テレビに何かを内蔵する、という2 in 1な商品は、古今東西層珍しいものではありません。古くはラジカセ内蔵に始まり、プリンタや冷蔵庫など、いろいろなものと一体化したキワモノテレビが発売されてきました。
そんな中で、「テレビと一緒に使う製品を一体化する」という、大変まっとうなコンセプトの製品ですと、一時代を築いたテレビデオを皮切りとして、DVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーを内蔵するものや、現在成功を収めているHDDレコーダーを内蔵するものがあります。これらは「故障は一蓮托生」というデメリットはあるものの、別々に買うよりも値段が安かったり、設置スペースが少なく済んだり、接続の手間が省けるという利点があります。
そして、日本では絶対に発売されないであろう、新たな2 in 1プロダクトが英国で発売されているようです。
ソニーからプレイステーション2 内蔵 BRAVIA engadget
ソニーが英国向けに「プレステ入りブラビア」をリリースしました。リンク先 Richer Sounds で販売されているのは、22型の液晶テレビとプレイステーション2 がひとつになったKDL-22PX300。
-中略-
PS2は内蔵というより妙に大きな台座として置かれているように見えますが、Built-in をうたっているので一応「一体化」のようです。
うん、台座というよりは、「単に置かれているだけに見えます。何故よりによってこういう安直なデザインにしたのか不思議ですが、確かにこの方がディスクの入れ替えは楽だと思いますので、利便性を考えたと解説されれば納得するのもやぶさかではないです。
考えてみれば、CDやDVDが再生できるPS2は、ゲームが出来るユニバーサルプレイヤーとしてとらえると、確かにテレビと一体化するのは理にかなっている様に思えます。一人暮らし用に新規で導入したり、寝室や子供部屋に追加で購入するときには面白い選択肢になりえるやもしれません。
ソニーなんだからこういう手もありじゃないか、とある意味目からウロコな製品である事には間違いないですので、今後は「torne内蔵PS3」や、「torne+PS3内蔵テレビ」を期待したいところです。
