黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

ショコラ・キャラ@ダンファン

2006-06-10 | スイーツ
 キャラメルのムースとチョコレートのムースが2層になっていて、その周囲がチョコのスポンジ。
 上にはチョコレートソースがかかっていて、くるみ(その上に乗ってるのはスミレの砂糖漬け?)と焼いたメレンゲとコーヒー豆型チョコが乗ってます。
 このケーキだけ、何故か呪われたように写真がうまく撮れず(あとで見ると、みんな画像がモザイク状に…)10回くらい撮りなおし;設定は同じなのに~(涙)。

 ダンファン:新潟(長岡)



『猫路地』東雅夫・編(日本出版社)

2006-06-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
愛猫・葉月が、猫花火欠乏症に。犯人は犬走之信ではないかと睨んだ私だったが……加門七海『猫火花』、
風呂屋の番台には1匹の白猫。そして私が見ていた猫の夢……長島槇子『猫ノ湯』、
ある日突然、町がスキマだらけだということに気付いた私。病院で、周波数を合わせる眼鏡を作り……谷山浩子『猫眼鏡』、
詩歌と幻想文学作品の品揃えの行き届いた“猫書店”。その店主の祖母は猫人族だったという……秋里光彦『猫書店』、
小さな出版社の倉庫番の仕事を亡き父から引き継いだぼく。ある日、一匹の黒猫に出会う……寮美千子『花喰い猫』、
猫が飼える物件を探していた文夫と未知子。二人がたどり着いた場所は……倉阪鬼一郎『猫坂』、
澁澤龍彦の十三回忌に出かけた私は、いつの間にか猫に姿を変え……佐藤弓夫 『猫寺物語』、
猫の霊だけを弔うことで知られる幻夢寺。そこを守る一人の尼僧が語る若者の話とは……片桐京介『妙猫』、
風街に住む魔女に飼われている猫・ジェンナーロ。ある時魔女が自動人形を作り……井辻朱美『魔女猫』、
1892年、パリの下町で興業される猫のサーカス。猫の扱いが酷すぎると注意する刑事に、興業主は自分は猫が大好きだという……菊地秀行『猫のサーカス』、
亡くなってしまった愛猫・グリ。その死は心に深く、影響を及ぼし……片岡まみこ『失猫症候群』、
僕が毎年出かける、ある島。“猫波”と呼ばれる現象が起こるそこには、失った猫の姿を探す人々が集う……霜島ケイ『猫波』、
まるで猫のような性格の迪子。私の家に居ついていたはずの彼女は、他の家でも娘のように可愛がられていた……吉田知子『猫闇』、
稲葉峯生と名乗る民俗研究家から届いた手紙。彼の手紙に綴られていたのは、彼が結婚した妻についてだった……天沼春樹『猫女房』、
この世に強い異和感を感じながら生きてきた少年は、父の葬儀の為に帰郷した家で、父の遺したメッセージを読む……化野燐『猫魂』、
飼い猫・シロリの様子がおかしい。仏間の宙空を睨みつけたまま、突然怒り出したのだ。その視線の先にいる存在とは…………梶尾真治『猫視』、
船乗りによく飼われていたという猫・四方猫。ある貧しい一家に拾われた一匹の四方猫は、家族に疎んじられながらも鼠を獲り続け……森真沙子『四方猫』、
一緒に住んでいた女に逃げられた男。そんな彼の部屋に、いつの間にか入り込んでいた灰色猫・ヌー。しかし……別役実『とりかわりねこ』、
狂気の淵に沈む父と、そんな彼と共に暮らす娘。やがて父の死と同時期に猫が現れ……皆川博子『蜜猫』、
“猫とは、<自然>そのものである”猫と自然と人間の関わりについて描くエッセイ……花輪莞爾『猫鏡』の20編収録。

新旧の作家さんによる猫の掌編アンソロジー。
知っている方もあり、知らない方もあり…片岡まみこさんの(この本の表紙等にも使われている)猫版画はよく見かけて知っていましたが、文章も書かれるんですね~。
内容は幻想寄りの作品が多め。それは収録されている作家さんの選択にもよるのでしょうが、猫という存在に幻想がよく似合うということかもしれませんね(笑)。

<06/6/10>

『ちぃちゃんとおばけ図書館』江平洋巳(小学館)

2006-06-10 | 読了本(漫画)
自分勝手な母と二人暮しでいつも寂しい思いをしている小学3年生の少女・ちぃちゃん。ある日、取り壊しが決まった古い図書館で、不思議な小人(野づち)の家族と出会う。彼女以外に唯一その姿を見ることができるのは、同級生の少年・修ちゃんだけで……『ちぃちゃんとおばけ図書館』、
ちぃちゃんは、他の同級生と違い、大人びた雰囲気を持つ少女・ルビィに憧れを覚えるが……『ちぃちゃんとルビィ』、
修ちゃんの家に遊びに行ったちぃちゃん。彼の母はお菓子作りがうまく、理想的に見えたのだが……『ちぃちゃんとバニラクリーム城』、
ちぃちゃんの努力により、ようやく真面目に働き始めたちぃちゃんの母だったが、その矢先働いていたスーパーをリストラされてしまう。自由になった母は、温泉に行こうと提案するが……『ちぃちゃんとママの森~はじめての旅行~』、
母を探し、山で迷ったちぃちゃんは、“ナシコ”と名乗る少女に出会う。そこは母の心の中の世界で……『ちぃちゃんとママの森~おわりのはじまり~』の5編収録。

身勝手な大人の間で揺れる少女・ちぃちゃんの姿が切ないです;
未熟な大人が増えている昨今、いろいろ考えさせられますね。
個人的に野づちさん一家がとてもお気に入り♪
ひとつのお話にしか登場しなかったルビィや、修のママのその後もちょっと気になります。

<06/6/10>