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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

思わず…

2020年02月08日 | Weblog
一昨日、北朝鮮による拉致被害者、有本さんのお母様、有本嘉代子様の訃報をニュースで知りました。
どれほどの無念であったでしょう。計り知ることさえできません。心からのご冥福をお祈り申し上げます。

思わず涙がこぼれてしまいました。
有本さんと、日本人を救えない日本という国の弱さにです。

比較してはいけないのかも知れませんが、アメリカであれば、どんな手段を使ってでも自国民を助けだすでしょう。

前からそうですが、ここのところ頻度を増して「小さなお葬式」「直葬」などのCMが目立つようになりました。
また、実際に直葬は見かける機会が急増しました。

「死生観の変化」「節約志向」「見栄と世間体」「喪主の高齢化」「迷惑をかけたくない」など、葬儀に関する様々なキーワードがでてきますが、恩義ある家族をどうやって見送るかは当然個々の自由であります。

自分をここまで精一杯の力で育て上げてくれた大切な人・・・本人がそこまでしなくてよいと言ってもそうはいかない。俺のできる精一杯の力で送り出させて欲しい。お金の事も気にするな、働けばすぐに元に戻るから大丈夫だ。そうありたいと思う人は結構いるのではないかと思う。

しかし現実は・・・仕事は厳しく給料も上がらない、消費税は上がる、明日はどうなるか分からない、時間もない、夢も感動もない、誇りが持てない、気持ち的にも経済的にも、すべてにおいて余裕がない。心身のエネルギーがない。それが今の葬儀事情の背景にあるように思う。それはイコール日本という国が貧しく、弱くなっているのだと思う。





この数日の寒波で、やっと浦佐らしい雪景色が広がった。
寒くとも、こんな晴れ晴れした気持ちで過ごしたいものだ。未来の子供達のために。

節分

2020年02月03日 | Weblog
節分を迎えました。
星祭の世界では今日が大晦日、明日が令和2年の始まりになります。

千手院の総本山、奈良県の長谷寺でもこの節分にあわせて星祭りのご祈祷が行われます。

2月1日から心配事相談を再開しており、今日も相談事でしたが、星祭のご祈祷を上げて今年1年の安穏を祈願いたしました。

今日は毘沙門堂で豆まきが行われた後、井口巻の代表が千手院まで来てくれて本堂内に豆まきをしてくれました。毎年の恒例行事です。

コロナウイルスで世界中が大騒ぎの中、どうか鬼を追い払ってほしいものです。
どうか良い年になりますように!

1月だというのに・・・

2020年01月27日 | Weblog
昨日、五箇地区のお日待、星祭祈祷が終了し、千手院のお正月行事はひと段落いたしました。

そんな一段落を待っていてくれたかのように、今日は葬儀がありました。
本当に穏やかな人柄のお方でしたが、そんな人柄がにじみ出たように穏やかなお天気の旅立ちとなりました。
人の最後は選べない・・・、素晴らしい旅立ちでした。これこそが故人の生き様そのものだったのだろうと感じます。



お寺の周囲はまったく積雪がなく、なんとまだ1月なのにフキノトウが出始めました。
明日以降、天気予報に雪だるまが出てきたので、急いで採ってきました。



ほんの少し周囲を回っただけでしたが、これだけ採れました。
ほんと春の光景です。うれしいような、なんか違うような・・・。

有難くいただきます

雨模様

2020年01月23日 | Weblog
20日が大寒・・・以後も雪はほとんど降らず、今日も雨模様・・・。
学校関係からは予定していたアルペンスキー授業が中止になったという連絡続き・・・。本当に今年の冬はどうしてしまったのだろう???
この反動?で、春~夏の天気も心配してしまいます。

千手院ではお日待や星祭のご祈祷が続く毎日です。
お日様、お月様、お星様、風神雷神様、魚沼の旧家では本当に稀に祀られる寒大神宮様という神様もありましたが、今ではそのお宅もなくなってしまいました。平成に入ってからも、雪の上に幣束を立て、読経を上げてお参りしておりました。

普段あるものがないということ、本当に困ってしまいます。

お日待つづき

2020年01月17日 | Weblog
15日、上町区での団体のご祈祷が終わり、以後は昔から伺っているお宅へ出向いてのご祈祷の毎日です。
来週あたりにはご祈祷も一段落し、26日の五箇地区のお日待・星祭のご祈祷が終わると千手院のお正月行事はひと区切りとなります。

2月からは心配事相談を再開いたしますが、20日以降になると予定が決まり、予約を受けられると思いますのでご了承ください。

それにしても、今日も3月を思わせるようなお天気でした。
積雪がないため、学校で予定されていたスキー授業も開催できず・・・、当然、私も初滑りなどはしておりません。
14日からは中学校の県スキー大会があったのですが、開催できたのでしょうか???2月には苗場スキー場でアルペンのワールドカップが開催予定ですが、大丈夫かなぁ?

