京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

岩国れんこん

2006-09-21 13:18:21 | 妻!の料理

 
 私の好物、たぶん十本の指に入る、岩国れんこんです。

 ここらでは(京阪神地方)、おおよそ徳島産のれんこんが多く出回っていますが、私は、山口は岩国の、一つ穴の多いらしいれんこんが大好きです。(生協で、取り扱ってます。真空パックですが・・・)
 もう、一度食べたら病み付き。

 実家から送ってもらいました。
 荷物の送り状に、「内容:果物」と書いてあったけど、「れんこんが入ってたら良いのになー」と思いながら開けました。
 そしたら、やっぱり入っていたので、「やったあ!」 
 持つべきものは、親ですね。ちゃーんと、分かってもらってます。
 数週間前から、心の中で、「れんこん食べたいなあ。そろそろ季節だなあ。」と、思っていたのです。夢にでも出たんでしょうかね。(お母さんの)
 
 でもって、すぐ料理。(皆様に披露したいが為)



 塩茹で。
 皆さん、よーく見て下さい!
 この白い肌。このきめ細かさ。この艶やかさ。
 って、分かりにくいでしょうが、でんぷん質が多いためか、ゆでると、ほんのり透明になり、噛むともちもち、粘りがあって、甘いです。
 香りも、枝豆を茹でた時のような、芳醇な香り。
 長く煮込むと、お芋さんのように、ほくほく柔らかくなります。
 
 ほーら、ちょっと食べたくなってきたでしょ。
 茹でながら、一枚、二枚、つまみ食いしてました。
 あー、幸せ。
 先日、公約?しましたダイエットもどこへやら、もー、食欲の秋でございます。



 おおっと、赤子がつまみ食い!
 たまたま別のもらい物の、岩国れんこんのお饅頭の包みと一緒にパチリです。

 今日のところは、マヨネーズと和えて、サラダにしました。
 酢バスもイケますよ。

 かぼちゃ、あちこちからもらいます。
 煮物。うーん、見るからに濃い口ですよね。


 (追記)

 この饅頭の包み。
 饅頭だと思い込んでたけど、「はす餅」というものでした。
 原材料シンプル、もち米にれんこんのすり身が練りこんであるのですね。で、あんこ。もっちりもちもち、美味しいお餅でした。

 で、このはす餅のしおりに、岩国れんこんについて書いてありました。
 やはり、普通のれんこんより、一つ穴が多いのだそう。
 その切り口が、藩主吉川公の御紋とよく似ており、お褒めにあずかったとか。

 初代藩主・吉川広家。
 毛利元就の息子・吉川元春の、息子。(ややこしいなー)
 かの関が原の戦いで、お家(毛利一門)を守るため、単身毛利をあざむき、徳川に内通していた、影の立役者。(マンガ「風雲児たち」の受け売りなんですがね。)
 なんで、お家を裏切ったかって?
 ややこしい話ですが、おそらくこの人は賢かったんでしょうねー。毛利家の行く末を見通してしまったんでしょうね。賢くて。

 そんなことを思い、思い、れんこんを食べてます。