ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

江戸川乱歩『大金塊』

2022年01月28日 | 読んだ本(日本語)
江戸川乱歩著『大金塊』

図書館で借りてたのをもう返さなくちゃいけなくなり、次男が「おもしろいよ!」と
お薦めしてくれていたので、急いで読みました(笑)。

宝物が見つかってめでたしめでたし、なんて単純な展開じゃなく、こりゃ、小五男子は
わくわくするやろ!ってなりました。それにしても小林少年すごいな。目に見えないところで
明智探偵はいろいろ活躍しているんだけど、小林少年目線で大冒険するから、なんか
小林少年が主人公かと思うよ。っていうか、そうなんか? 少年探偵シリーズだから、そうなのか。

子どもの頃、江戸川乱歩も読んでたらよかったな。そうしたら、アルセーヌ・ルパンとか
シャーロック・ホームズとかと同じくらい毎日わくわくしながら読めただろうな。

いや、この本、大人の私でも楽しめた。子どもの頃のわくわくを思い出しました。

江戸川乱歩『宇宙怪人』

2022年01月25日 | 読んだ本(日本語)
江戸川乱歩著『宇宙怪人』

これも、次男に「おもしろいよ!」とお薦めされて読んだ本です。

怪人が明智探偵に正体を暴かれたとき、「世界各国の政府や軍隊は、いくど戦争をやっても
こりないで、何百万という罪のない人間を殺してもすこしもこりないで、まだ戦争をやろうとしているじゃないか」
(江戸川乱歩『宇宙怪人』ポプラ社、P187後ろから4行目と3行目)、だから、地球じゃなくて
宇宙に目を向けさせるためにこの事件を起こした、と語っていて、それまでの
キッズの心わくわくな展開から、急に重くなった。
でも、この作品が書かれた第2次世界大戦後の情勢を考えれば、すごく心に響くセリフだ。

怪人、なんかすんごい世界的に迷惑なことをしてるけど、深いやん。



麻見和史『無垢の傷痕 本所署〈白と黒〉の事件簿 』

2022年01月20日 | 読んだ本(日本語)
麻見和史著『無垢の傷痕 本所署〈白と黒〉の事件簿 』

黒星達成という名前の超ネガティブ思考の刑事さんと、
白石雪乃という元看護師の刑事さんがコンビを組んで事件を解決する短編集。

白石さんが気づいて、それを元に事件解決、みたいな。
何に気づいたかは読者には教えてもらえず、最後に黒星刑事と白石刑事が犯人に向き合う感じ。
そのときに事件の概要が明かされる。

柚月裕子『月下のサクラ』

2022年01月14日 | 読んだ本(日本語)
柚月裕子著『月下のサクラ』

『朽ちないサクラ』の続編。前作では年下の刑事くんとなんかいい関係に
なりそう(いや、年下くんが一方的に好意を寄せていただけか)だったけど、
今作、彼については1文字も言及がなかった。ま、そりゃそうか。一方的だったし(笑)。

んで、主人公の森口泉は、頑固なほどまっすぐな正義感だけはそのままに、
別人のような特殊能力っぽいのを身に付けています。記憶を逆再生して鮮明に思い出せるそう。

前作で公安の不条理に怒り、警察事務職員から刑事になると決心し、そのためにすごい努力をして、
今作では刑事になっています。でも、念願の機動分析係に配属されるための実技試験で失敗。
だめかと思ったら、試験で泉の尾行を撒いた黒瀬が泉を強引に採用。まあ、そんなんで、最初は
係の他のメンバーとうまくいかないんだけど。

それにしても、春日の喩えはほんとにひどい。泉も言ってるけど、ほんとにひどい。きもい。

んで、黒瀬に肩ズンされてる~! きゃー! いや、でも黒瀬やしな。とか恋愛脳が一瞬暴走しかけた。

まあ、それはさておき。警察署内から保管されていた1億円近い現金がなくなり、盗まれたと
わかる。その犯人と目された前任の会計課課長が殺され、公安が警察より早く現場に臨場。
ということで、またもや公安に邪魔されるわけです。

けど、公安っていまいちよくわからないな。警察小説はあるけど、公安小説ってあるのかな。
読んだことないからわからないけど、国民に害を加える真の黒幕を捕まえるためなら、
殺人も辞さないって……ほんと!?

サクラって公安のことを指すって前作で言ってた気がするけど、いったいタイトルにどういう
意味があるんだろう。

とりあえず、今作では泉は泉としての正義は貫いた。思わぬ人が事件に絡んでて、その人もその人
なりに正義を持っていたけど、その心を何度も折られて道を踏み外してしまった。読み流してた人
だったから、またページを戻して「誰だったっけ、この人」ってなってました(笑)。
泉みたいな記憶力、私も欲しい! どんな訓練したらいいんだ。

あけましておめでとうございます!

2022年01月01日 | 日記
うわー、2022年だよ。もう2022年だよ。
早いなぁ。去年の私、最後の方はかなり落ち込みやすく、ネガティブ思考だったように
思います。今は新年だからかなぁ。珍しく(?)かなりポジティブ!

今年はしばらく書けていなかった2社さんに作品を出すようにしよう。
1社さんは投稿だから、本にしてもらえるかわからないんだけど……。
まあ、出版云々より、妄想全開で楽しんで書くことを大切にしよう!

それよりなにより、5日正午納期の翻訳の仕事があり、昨日今日と家庭を優先してたら、
ちょっとやばいんちゃうん、納期!!

テレビ見てるかゲームしてるか寝てる我が家の男3人が家事を手伝ってくれたらいいんだけど……。
ダメ旦那図鑑まっしぐら男子にだけは育てないようにしなければ……と
思いつつ、反抗期男子が手伝ってくれるはずもない……(号泣)。

今年もがんばれ、私!

本年もどうぞよろしくお願いいたします!!

今年こそは! 気兼ねなく人と会えて楽しく時間を過ごせる日々が来ますように。
さまざまな人の心身の負担が少しでも軽くなりますように。