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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

今年の桜

2012年04月14日 | Weblog
今日は1日、雨・・・、雪解けも進み、千手院脇を流れる祓川や魚沼の沢水が流れ込む魚野川も増水していました。
昨年も大雪でしたが、雪解けの増水で浦佐ヤナ場も随分被害を受けたと当主がお話をしていたので、今年も心配しています。

また、千手院境内の桜のつぼみも固く、見頃は昨年同様に5月上旬になりそうな感じです。
今年は大雪もありましたし、毎日小鳥たちが来て、つぼみをつついていますが、例年並みに花芽はついているように見受けられます。

この時期になると、日々のご祈祷の合間に冬囲いはずし作業に入ります。
雪というのは積もるときよりも、解けるときに木々を「引っ張る」力の方が警戒が必要で、この雪解けの季節に気をつけて雪囲いをした木々を見ていないと、せっかく囲いをした木々が雪の引っ張る力で大きく斜めに傾いてしまうんです。

秋の囲い作業の時はお手伝いを頼みますが、春の囲いを外す作業は全部自分1人で行っています。
結構時間がかかり、力仕事になりますが、春の楽しみのせいでしょうか、毎年ほとんど苦になりません。おそらく、4月下旬まで作業が続きます。あと半年も経てば、また冬囲いをしなければいけないのですが、これも雪国の宿命ですね。若い頃は「何で~?」「馬鹿らしいなぁ」などと思っていましたが、今ではそれも季節感がはっきりしていていいもんだなぁ~と感じています。

仏教を勉強させてもらったおかげでしょうか、今、当たり前のあるもの、一番近くにあるものこそ、最大の宝物なのだとつくづく感じる日々です。。。

花の季節。

2012年04月11日 | Weblog
今日は1日中、暖かな春の陽気に包まれました!



冬のため車庫に入れておいた植木鉢の八重桜も、他の桜を差し置いて開花しました。
この八重桜の親はもともと境内に立っていたのですが、台風で倒れてしまい、その後に芽吹いた苗木を植木鉢に移して育てています。いつか、どこかに植えたいと考えているのですが、現在思案中の桜です。



境内ではイワカガミが今にもはち切れんばかりに花開こうとしています。



イワカガミの脇に目をやると、なにやら白い、小さな花が咲いていました。近くで見るととても綺麗です。夏場には邪魔にされて雑草扱いされているのですが、春にはこんな花をつけるのですね~。見直しました!

境内の桜のつぼみはまだまだ固いですが、こうやって順番に花が咲いてくれると気持ちが和みます。

そんな春の陽気の中、今日はお葬式の助法(じょほう、お手伝いのこと)に行ってきました。
お隣の普光寺さまの檀家さん宅でしたが、行年103歳の御生涯でした。本当に明治、大正を生き抜いてきた方々は強いと思います。これも幼少期に身体も心も「基礎」が身についているからなのでしょうか。

小雪家の曾野綾子さんが著書『人間の基本』のなかで「教育は強制にはじまる」とし、「義務を果たしてこその自由」うんぬん・・・それが「乗り越える力」をつける教育だと言っています。明治、大正時代に幼少期を過ごされた方々と重なる点が多く、私も共感する点がたくさんあります。

さて、話は変わりご葬儀のあと浦佐城跡の様子を見に行ってきました。山頂の尾根道にもまだ1mほどの残雪でした。



しかし、写真のように地面がでたところから順番に・・・



ショウジョウバカマ。



ちょっとおかしな形ですが、マルバマンサク。そしてカタクリも一輪咲いていました。

雪国の春は、こうやって雪が溶けたところから、順番に花が咲き始めるので長い期間楽しめます。そして深い雪の下から咲く花たちはどれも色が濃く、つややかで透明感がある・・・と雪のないところから来る方達は言います。



城跡からの越後三山。良い季節を迎えました~。




墓地積雪状況

2012年04月08日 | 墓地積雪状況


またまた新雪が降り積もりました~。



毎日のように見慣れて、もうこれ以上は降らなくてもいいよ~、という雪ですが、やはり降り積もったばかりの新雪はとっても綺麗なんです。花粉症の方には敬遠される杉の木も、新雪をまとうとクリスマスツリーのように飾られます。

