京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

茗荷漬け

2006-09-11 15:16:42 | お漬物の話
 茗荷漬けについて。
 
 辻しばの茗荷漬けは、とても酸っぱいです。
 お客様には、「茗荷の甘酢漬けです。」と言って、オススメしているのですが。
 いったい、皆様はどのような茗荷漬けがお好きでしょうか?

 今の味が定着するまで、試行錯誤、いろいろな調味液で味付けしてました。
 
 生の茗荷を買ってきて、一気に塩漬け。このまま長期間保存しますので、辛い辛い塩漬けです。そして、さあ加工、というときに、タルから出してきて、塩出しします。それを絞ってから、調味液に漬け込むというわけです。

 調味液。基本的には、美味しい調味液で味付けすれば、美味しくなるわけですが・・・
 茗荷の場合、あまり控えめな味付けだと、苦味やえぐみが残ります。一口食べて、美味しいわあ、と思っても、かんでいるうちに、んん?となってくるわけです。難しいですね。

 だからというわけでもないでしょうが、うちの茗荷漬けはものすごく酸っぱくて、甘口。ちょうど、はじかみのような感じです。
 無防備に食べますと、むせます。よく試食で茗荷漬けを出しておりますと、むせるお客様が居られる。どうも、すみません。酸っぱすぎて・・・

 でも、食べてますと、止められなくなるんですね、これが。
 よく、食べ過ぎると頭悪くなるとか言いますが。(言うだけで、一応大丈夫らしいです。医学的根拠はないらしいです。)
 それでも言いや!というくらいに止まりません。おおかた一袋食べてしまいます。(それはちょっと食べすぎですやね。)

 たぶん、うちで作ってるから、うちの味好みなんでしょうね。

 この茗荷漬け、なぜだか静岡でよく売れます。
 明らかに、突出してよく売れているんですね。
 地域的に好まれる味なんでしょうかね。
 ちょっと不思議です。

 追伸

 お父さん、ホームページ上で、すぐき栽培の報告をはじめます。
 こないだ、準備してたので、もうできてるかと思ってたのですが、まだページには載ってませんでした。(失敗してる?)
 わりと、皆さん心待ちにされてるかと思いますので、早くするように言っておきます。