黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『彩雲国物語 1』由羅カイリ/雪乃紗衣(角川書店)

2006-06-25 | 読了本(漫画)
彩雲国の名門・紅家に生まれた紅秀麗は、お嬢様なのに父の稼ぎは少なく、家計は火の車。
そんな秀麗の元に金五百両で昏君と評判の王・紫劉輝の教育係の仕事が舞い込んだ。貴妃として後宮に入ることになった秀麗だったが……。

劉輝が美形だということをすっかり忘れていました(この作品自体の美形率が高い所為もありますが/笑)。
登場人物が多い作品なので、マンガ化された方が人物は把握しやすいかも知れませんね~。

<06/6/25>

『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男(文藝春秋)

2006-06-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
1943年、アリューシャン列島。アッツ島の守備隊が全滅した日本軍は、キスカ島からの全軍撤退を敢行。島には“北”“正勇”“勝”“エクスプロージョン”の4頭の軍用犬が置き去りにされた。
数奇な運命に翻弄されつつ、世界中に散らばっていく犬たちの血統。そしてそれは、人間たちの歴史をも左右していく……。

タイトルだけ見た時は、何故か盲導犬の話だとばかり思い込んでいたわたし(笑)。
……それはさておき、犬たちの壮大なる叙事詩、な作品でした。出てくる犬たちの相関図とか欲しいかも(笑)。
それにしてもすごい作品でした(溜息)。
ちなみに、この後に発表された『LOVE』が、この作品に対応する形で猫たちの物語になってます。

<06/6/25>