京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

生しば漬の管理、あるいは畑の間引き

2006-09-15 22:26:24 | お漬物の話
目に見えない仕事があります。

大きな建造物のお披露目会、派手に焼かれるステーキ、湯気あがるジューシーなラーメン、稲の収穫祭、テレビや映像で当たり前の映像です。

しかし、そこには地味に手をかけた積み重ねの仕事があるんですね。

前述妻日記にもありますが、今月になり、しば漬倉庫の掃除やすぐきの間引きといった仕事を行なってます。都会でお店に行列ができていれば、大変繁盛してそこの店長がクローズアップされることもあるでしょう。でも、こうしたあまり評価されない部分の仕事が、地場産業や畑の仕事にはあるんですよね。

しば漬けも塩を振ったら出来上がり、畑も種まいたら、次収穫と簡単に思われがちです。しかも、困ったことにそこそこの有識者がこのように考えることがしばしばあります。

で本当は時間がたつほど、まわりは汚れるし、草は生えるし、虫は付くし。まあ、家と同じで毎日掃除をしないといけないわけですわ。しかも、それが即座に売り上げには直結しないわけで。今ではこの呼び方も古くなりましたが、第1次産業に若者が従事しなくなったのは、こうした地味な作業に将来性が感じられなくなったからかなと思います。

小生は、こうした地道な作業の積み重ねが「ものづくり」の厳しさであり、乗り越えるから喜びがあるのではと思うんですが…
職人って天才ではない。「継続は力なり」なんですね。

すっかり秋ですね。

2006-09-15 19:54:05 | 大原の風景


 昨日の夕焼け。
 もう、すっかり秋。
 いい感じの空、パシャリ!です。


 
 昨日、同い年の農家Sさんから、ささげをもらいました。
 ごっついですね。
 濃い緑。
 何か、硬そうやけど・・・

 夕方、塩茹でしてみると、なんと柔らかくて、甘いこと。
 長いまんま、一本、二本、つまみ食い。
 ポッキー食べるみたいに、ほぐほぐと食べます。
 てなことを、台所でしてましたよ。

 後から、きちんと長さを揃えて、マヨネーズつけて、いただきました。

 さつまいもは、一昨日くらいか、ご近所さんに頂いたもの。
 これまた、塩茹で。
 普段は、『野菜』をろくに食べない息子たちも、パクパク食べてました。

 秋の恵み、おいしい!