ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

東野圭吾『プラチナデータ』

2016年01月31日 | 読んだ本(日本語)
東野圭吾著『プラチナデータ』

ずいぶん前に本屋さんで壁一面に『プラチナデータ』が並んでいたのが印象的でした。

一番最初に出てくる刑事さんが主人公なのかと思いきや、どうやらそうではないらしい。
まあふたり主人公のうちのひとり、という感じでしょうか。

わたし的希望で、勝手にイケメン認定してましたが、年齢不詳。たばこを吸っているシーンで、
たばこが体に悪いことは30年前からわかってる、というようなことを言っているので、
法律的にたばこを吸っていい年齢20歳+30年で50代?かと思いましたが、そういう雰囲気ではなさそう。
警部補で独身で、ヤニとカビ臭いアパートに住んでいる……。足を使って捜査とか言いつつ、わりに
パソコンも詳しいらしい。ということで、勝手に30代半ば認定。どこかで年齢書かれてたかなぁ?
(見落としてたらすみません)。

私が普段書くのはロマンスなので、ヒーローの年齢設定はマストです。どこかで必ず言及してます。

あ、脱線。

ざくっとしたストーリーは、国民のDNAを国が管理し、犯罪者の遺留品から採取した
DNAをそのデータベースで検索し、DNAプロファイリングというやつで、犯人の身長体重、
容姿、顔まで作成しちゃうという背筋の寒くなるようなシステムが開発されます。

いったん遺留品からDNAが採取されれば、犯人本人のDNAがデータベースに登録されていなくても、
「どこどこ在住だれだれさんの血縁者だ!」とわかっちゃいます。
警察の検挙率も上昇する中、そのすんごいシステムを開発した兄妹が殺されます。
んで、妹の胸に落ちていた毛髪を、システムの共同開発者がプロファイリングするんですが、
ぬあんと、その結果が自分と99.99%マッチするという……。

彼は父を悲しい事件で失い、以来、もうひとりの自分がときどき登場する、いわゆる二重人格
なのです。もしや、俺が意識を失っている間にもうひとりの俺が……と疑ったり、アメリカから来た美女に
逃亡を助けられたり。

そうして『モーグル』というプログラムの存在が明らかになり、それをめぐってあれやこれや……
となっていき、肝心の事件のキーワード、『プラチナデータ』の意味を取り違えてました。

飽きのこない展開、さすがです。おもしろかった。

でも、読み終わって、あの兄妹がせっかくモーグルを作ったのに闇に葬られて、じゃあ、何のために
ふたりは殺されたんだろう……とちょっと切なくなった。まあ、共同開発者の二重人格が解消されて生き方が
変わり、刑事さんも昇進しましたが……。

世の中にはしもじもがあがいてもどうにもならないことがある、ということを知ってしまう、ちょっとモヤッとが
残る感じでした。

共同開発者が結構なイケメンであるらしいことを除けば、ほかにイケメンもロマンスらしいロマンスもなしでした。

勘弁してよ~

2016年01月30日 | 日記
次男がようやく何事もなく登園し始めたというのに、今度はだんながインフル感染。

んも~! 勘弁してよ。と言いたい(言わないけど)。

普段、家に晩ご飯と寝るためだけに帰ってくる(お風呂も入るけど)だけの人が、
一日家にいるこの圧迫感(?)。

いやぁ、わかってますよ、毎日がんばって働いてくれてるんだから感謝しなくちゃってのはね。
でもね、なんかいつもいない人がいるって言うのはどうにも落ち着かない……。

咳がひどいので非常に困る。私の仕事部屋に隔離中。パソコンやら原稿やら原文やらは
すべてリビングに移動中です。ああ、やりにくい。

二週間ぶりの目の保養

2016年01月29日 | 日記
先週はインフルに感染した次男の登園禁止期間最終日だったので、英会話に行けませんでした。
二週間ぶりのイケメン講師、じゃなくて、英会話教室。

先生が元バスケットボール選手だったので、コービー選手の引退の話を振ってみました。
ぐふ。先生とふたりっきりのトーク(なんていうとヤラシイな。建物に入ったとき、たまたま
先生に会っただけです)。

それはそうと、体を鍛えるためだそうですが、いまだに半袖の先生。せくすぃ~な腕の筋肉を
惜しげもなく披露してくださっています。


今日、英会話に行くまでに手元の仕事を一段落付けようと思ってたら、幼稚園から電話が!
何!?っとギクッとしたものの、今日は月に一度のお弁当の日だったのに、私がすっかり
忘れておりまして……。あわててお弁当をつくって持っていきました。なので、仕事は予定通り
進まず……。

長男のときにも一度お弁当の日を忘れたことがあります。
子どもの頃から忘れ物が多いのです!(いばってどうする!)

