今日は先代、賢能和尚の祥月命日でした。
平成10年の今日、本当に眠るが如く旅立ちました。行年83歳。
3月7日、朝の勤行に姿を現さないので寝室に行ってみると、少し様子がおかしい・・・、医者を呼ぶと今日か明日までもつかどうか?と言われ、急いで身内に連絡をしました。意識も戻らずに夜になり、「もうダメか」と思った瞬間、パチッと眼を開いて皆を驚かせました。
子供達の「向こうの岸で女の人達が待っていんかったか?」との冗談まじりの問いに、笑って「バカ言うな!」と。
頭も回り、皆の顔を見て、一言会話を交わしたあと、「水が飲みたい」といって一杯の水を飲みました。
「末期の水」とは、まさしくこのことだと思いました。
水を飲んだ後、再び意識がなくなり、そのまま眼を開けることなく8日に亡くなりました。
6日の日まで普段と変わりなく心配事相談を行い、たったの2日で、あれよあれよという間に旅立ってしまいました。
こんなふうに亡くなれるのか・・・、最後の最後まで身をもって教えてくれました。感動のあまり、あふれる涙を止めることができませんでした。どちからというと現場主義だった老僧の最後は今でも脳裏に焼きつき、「自分もこうありたい」と思いました。
その人生をひたすらに「毘沙門様」と「千手院」に捧げ、迷い、苦しみ、困った人達と60年以上に渡って相対してきた姿勢は、本当に尊敬に値するものでした。
その姿を今一度思い出し、今日も相談事を受けている1日でした。感謝!
平成10年の今日、本当に眠るが如く旅立ちました。行年83歳。
3月7日、朝の勤行に姿を現さないので寝室に行ってみると、少し様子がおかしい・・・、医者を呼ぶと今日か明日までもつかどうか?と言われ、急いで身内に連絡をしました。意識も戻らずに夜になり、「もうダメか」と思った瞬間、パチッと眼を開いて皆を驚かせました。
子供達の「向こうの岸で女の人達が待っていんかったか?」との冗談まじりの問いに、笑って「バカ言うな!」と。
頭も回り、皆の顔を見て、一言会話を交わしたあと、「水が飲みたい」といって一杯の水を飲みました。
「末期の水」とは、まさしくこのことだと思いました。
水を飲んだ後、再び意識がなくなり、そのまま眼を開けることなく8日に亡くなりました。
6日の日まで普段と変わりなく心配事相談を行い、たったの2日で、あれよあれよという間に旅立ってしまいました。
こんなふうに亡くなれるのか・・・、最後の最後まで身をもって教えてくれました。感動のあまり、あふれる涙を止めることができませんでした。どちからというと現場主義だった老僧の最後は今でも脳裏に焼きつき、「自分もこうありたい」と思いました。
その人生をひたすらに「毘沙門様」と「千手院」に捧げ、迷い、苦しみ、困った人達と60年以上に渡って相対してきた姿勢は、本当に尊敬に値するものでした。
その姿を今一度思い出し、今日も相談事を受けている1日でした。感謝!