Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

こんな失敗

2005-08-28 21:13:55 | PC
 私の持論は「PCは生き物である」。
 機嫌が良いときもあれば、悪いときもあるし、変なものを食べさせれば腹をこわす。マーフィーの法則にも、「犬に良くほえられる人は機会にもなめられる」とありますが、まさにそんな感じです。
 もっと機械ってちゃんとしたものだと思うんですけど、どうも、PCに関してはあんまり当てはまらないような気がするんですよね。

 さて、そんな私は、最近一つ失敗をやらかしました。本当に基本的な事で恐縮なのですが・・・

 ある日、いつものように自宅のPCを立ち上げようとすると、Biosはスルーして、Windows2000の起動画面が立ち上がり、解像度が変わるところで画面が崩れました。うんともすんとも言いませんし、どうやらOSごと落っこちているらしく、HDDのアクセス音もありませんでした。

 もう頭の中は真っ白です。とりあえず何かに祈るようにリセットボタンを押し、無事再起動したときは嬉しかったですね。
 実は、以前、作業中に突然画面が崩れて固まったことがありまして、その時は再起動したら治ったのですが。まさか初っぱなの起動で起こるとは夢にも思っていませんので、内心冷や冷やです。
 その時に頭に浮かんだ原因。

 1.物理的にグラフィックカードが壊れた
 2.ソフトウェアの干渉
 3.ドライバのバグ
 4.OSもしくはHDDが壊れた
 5.USB音源との相性

 ・・・結構浮かぶものですね。真っ先に疑ったのは2番。その時に再起動で治ったことから余計にそう思いました。
 しかし、今度はOS立ち上げの瞬間です。3・4・5番を疑いました。でも、再起動で治ると言うことは、どうもおかしい・・・みんな「壊れたら壊れっぱなし」のところではないですか。
 
 おかしいなと思いつつも、ずっと使えていましたので、原因究明もロクにせずにいたんです。そうしたらとうとう、

 100%起動不可

という状況になりまして・・・

 もう頭の中は真っ白ですよ。立ち上がりさえしないんですもの。BIOSはOK,起動画面もOK、でも解像度変わるあたりでドボン。画面さえ見えればまだ冷静だったんですけど、それが無いとなると焦りますね。
 一応セーフモードは何故か正常に立ち上がったので、ドライバを更新してみたりもしましたがそれでもダメ・・・。
 頭の中で「新しいグラフィックカード」という言葉がぐるぐる回って、福沢諭吉さんがひらひらと舞っておりました。

 もう藁にもすがる思いでTETUさんに電話してみると、

「とりあえず接続を見てみたら」

 他にも色々とアドバイスを頂きましたが、とりあえず一番手っ取り早いのを試してみる事に。頭に血が上った私ではまったく考えつかなかったことです。
 そうすると・・・あれ?なんか、もっと奥に挿せる。

 そうなのです。前にUSB音源を買ってきてケーブル回りをやり換えたときに、DVI-Dケーブルのささり方が甘かったようなのです。そのおかげでうまくいったり行かなかったり、最後には微妙な均衡が破れて、全く映らなくなったという訳みたいです。

 本当に間抜けな話です、まさかケーブルがまともに挿さっていなかったとは。色々無駄な出費をしなくて済んだのは良いですが、何とも恥ずかしい思いをしました。

 今回得た教訓としては、
 1.DVI-Dケーブルはしっかり最後まで挿す。ネジはちゃんと締める。
 2.基本的な部分からまず疑う。
 3.解像度が低い場合、半差しでも動いてしまう事があるので油断禁物。

 「まさかこんな事」と思うことほど、やってしまったときには解決は難しい。そんなことを久しぶりに思い出しました。この事例について、何か参考にでもなれば幸いです。