寒い日は書店へGO!

2016年01月24日 | 日記
なんて書いたら怒られるかな(笑)。

近所に書店がなくて、大きな駅まで出ます。子ども向け書籍専門店があって、我が子たちは
そこが大好きです(売上にもずいぶん貢献しました(笑))。

次男のお気に入り
鈴木 のりたけ『たべもんどう』
ヨシタケ シンスケ『もうぬげない』
中川 ひろたか、 村上 康成『こんにちワニ』
薫 くみこ、 かとう ようこ『ないしょでんしゃ』
だじゃれ系、でんしゃ系が好きです。

長男のお気に入り
シャーロック・ホームズシリーズ
アルセーヌ・ルパンシリーズ
怪人二十面相(明智小五郎?)シリーズ
今日はアガサ・クリスティを買いました。ミステリ好きは母の影響か(笑)。

表紙のあまりの美しさに惹かれて、新美 南吉、 黒井 健『てぶくろをかいに』を衝動買いしました。
読み聞かせてたら途中で泣いてしまいそうになった自分(涙腺弱すぎ)。

ママはどんな本が好き?
と聞かれました。うーむ。いろいろあるな。
でも、人生で一番好きな本ってなんだろう。
パウロ・コエーリョの『アルケミスト』はかなり好きだと思ったけど、もう何年も読んでない(笑)。

人生のバイブル的な本に巡り会えるといいなぁ。

努力に終わりはないらしい

2016年01月22日 | 日記
ちょっと前に聞いた某テレビ番組のセリフ。
正確には覚えてないのですが、「努力しないで叶う夢は夢じゃない」というようなものが
ありまして。主人公曰く、努力はずっと続けていくものなのだとか。

うーむ。結構努力を続けてきた(と自分で思う身としては)、そろそろ夢が叶っても
いいんじゃないか、とか思ったりもします。

自分より後にデビューされた方が活躍してるのを見たりすると特に(ただ妬んでるだけなんでしょうけど)。

そういうとき、いつも思い出すのが、翻訳学校の先生です。まだまだ活躍できる40代という
若さでご病気で亡くなられました。もう10年以上前のことです。

就職先の人間関係で失敗して、自分に自信をなくしていた私が、英語だけは自信を持っていたのですが、
翻訳学校に入学して、その自信すら砕け散りました。謙虚になることを覚えたのは
この先生に出会えたからです。自信を与えてくれるけど、天狗にはさせない。
そんな先生の訳文は、訳文じゃないんです。なんというか、最初から日本語として書かれた
かのような自然な日本語。

まだまだ先生の下で勉強したかった。先生が亡くなってからも翻訳学校には通いましたが、
出産を機に辞めました。その後、一年半ほど翻訳から遠ざかっていましたが、縁あってまた
こうして翻訳の仕事をさせてもらっています。

一度、出産後に翻訳学校に顔見せに行ったら、一緒に机を並べていた生徒さんが講師になっていました。
がーん、置いていかれた感。でも、待って。私は翻訳学校の講師になりたかったわけじゃない。
だって、教えるの苦手だし、教えられるほど翻訳をわかっていない。自分の訳を仕上げるので
いっぱいいっぱいなのに、ほかの人の課題を添削するなんて絶対に無理だ。

でも、少しずつ、少しずつ実績とか経験とか積み重ねているうちに、少しずつ先生の年に近づいていく。
先生の年に追いつく頃には先生と同じくらいの翻訳ができるようになっているんだろうか。

自分の仕事ぶりを見ているとそうは思えない。でも、後10年ほどあるんだから、やっぱり努力しなくちゃ、と
思う。10年経って先生と同じ品質の翻訳ができるようになっていたい。

そう思うと、やっぱり翻訳でも小説でも、自分のペースで努力を続けていかなくちゃいけないんだな。

などと真面目なことを思う夜でした。

自分だけの世界にとどまっていたら視野は広がらない。だから周りも見なくちゃいけないけど、
見過ぎると落ち込む。

さじ加減が難しい。

さあ仕事しよ。