千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

初雪

2013年11月11日 | Weblog


浦佐は夕方から雨が雪に変わり、あっという間に白くなりました。
まだ身体が雪に慣れていないため、雪の降り始めは特に寒く感じます。

この初雪は大体一度はとけるので、あまり心配はありませんが、まだ木々の雪囲いも池の掃除も、境内の冬準備は全然できていないので、だんだんと気持ちが焦ってきます。

しかし子ども達はうれしそうです。あちこちで雪玉を作って投げている光景を目にしました。

さぁ、明朝は特別寒そうです。

冬支度・・・

2013年11月10日 | Weblog
11月7日、8日は「戸たての薬師」
浦佐城跡から浦佐の民の健康を見守る薬師如来様が、雪降り前に里へ下りてくる・・・そう大切に伝えられてきた千手院の年中行事の日でした。

7日の夜には本堂で薬師護摩を修法して祈願を捧げます。
8日の昼頃にはご開帳した扉を閉めて、戸たての薬師が終わるのですが、今年は8日が本堂で葬儀になり、扉を閉めるのは夕方まで延ばしました。

この薬師様は江戸時代まで、城跡に簡単な建物だったと推測されますが薬師堂というお堂があり、そこで祀られていたそうです。そのお堂を雪囲いするところから「戸たて」と言うようになったのではないかと伝えられています。確証はないのですが・・・。

5月に山に登ったお薬師様が晩秋には山から降りてくる・・・雪国ならではの風習です。
私の知る限りですが、この風習が残っているのは県内では柏崎の米山薬師と千手院くらいだと思われます。



8日は1日雨模様でしたが、翌9日は快晴!

今年1番の冷え込みになり、越後三山の雪も少しずつ下っています。
9日は相当な雲海が広がったと思いますが、私は朝のドタバタで残念ながら見に行けませんでした。



昨日が快晴だったかと思うと、今日は低気圧がもたらす生ぬるい風のあと、朝から雨が降り始めました。この後グンと冷え込んでくるのでしょう。お天気がコロコロと変わっていくのが雪国の11月です。

そんな雨の中を、今日は浦佐城・薬師様の会の皆さんで浦佐城跡の看板や案内板の片付け作業がありました。
私はご法事があるため参加できずに申し訳なかったですが、こうやって協力して下さる方のおかげで山が保全できています。皆さんにお薬師様のご加護がありますように!!!感謝です。

今日も快晴!

2013年11月06日 | Weblog
昨日、今日ととっても良いお天気でした。
今朝は放射冷却現象になり、朝起きるなり絶好の雲海日より・・・しかし、朝のゴタゴタの中、今日は雲海を見に行くことができませんでした。

このように晴れた日は、境内の冬支度を進めるために、貴重な晴れ間なのですが、今日は1日中心配事相談があったため外仕事はできませんでした。

越後三山を見ると、中の岳のあたりも雪でかなり白くなっていました。
今年の雪の降り方はどうなるかな??? 三山が白くなり始めると、もう少しで本格的な冬景色を迎えます。

さぁ、これからだ!

2013年11月05日 | Weblog
9月・・・突然の交通事故にあい、一時はどうなることかと心配された女の子が驚異の回復力をみせて、少しずつ慣れながらの登校が始まったと聞きました。本当にうれしい。

明るく、元気なあの子のことだ、自分のペースでいい・・・きっともとに戻れるだろうと思います。さぁ、これからだ!!!





