CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】星とレモンの部屋

2021-04-01 21:01:33 | ドラマ映画テレビ感想
NHKでやってた特別ドラマでありました
テレビドラマだけども、内容的には小劇場でやってそうな
劇団脚本といった感じだった
これ小劇場でやってるの見たら面白そうというか
やっている風景が見えるような気がするくらいだったわ

内容は、引きこもりが親の死によって
唐突に世間と接触を強要されるかのようになる
そこでの葛藤に継ぐ葛藤が描かれていて
見ていて、そういう感じになりそうだなと
見入ってしまったのでありました
でも、実際の引きこもりはこう感じないのではとも
思ったり思わなかったり、
いや、実態数が多いからこういうパターンもあるだろうという
一種の希望なんだろうかしら

と、なんか偉そうになるが、引きこもりがこんな感じだと
どうするんだろうか、こんな感じだろうかという
そうじゃない人が押し付けた幻想の映像化ではないかと
辛辣なことも思ってしまったんだが
そうだからこそなのか、理解できるというか、
流れが自然に、そうあって欲しいという感じになっていくので
なんだかわからんが、見入ってしまったように思うのである
そう感じたのも、そう考えているのも
つまるところ、見ている私なのではないかしらなんて

と、そんな暗いことを考えつつも
内容はもっと暗いのでありまして、
引きこもりが、どうしても、どうやっても世間と隔絶を選んでしまう
境遇としては同じで、引きこもりなのに、親が家で死んでしまった二人、
少し先に親の遺体と過ごすことになり詳しくなってしまう男、
今、親の遺体の側にいる女、
二人の会話もまた、ひきこもりというくくりなのに繋がらない、
それぞれが違うということでもあるなと思わされるし、
考えさせられるところが多すぎる

どうしても、破綻ではないが、
強制的に先へと進む事象ではあるのだから
結末として、ある種投げっぱなしになるようでもあるんだけど、
もしかすると、これはひきこもりそのものにではなく、
その親、死ぬかもしれない人たちのほうに向けた
救いを描いたんだろうかとかも
もう、ちょっと考えすぎだろうかしらねと見ながら思ったのでありました


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