風雨順次・・・本当に難しいことですね。

雪が・・・ない

2020年01月12日 | Weblog


今日の境内です。ほとんど無雪。庭掃除までしてしまいました。

私が記憶している範囲では、この時期でこれだけ雪がないのは初めてですが、私の母が中学か高校生くらいの時、昭和30年代、60年くらい前になると思いますが、あまりに雪がなくて1月15日に裏の薬師山、浦佐城跡に登って遊びに行ったことがあるそうです。

スキー業界、雪に関係するお仕事の方は本当に危機的状況でしょう。
自然相手はどうしようもありませんが、これもゲリラ的小雪なのでしょうか。あとが怖くなってしまいます。

この後の天候状況も分かりませんが、3月の裸押合大祭も心配されます。

御祈願が始まりました。

2020年01月09日 | Weblog
7日の門前地区のお日待、星祭のご祈祷を最初として、令和2年のご祈祷が始まりました。
今日、9日は昔から決まったお宅の「9日定例」としてのご祈祷。

あとは順次ご祈祷を進め、修めた人から順番に連絡し、御札を受取に来ていただいたり、郵送したりいたします。
また昔からのお宅には直接伺って、床の間の前にて御祈願をお上げします。

この冬は今のところ雪がなく、除雪などの作業がない分、順調に進むかと思いきやそうはいかず・・・申し訳ございませんが、少々遅れ気味です。

越冬するために池棚を変えていた錦鯉たちが、雪ではなく冷たい雨と、そして私がうっかりと水の管理を忘れていたところがあり、一気に病気が伝染し、私の一番好きだった大きな錦鯉が死んでしまいました。新年早々ショックです。

鯉達も生き物ですから、放っておく訳にはいかず、1日かけて何とか対処しましたが今後どうなるか???無事に越冬できるか心配です。

そんな事もあり、御札を郵送させていただくお宅には、連休前にと思っていたのですが、可能な限り早く投函させていただくようになると思います。
どうかご容赦ください。

寺年始

2020年01月05日 | Weblog
お正月の行事、寺年始。

住職が御札を檀信徒のお宅へ届け、玄関先で新年の挨拶を交わす伝統行事です。
毎年1月4日が浦佐地区、5日が五箇地区と決まっています。

昨日は雨模様・・・、今日は雪・・・、毎年雪が降ることが多いのですが、今年はなんと雨・・・。それだけ暖かいのですね。

「ものもう、千手院年頭」と元気よく玄関に入ると、家の中から「ど~れ」と言って出てきて挨拶を交わし、御札をお盆に受け取ります。
浦佐中を回ると大体1万6千~2万歩くらいになるようです。
年々、足が痛くなるのが早くなってきました。



今日の五箇地区の寺年始は雪の中でも、時折陽がさしました。



五箇地区の暖かい湧き水が流れる脇では、フキノトウ。

今年も1年、健康で過ごせますように!

元旦

2020年01月01日 | Weblog
新年明けましておめでとございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は小雪、というか、ほぼ無雪のお正月を迎えました。
昨日から雪が降り始めましたが、たいした積雪もないまま元旦を迎えました。



千手院のお年始の間です。
お正月の時のみのお飾りになります。

今日はここで1日、檀信徒の皆様にご本尊様、ご先祖様をお参りいただき、お年始の御挨拶を交わしました。

今年の床の間には椿椿山の百花のお掛け軸。



向かって右には毎年恒例の蓬莱山です。この飾りも毎年、住職の仕事になります。



左には浦佐を離れ、遠方にお住まいの方から送っていただいた、みちのくの初桜をお飾りさせていただきました。
お陰様で良い感じになってお正月を迎えることができました。心より御礼申し上げます。ブログ、ご覧になっていたら嬉しいです。

今年もお寺の活動や、周辺の様子を感じるままにお伝えしていけたらと思っておりますので、たまに覗いていただけたら幸いです。

さぁ、今日は良い夢を見ることができるかな???

今年も色々とありましたが・・・

2019年12月31日 | Weblog
様々な事がありましたが、今年も1年、なかなかアップできないブログにお付き合いいただきまして、誠に有難うございました。

千手院では、6月に行われた先代の一周忌と新住職の晋山式が一番大きな行事となりました。
檀信徒の皆様にも本当にお世話になり、気持ちを新たにした式でありました。

他にも浦佐城跡、薬師山の稲荷大明神様の鳥居再建、まだ途中ですが白山大権現像の修復、毘沙門堂古山門の屋根塗装等々、お陰様でなんとかなりました。

また、今年は地元の学校との関わりが増え、今の子ども達をとりまく、特にSNSに関連した問題についてつくづく考えさせられました。
便利になればなるほど子ども達は管理社会、管理教育の場に飲み込まれ、自由で闊達な議論、やりとりができないように感じました。とても窮屈な感じです。教育がこれからの国を作るのですから心配です。明年以降も大いに考えさせられる問題だと思います。

今日は夕刻から本堂内の戸締まりを行い、寺族のみで静かに1年の感謝のお勤めを本尊様前で行い、少し早い歳とりを行い、23時45分から始まる毘沙門堂での御護摩助法に向かいます。

明年は宗派の役職が与えられ、今年以上に忙しくなりそうです。
その分、お寺を不在にする機会が増え、ご祈祷や相談事なども対応が行き届かなくなる可能性もありますが、後継者不足を筆頭に、お寺も多くの問題を抱えております。特に越後など地方寺院の状況は厳しいです。

こう綴っていくと問題が山積みですね。
しかし、これからの未来を作っていくのは私達自身ですから、何事も前向きに挑戦していきたいと思います。

皆様、良いお年をお迎えください。