山は紅葉を日ごとに深め、秋の贈り物がとてもキレイです。これはムラサキシキブ。
他にもガマズミやサワフタギなど、紅葉とともに赤や青の実のなる木々が目を楽しませてくれています。

今日の浦佐は快晴!
心配事相談やお仏壇についての相談を済ませ、夕方からは自殺予防の情報交換会へ出かけました。
行政、医療関係者、そして住職などが連携して、防止を図るために行われている会議です。

話を聞いていく中で、あらためてその難しさに触れました。
問題は一通りではなく、とてもジャンルが広く、そして複雑に絡み合っていて、一概に「これがいい」と言えない・・・、そして、そのためにどう防止策を講じていくのかとなると更に難しい。

ただ、何もしなければ始まらない。
今、お互いの環境や立場の中で、できることを地道に継続しながらも、「何か」を探っていきたいと思います。

荒れたお天気。

2013年11月04日 | Weblog
三連休最終日、皆さんはどのように過ごされましたか?

浦佐は2日は快晴、3日は曇り空、今日4日は朝から土砂降りの雨模様・・・、時折雷が聞こえる荒れたお天気でした。
31日から始まった浦佐菊祭りの来場者もお天気と比例しているようです。

今日のお寺は、午前中はご法事、午後からは心配事相談、時間があけばお正月のご祈祷に使用する幣束作りで終わりました。
この幣束作りには結構な手間暇がかかりますが、今ではほとんどのお寺さんで見られなくなりました。

また、今年の心配事相談はお正月準備の関係で11月17日までとさせていただいております。来年の再開は1月下旬か2月上旬になるかと思います。そして、今年も心配事相談にお上げいただいた浄財の一部を東日本大震災の津波孤児支援に寄付させていただきます。

人を育て、立派な人材を残していくことが一番の財産であり、そして難しいことでもあると思います。
子供であり、弟子であり、その人の立場によって内容は様々ですが、どんなにお金を残そうとも、どんなに箱物を作ろうとも、「人」を残せる人ほど私は尊敬しています。

今日の雲海。

2013年11月02日 | Weblog
昨日、御詠歌の全国大会から帰ってくると、寄せ書きが届いていました。



先般、三用小学校の生徒達が浦佐城跡へ登る際、浦佐城・薬師様の会の皆さんで草刈りをしたことに対する御礼の寄せ書きでした。
なんてうれしい事でしょう!!!心のこもった、写真入りの一字一字がありがたいです。
また、会の皆さんにもお伝えしておきます。

昨晩、空を見上げるとキレイな星空が広がっていました。天気予報も今日は快晴マーク!
「これは雲海を見に行けるかな!」と期待して今朝を迎えました。



今朝の雲海です!!!私の他に2人の方がいらしていました。



六日町、塩沢方面を望む。奥の山は巻機山です。



雲海のちょうど切れ目のあたりに浦佐城跡です。



日が山に当たり始めると、少しずつ時間をかけて雲海が下がり、引き始めます。
日が照ると鳥たちのさえずりも一気に勢いづきます。生きものたちの活動が始まり、その息吹を肌で感じます。雲海の下の人間達もそう、車や電車などの音も聞こえてきます。

ご来光を拝み、気持ちの良い雲海を見た後は下界へ逆戻り~・・・、庭掃除をして、午前中は冬囲いの棒を全部出しました。



これでざっと全部です。
数を数えた事はありませんが、結構な量があるのですよ。今年は11月13日に境内の木々達の雪囲いを予定していますが、とても1日では終わらないので、事前の準備をある程度しておかないとなりません。

そして今日はお天気が良かったので、午後からは浦佐城跡、水の手の整備作業に行きました。
森林組合の方達が本当に良くしてくれて、水の手へ降りる歩道が立派に整備されました。あとは冬の雪でどれだけ歩道が壊されないか、維持できるかどうか・・・によりますが、こればかりは春を迎えてみないと何とも言えません。

私は森林組合さんの手が回らなかったところや、切ってもらった木の後片付けを行っています。木も切って倒しっぱなしだと、その後の草刈りがとてもしにくくなるのと、せっかくのカタクリ達がでてこれなくなるので、雪降り前までに終わらせないといけない作業です。

帰りに味噌汁1杯分の天然なめこを見つけました。
ありがた~い山の恵みです。