そして、すでにお日様の光は春の日差し・・・新雪はあっという間に水分たっぷりの締まった雪に変わります。



朝の数時間だけです・・・新雪がお日様の光を浴びると、すぐに表面が溶け始めます。溶けた水にお日様の光が反射して、きらきらとダイヤモンドダストならぬ、なんと言えばよいのでしょう・・・雪面の上全体が光り輝きます。

澄み切った空気に、新雪、春の日差しに鳥たちのさえずり、沢の水音、光り輝く雪面!春を待ちわびながらも、過ぎゆく季節に感謝の気持ちがわいてきます。

おっと、今日は墓地の積雪状況でした。



やっと上部が見え出しました。お墓参りには、まだまだ時間がかかりそうですが、お墓の姿が見え始めると少し安心します。

花見はいつ???

2012年04月07日 | Weblog
今日も寒い1日でした。
朝から夜まで、ずーっと雪が降りっぱなし・・・テレビをつけると桜の満開情報やお花見情報など、新潟も高田の桜祭り?が始まったとか・・・桜のシーズン到来ですが、浦佐はいつ頃になるやら、この雪を見ていると予想できません。

私は1日中、心配事相談で終わりました。
相談事の合間合間に宗派の仕事があり、結構ハードな1日でしたが、仕事があるだけありがたいことです。

明日は天気予報にお日様がでていました。
ここのところ、天気予報ばかりが気になってしまいます。。。

遠い春・・・

2012年04月06日 | Weblog


4月も1週間が過ぎようというのに、ご覧の通り冬に逆戻り。。。

平成21年の今頃は雪もなく、山野草が咲き誇り、写真左に立つ千手院のしだれ桜のつぼみも真っ赤に染まっていたのですが・・・。ただ、これも自然界の流れ・・・誰も逆らうことはできませんね。あるがままを受け止めましょう。

今日は宗派の会議で長岡に1日行ってきました。
新しい体制の本格始動となります。県内のお寺さんが魅力ある活動を展開し、壇信徒の信頼を集めることができるよう、任期の4年間を精一杯頑張りたいと思います。

ミステリーサークル???

2012年04月04日 | Weblog


この雪上に浮かび上がる円形模様・・・何だと思いますか?

毎春、雪が解けてお墓の上部がでる前にできる模様です。この模様がでると、あと数日のうちにお墓が深い雪から顔を覗かせ始めます。

昨日、今日と春の嵐、全国各地、新潟県内でも海沿いを中心に大きな被害が出ていますが、ここ浦佐は周囲が高い山で守られているため、風には比較的強い地域です。その分雪が降りますが・・・

浦佐なりに結構強い風が吹きましたが、大きな木々が倒されることなく、また小さい木々も雪囲いをしてあり、しっかりと縄で囲われているためほとんど被害はありませんでした。感謝です!!!

逆に強い南風のおかげで急激な融雪がおき、随分と雪が減りました。



雪が減ったとはいえ、先ほどのミステリーサークルからやっとお墓の上部が見え始めました。こんな感じになります。お墓の上部にこんなサークル模様ができるなんて、地元の人もあまり知らないと思います。雪があれば皆さんお墓まで来ませんからね~。



強い風と時折雪が舞い降り、またキレイな青空が顔を覗かせました。

今日は1日心配事相談、夜は浦佐城・薬師様の会の幹事会がお寺でありました。会の皆さんのおかげで少しずつ昔ながらの浦佐城跡、薬師様の祠周辺の里山整備が進み、これから春にかけて本当にキレイな山野草が咲き誇ってくれるようになりました。今年の残雪の様子を見ると、5月上旬から中旬にかけてが春の山野草のピークになりそうです。あぁ~楽しみ、楽しみ!!!

新年度スタート!

2012年04月02日 | Weblog
新年度に入るやいなや、宗派やお寺の急な仕事が相次ぎ、ちょっと地に足がつかない新年度スタートになりました。

特に4月、5月は宗派の新体制が軌道に乗るまでドタバタしそうです。何事も事前の準備をできるだけしっかりと整えていきたいと思っています。これも良い勉強です。。。

しかし、4月に入ったというのに雪が降ったり、気温が低い状態が続いています。明日からはまた荒れたお天気になるようで、天地の動きもなかなか落ち着きませんね。このご時世の政治や人心の有り様を映し出しているかのようです。

なんて偉そうなことを言いますが、そんな事を言っている自分自身から先ずしっかりとしていきたいと思います。