ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

翻訳と音楽と

2021年08月30日 | 日記
新しい翻訳の仕事をやっているのですが、内容自体が新しくて、訳語がない単語が多く
苦戦しています。もー、なんやねん! ムキーとなりかけていたのですが、
あるピアニストさんがYouTubeで生LIVEをすると知り、視聴しました。

社会人してたころは、年上のおしゃれな友達(憧れの女性!)とジャズの聴けるバーに
行ったり(というか、連れていってもらったり)、ジャズライブに行ったりしたこともあったのですが、
小学男子と中学男子を連れて行けるわけも、置いていけるわけもなく、今は音楽とは程遠い生活をしていたわけです。
いや、まあ、子ども向けの音楽とか童謡とか、今kidsがはまってるゲーム音楽とかは
しょっちゅう家の中を流れてますけど(笑)。

生LIVE、まあタブレットなので、そんなに音質はよくないし臨場感もイマイチなんですが、
すてきな音楽に心を癒やされました。やっぱり音楽の力ってすごいなぁ。

以前なら小さい子どもがいたらLIVEなんて無理と諦めていたのに、こういう形で聴ける機会が
生まれたのは今だからなんだろうな。翻訳の仕事は現状に関することなので、この生LIVE
とまったく関係がないというわけでもない。仕事、がんばろって気持ちになれました。

私もエレクトーンとピアノを長く習っていたんですけど、先生が超絶厳しくて、最後はもう
音楽をぜんぜん楽しいと思えなくなってました。んで、辞めちゃったんだけど、
LIVEですごく気持ちよさそうに楽しそうに弾いているのを見ていると、ものすごく
羨ましくなりました。今じゃもう指が動かない……。

コーヒー豆とパイナップル

2021年08月27日 | 日記
どんな組み合わせやねんってタイトルですが(笑)。

私、こう見えて(見えん)人見知りなんです。なので、商店街でのお買い物は苦手。
だって、知らない人に話しかけないといけないじゃないですか。

だけど、ず~~~~~~~っと前から気になっていたコーヒー豆のお店がありまして。
前を通るたびに焙煎しているすんごくいい匂いがするんですよね。

ずっと前、『万葉ブックカフェの顧客録』(山咲黒著)を読んで、なんかおいしいコーヒーが
飲みたくなって、コーヒーミルを買ったのですが、まだ使ったことがなく(笑)。

勇気を出して、コーヒー豆のお店を覗いてみました。そうしたら、おじいちゃんとおばあちゃん
のお店でして。「おいしいコーヒーを飲みたいと思って……」みたいに言うと、
おばあちゃんがとっても丁寧に親切にいろいろ話を聞いて、お薦めの豆を2種類選んでくれました。
「マイルドブレンド」と「特選ブレンド」。

明日、さっそくミルで引いて飲んでみようと思います。豆がよくても、私がコーヒーを淹れる腕が
悪いと……ごにょごにょ……だけど、すごく楽しみ!

んで、パイナップルは、毎年、商店街の夏祭りで割り箸に刺したパイナップルを買ってたんです。
すっごく甘くてジューシーでおいしくて。けれど、コロナでここ2年、お祭りがなく、
パイナップルが食べられない。いや、まあ普通にスーパーで買って食べていたんですけど、
あの甘くてジューシーなのが食べたい!と思ったら、そのパイナップル棒(そんなネーミング?)を
売っていた果物屋さんで、カットパインを売ってるじゃないですか!!

おいしいもののためなら、人見知りですが、がんばってお店の人に話しかけますよっ。
なんて気負わなくても、どちらのお店も優しいおじいちゃんおばあちゃんのお店でした。
これからも買いに行こう。

パイナップルは今日の夜のデザートにいたします。

どうすりゃいいんだ?

2021年08月26日 | 日記
市長は一斉休校にしないと言い、新学期が始まりました。
が、学校から、子どもたちを登校させることに不安があれば、欠席扱いにはしません、
学校にご相談くださいって感じのメールが届きました。

登校させないって言ってるママさんが数人いるんだけど、かといって学校から
課題を出すとかタブレットを持ち帰らせますとかの話はない。まあ、相談したら
なにか対応があるのかもしれないけど。そもそもタブレットを使っても、学校の先生の授業を
家で視聴できるシステムじゃないので(学校が指定した動画を自分たちで勝手に視聴する
スタイルだった)、完全に勉強遅れるよな。

でも、勉強なんて言ってる場合じゃないしっていうママさんもいるし。

どうすりゃいいんだ? 保護者に対応を投げられちゃった??

ケイト・サマースケイル『最初の刑事――ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』

2021年08月19日 | 読んだ本(日本語)
ケイト・サマースケイル著、日暮雅通訳『最初の刑事――ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』

5年前に買った本。ようやく読み終わりました(笑)。

1860年、ヴィクトリア朝時代の英国。のどかな村にたたずむ屋敷ロード・ヒル・ハウスの敷地で、
当主サミュエル・ケントの3歳の息子が惨殺死体で発見された。
殺されたサヴィル・ケントは施錠された屋敷内から連れ出され、屋外の使用人トイレで、
首がほとんど切断されかけた状態で発見された。

ということで、内部犯の犯行が疑われたのだが、まあ、この当主の人間関係が(笑)。
当主は最初の妻が存命中から住み込みの子守と不倫してて、妻が亡くなったら子守と再婚。
まあ、子どもが多いのなんのって。後妻の子どもを妬む前妻の子どもとか、後妻自身も
なんやら問題ありな人で。

当時は中流階級の人たちがそんなひどいことをするわけない!という偽善的な道徳観があり、
刑事なんていう労働階級の人間が中流階級のことを調べるなんてとんでもない!みたいな
ところがあったらしい。そんななか、スコットランドヤードに初めてできた刑事課の初代刑事の1人、
ジョナサン・ウィッチャーが派遣されてくる。ウィッチャーは「刑事課のプリンス」とまで
言われた凄腕刑事。

最初は誰が犯人なん!?とドキドキソワソワしながら読み進めてたのだけど、
なんか時代背景やら人物像やらの説明が長く、飽きてきてしまって4年近く放置……。
1日10ページとか決めて読み始めたら、ちょうどおもしろくなってきて、
ついに読み終わりました。

この事件が、のちの探偵小説、ウィルキー・コリンズやチャールズ・ディケンズ、コナン・ドイルなどの小説に
影響を与えたというのがおもしろい。まさにシャーロック・ホームズの世界を思わせます。

加藤元『四百三十円の神様』

2021年08月16日 | 読んだ本(日本語)
加藤元著『四百三十円の神様』

久々に書店に行って吟味して買った本……の帯で紹介されていて買った本(笑)。

短編集です。初めての作家さんですが、よかった。
なんていうんだろう、すごくリアルで共感できたり、あるあると頷いたり。
どこかちょっとしんどいんだけど、でも最後にはたぶん希望に繋がるんだろうなぁ……みたいな
淡い余韻があります。

めっちゃハッピーエンドに浸りたい!ってときにはお薦めしませんが、
普通の気分のときに読むと、いろいろ心に来ます。
一番好きなのは本のタイトルにもなっている1話目の『四百三十円の神様』。