舞台などについて語る13編……“Ⅱ　おおむね本と映画の宝箱”、
大好きなドラえもん、そして藤子・F・不二雄先生。幼馴染みの恵子ちゃんとのドラえもんエピソード、大山のぶ代さんとの対話など……“Ⅲ　四次元の世界へ”、
たいやき屋に通う少女を描いた、リレー小説の一編として書かれた短編『さくら日和』、不思議な猫と少女を描いた、神林長平氏へのオマージュとして書かれた短編『七胴落とし』等4編……“Ⅳ　特別収録　ショートショート＆短編小説”、
一日の過ごし方。うっかり誘惑され買ってしまったあんなもの。果物や御朱印帳、本の帯などこだわりのいろいろ。蕎麦打ち体験等々。日常を綴った……“Ⅴ　女子とトホホと、そんな日々”を収録。

これまであちこちに掲載された、ルポや短編、エッセイなどを収めた一冊。
辻村さんがご結婚されてて、しかもあとがきの時点では、既にご出産されてるのを知り、びっくり。
最後の、もらった予算で本屋さんで買物という企画で、何を選ぶか思い悩むところがおもしろかったです（こぐまちゃんとＡＫＢ…）。

<12/1/10>