Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

あえて今「10フィートUI」を快適にするための入力デバイス

2010-12-14 19:45:33 | Digital Devices

もうずいぶんと前、具体的にはWindows XP Media Center Editionが出たあたりから徐々に浸透し、今はほとんど口に出すことが無くなった言葉に”10フィートUI”という言葉があります。
10フィート、つまり約3メートル離れて使うUIということで、普通のPC利用からすればあり得ないシチュエーションです。使用目的としては必然的に「リビングのテレビにPCの画面を映す」場合の、いわゆるPCをメディアプレイヤーとして使う場合のユーザーインターフェースの事です。

最近では、わざわざそんな言葉を使うまでもなく、ブルーレイレコーダーやPS3、XBOX360がリビングに最適化された10フィートUIを搭載しており、わざわざそのような言葉を持ち出してまで主張するようなものではなくなっています。

ですが、これらのデバイスが高機能化する中で、とりわけブラウザなどを搭載したときに、急に問題になってくるのが入力デバイスです。元々PC向け・・・つまり据え置き利用がメインで考えられているマウスやキーボードがリビングに向くはずが無く、かといって文字入力やポインタの利用はそれらの利用が圧倒的に便利。となれば、例えばこの製品の様な「間をつなぐ」デバイスの登場が、今後は渇望される日が来るかも知れません。

レノボ、トラックボール搭載の小型キーボード 価格.COM

レノボ・ジャパンは、ワイヤレスキーボードの新モデル「ミニワイヤレスキーボード N5901 57Y6585」を発表。本日より発売する。

トラックボールを搭載し、マウス機能を備えた小型のワイヤレスキーボード。持ちやすいグリップを備えており、モニターから離れた場所で文字入力をする場合、両手、片手のいずれの操作においても快適な操作性を実現している。

今年はGoogle TVが発売されますし、手元にキーボードを置くことで、より文字入力を意識したUI、検索を中心としたUIが、家電の世界でも注目を浴びるかも知れません。
もっと単純に、普段はリビングでブラウズなんて滅多にないけれど、ごくたまにPS3で調べ物をしたいときがある・・・というときなど、邪魔にならない「ポインタ+キーボード」というデバイスは有効だと思われます。

今まではキワモノとしての評価しか無かったこれらのデバイスが、ようやく日の目を見る環境が出来る”下地が整ってきた”ような気配がしないでもありません。なんにせよ、こういうデバイスが大好きな自分としては、ラインナップが増えると思うだけでワクワクしますね。



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