伊坂幸太郎著『AX』
ずいぶん前に書店で見て購入。
だって、凄腕の殺し屋なのに恐妻家なんて、おもしろい予感しかしないでしょう??
というわけで、読んでいたのですが、帯に
恐妻家の殺し屋「兜」と、その家族の物語。
と書いてある通り……だった。
凄腕の殺し屋で、敵やターゲットをあっさり片づける。
記述もあっさりしてるので、ほんとにあっさり。凄腕感が強調されている。
なのに! なのに! 1行にも満たない文章で、突然死んでしまうのだ。
びっくりして何度も読み返したよ。ほんまは生きてるんちゃうか、とか。
でも、やっぱり死んでる。
だからこそ、「その家族の物語」なんだけど。
主人公に感情移入して読んでしまう身としてはつらいな。
殺し屋だから、幸せになるのは許されないって主人公が葛藤している通り
なんだけど。それでも、物語の世界なんだから、幸せになる結末を望んでしまう。
でも、それはやはりどう考えてもありえなくて。
幸せを望んだ主人公に感情移入していただけに、つらい、つらい、つらすぎる。
客観的に読めたら、ものすごくおもしろかったんだろうけど。
ずいぶん前に書店で見て購入。
だって、凄腕の殺し屋なのに恐妻家なんて、おもしろい予感しかしないでしょう??
というわけで、読んでいたのですが、帯に
恐妻家の殺し屋「兜」と、その家族の物語。
と書いてある通り……だった。
凄腕の殺し屋で、敵やターゲットをあっさり片づける。
記述もあっさりしてるので、ほんとにあっさり。凄腕感が強調されている。
なのに! なのに! 1行にも満たない文章で、突然死んでしまうのだ。
びっくりして何度も読み返したよ。ほんまは生きてるんちゃうか、とか。
でも、やっぱり死んでる。
だからこそ、「その家族の物語」なんだけど。
主人公に感情移入して読んでしまう身としてはつらいな。
殺し屋だから、幸せになるのは許されないって主人公が葛藤している通り
なんだけど。それでも、物語の世界なんだから、幸せになる結末を望んでしまう。
でも、それはやはりどう考えてもありえなくて。
幸せを望んだ主人公に感情移入していただけに、つらい、つらい、つらすぎる。
客観的に読めたら、ものすごくおもしろかったんだろうけど。