京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

大丸ヴィラ

2006-09-01 07:30:16 | 京の近代建築


 昨日、子供たちと夏休み最後のお出かけをしてきました。
 紆余曲折、迷ったあげく、「こどもみらい館」という市の複合施設の遊び場に行って来ました。
 
 場所は京都御所の程近く、わらべ歌「丸・竹・夷・二・押・御池ー」の、竹と夷の間です。縦・烏丸通の一本東側。京都で子育てをしている人にはお馴染みの遊び場です。

 国際会議場の駐車場に車を止めて(一日一回800円)、そこから地下鉄に乗って、烏丸通を南下しました。丸太町で下車。
 さんざん、あーでもない、こーでもない行き先を考えていましたが、まあ、無難。安全圏といったところでしょうか。子供たちも成長したので、以前に行った時よりも、楽に到着しました。
 ただ、エレベーターの場所まで移動するのがめんどくさくて、つい階段を使い、ベビーカーを、娘入ったごと運んだのが、あとあとちょっと怖いことです。

 夏休み最終日とあって、やはり、すごい人!
 子供がいれば、その数だけ親もついて来ているわけで、それはそれは、すごい人。恐れをなした私は、上ふたりを遊び場に放りこみまして、赤子と一緒に、さっさと併設の喫茶店に逃げ込みました。
 
 はやびるっ! ご飯にはまだまだ早い時間でしたが、ランチセットを頼み、母子で、流し込むようにして食べました。ここの喫茶店、施設内の店にしては、味が良い。(コックさん、一人でがんばってる・・・) コーヒーもイケる。コロッケ定食も美味しいのだが、痩せたいので、今日は止めときました。

 さて、私の読みどおり、喫茶店を引き上げる頃、昼食時間になって混んできた。遊び場に戻って、子供たちの相手をする。今日は、赤子も人見知りをせず、一緒になって遊んでました。しかし、すごい人。お昼で、少しは人が減ったかと思いきや、入れ替わりで、新しい人が入ってきたらしい。まあ、それでも、子供たちはお構い無しに、一生懸命遊んでいる。楽しそうで結構。どうせ、「ごはんよー!」といったところで、一蹴されるので、放っておいた。
 
 2時まえ。さすがに、「お腹すいたよー。」と言ってきたので、おひらきにして、烏丸丸太町のマクドナルドに行きました。(なぜ、併設喫茶店でなく、マクドかというと、マクドが一番子供が好きで、世話要らずなので・・・) 子の息抜き、親の息抜きです。人並みに、マックしながら、メール打ったりしてました。赤子も、爆睡中・・・


 さてさて、なぜ、今日のブログが、「大丸ヴィラ」かと言いますと・・・
 このマクドの建物の隣りに、ひときわ目立って鬱蒼とした、この洋館があるのです。前々から、通るたびに気になっていた。ふつーの商業地の中に、明らかにそこだけ抜け出たように、鬱蒼としているのです。で、寄ってみました。

 「大丸ヴィラ」
 昭和7年(1932)、当時の株式会社大丸社長下村正太郎の住宅として、ヴォーリズ建築事務所の設計で建築された。ほぼ純粋なチューダー様式でまとめられた昭和初期の京都を代表する邸宅の一つとして貴重であり、昭和59年6月1日、京都市登録有形文化財に登録された。(大丸ヴィラ 登録文化財告示板より抜粋)

 でもって、インターネットで「大丸ヴィラ」と検索してみますと、たくさん出てきました。みんな気になってるのね・・・ ほんと、人目をひく建物です。目立つし、文化財なんだろうけども、ガイドブックでも見たことない。不思議な建物です。でも、非公開。なにげに、どのサイトの写真も、ほぼ同じアングルなのが、笑えます。入ってみたいなー