ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

Jeffery Deaver『The Sleeping Doll』

2021年06月25日 | 読んだ本(英語)
Jeffery Deaver著『The Sleeping Doll』

いったい何年かけて読んだんだろう。多分10年以上?(笑)

長男の出産を機に、5年半学んだ翻訳学校を辞めまして。そのときは子どもが
ある程度大きくなったら復学するつもりだったけど、結局してない(笑)。

まあ、んで、辞めるときに(学期の途中だったんだけど、出産だと仕方ない)、
「次の学期にはこれをやりますから、よかったら読んでみてください」と
お世話になった講師に言われたのがこの本でした。

初めての育児にてんやわんやで、夜泣きの昼夜逆転、24時間365日休みなしって状態でして。
買ったものの、いつ読み始めたのかは覚えてない。おまけに読み始めたものの続かなくて、ずっと放置。

んで、最近になって再び読み始めました。ペーパーバックが日焼けして茶色くなってる。
どんだけ放置してたんや(笑)。

で、内容ですが、さすがはジェフリー・ディーヴァー!!
どんでん返しにつぐどんでん返し。

クロイトン一家4人を殺害し、刑務所に入っていたカルトのリーダー、ダニエル・ペルが脱走する。
まあ、彼のファン(というか信奉者?)の女性が手を貸すわけです。んで、ペルは人を欺く
天才で、相手の弱みにつけ込んだり、共感を引き出したり、脅したり……とあらゆるテクを使って、
警察の手から逃れる。その途中で殺人も厭わない。

そんなペルと、キネティック(人間の動作で感情を読み解くっぽい)の名手で人間嘘発見器(?)の
キャサリン・ダンスの対決。キャサリンはペルを追い詰めるため、クロイトン家の唯一の生き残り、
当時9歳だった女の子に接触しようとする。彼女は具合が悪くて階上のベッドで、たくさんの
人形に囲まれて寝ていた。そのため、ペルに気づかれずに殺されずに済んだ、とされていた
(だからスリーピングドール)。

ず~~~~~っとペルがあれこれ罪を犯し、逃げのびるので、ペルが完全なる悪役だと思うじゃないですか!
なのに、実は……みたいな。人を操る天才のはずのペルが、操られていた。んで、それまで
万引きとかスリとかしかやっていなかったペルが、なぜ一家惨殺をしたのか。という謎も、
それに関連して解けていく(ペルを捕まえるため、キャサリンが元カルトメンバーだった女性3人を
呼び出すけど、それぞれの人生が重い)。

ペルの脱獄を手伝ったジェニーが、ペルを殺された復讐をするのかと思ったけど、
最後あっけなかった。え、それまで不穏な空気でキャサリンを尾行してたのに!?

そんで、あれだけ苦労して追いかけたペルが、あっさり殺されてしまい、え??と
思ったら、そういう裏が隠されていたのか!(カルトを許せないFBI捜査官)

残念なのは、ミステリとロマンスが両立していないこと!
私、どっちの要素もた~っぷり楽しみたいのですが。キャサリン、ご愁傷様……。

Peter Turnbull "Turning Point"

2012年07月04日 | 読んだ本(英語)
「父が死んだので、その葬儀の後、父の犯罪を告発しにきました」という青年の話で、過去の事件が明らかになる・・・というストーリー。

しかし、その青年の話には脚色があり(自分の経歴とか)、ちょっと怪しいんちゃうん?と思わされなくもないのだが、ヘネシーはちゃんと捜査を進めるよう指示を出していく。

過去の犯罪と現在の犯罪が、一見関係なさそうで関係ありそうで、やっぱり関係ない・・・?こともない。

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