Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

”一芸に秀でた”auの新ラインナップ

2009-05-25 18:08:17 | Thinkings

 ここ一週間ほどの間にドコモとソフトバンクの夏の新機種について発表があったところですが、本日、auについても発表があった模様です。個人的には、auのラインナップの「平凡さ」に嫌気が差してiPhoneに移ったということもあり、今回の発表はいささか驚いてしまいました。

約5000冊の小説が持ち運べるブックケータイなど8モデル--au夏モデルラインアップ CNET Japan

 夏モデルとしては、すでに発表した「iida」4機種と法人向け携帯電話「E06SH」を加え、合計13機種のラインアップとなる。「去年と違う夏」をテーマに掲げ、数よりも「国内初」となる機能を重点に置いた端末をそろえた。

 これまでのau端末は、ソニーエリクソンのウォークマン携帯を除くと、他社製の端末と同じ事が同じようにできるという印象で、ことさらauならではの異彩を放つものが少なかったように思います。ソフトバンクはサイクロイドヒンジを採用したアクオス携帯をいち早く投入することなど、先進的な機種を早期からラインナップに加えていますし、ドコモにしてもiモードなどの独自サービスが大きな売りとなっています。しかし、auにあったのはデザインであり、機能的には他社に遅れを取っていました。

 しかしながら、今回のラインナップはこれまでの無難な路線とは大きく異なり、電子ブックビューアーとして使えること、WiFiでインターネットができること、タッチパネルを採用し、ソフトウェアQwertyキーボードを搭載するbiblioや、デジカムをそのまま小さくしたようなスタイルで、HD動画が撮影できるMobile Hi-Vision CAM Woooなど、それぞれが柱となるコンセプトを定め、めいっぱいとんがった携帯電話になっています。実験場としての携帯電話市場にも書きましたが、製品スパンの短さや奇抜さが受け入れられる土壌を生かした、一代限りの面白い「実験」ではないでしょうか。

 普通に使えると言うことはもちろん重要ですが、どうせ二年しか使わないんだし・・・と思うならば、今回の様な「特殊な」携帯電話も十分アリだと思います。なんだか、次のauの新機種が俄然楽しみになってきました。

 ・・・まあ、しばらくは戻らないし、戻れないんですけどね。



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