京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

日吉~越畑

2017-05-03 12:34:05 | 京都観光に役立つ?話

GW前のお休みに、右京区越畑へ蕎麦を食べに行きました。

いつものお決まり。

蕎麦と言えば越畑。

全く間違いがないので・・・遠いですが2時間近くかけて行きます。

 

大原から越畑に行くには、たいていは一度街に出てから、亀岡経由で行くのですが・・・

今回は、大原もんおススメの抜け道を通って行きました。

鴨川上流~京北町~日吉経由。

簡単に言うと、ひたすら山の中を通っていくのです。

私たちの酷道ドライブはほとんど趣味ですが、久しぶりに引き返したくなる道を行きました。

山の中=右も左も同じ景色、ですので、しまいには、どこにいるのか分からなくなり、地図を放りました。

それでも何とか桂川に出て、日吉ダムに着きました。

酷道の後にみる人工物は落ち着きます。

ダムの横は、休息所のようになっていて、くつろげました。

アケビの花が満開。(大原より若干開花が遅いかな)

横でずっときれいな鳴き声の鳥がさえずっていました。

ヒバリかと思ってましたが、違いますね。

ホオジロかしら?

さえずりは結構変わっていて・・・

「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)とか

「源平つつじ白つつじ」とか鳴くんだそうですよ。

ホオジロであれば・・・ですが。

どんなのか忘れてしまいましたが、変わったさえずりで聴き飽きませんでした。

接写するために、そーっと近づいて、じーっと見てるだけで、いい時間つぶしが出来ました。

ライラック?の花もきれいでした。

北海道しかないのかと思っていました。

新緑のいい季節ですね。

 

こちらの日吉ダムから南側に車を走らせると、越畑の蕎麦屋さんに着きます。

山の中~♪

10割蕎麦やだし汁、季節のてんぷら(タケノコや山菜も!)の美味しさもさることながら・・・

初めて食べた蕎麦プリンが絶品でした

食感がそばがき風。

今までにない食感でした。

建物の隣はリンゴ畑。

秋になったら実を販売してはります。

花が咲いていました。

可愛いですね。

 

帰りは温泉に行こうかと思ったけど、面倒くさくなって・・・

道の駅で蕗を買って(今は、タケノコだらけです)

平和堂で買い物をして帰りました。

(遠くのドライブ、3週連続で平和堂に行ったので、とうとうHOPカードに入会しました。

 ポイントが現金化される、今時珍しいシステムです。)

 

蕎麦を食べに行くだけドライブでしたが、今回も、おいしさ確認作業を遂行することが出来て、とても満足して帰りました。

 

【追伸】

本当はこれが本題でした。

先ほど漬け上がった「みぶな」を店頭で販売しておりますが・・・

そう、この日吉町で栽培された壬生菜を使っております

スーパーで買っていて気づいたのですが、これって、越畑に行く途中のビニールハウスの無人販売の野菜とパッケージが似ている!

(遠目でしか見ていませんが)

もしかして、あそこで採れた壬生菜かな~

日吉町や南丹、亀岡は京野菜のふるさとで、農業が盛んな地域なのです。

次に行ったときは、あそこの無人販売所に行かなければ!

普段はスーパーか市場で買ってくるから、生産地のことはあまり考えませんが、

どんなところで育てられた野菜か知ったら、売るのが楽しくなりますよね~。

お客さんにも伝えたくなりますし。

 

 


京の冬の旅 壬生寺

2017-03-14 10:16:40 | 京都観光に役立つ?話

前投稿「京の冬の旅 島原界隈」のつづき。

2月13日のこと。

 

って、一か月経ったんかいなと突っ込まなければいけません。

そうです。文章が思い浮かばない。

いつかの投稿「逆説的に漬けてみる その1」の続きのように…

(その2は幻になってしまうのか

 

なぜだろう、と言い訳を考えてみましたら・・・

どうも、この項についての考えやら見方が定まっていないのですね。

つまり、自分の考えが持てていない、ということで。

 

「壬生」についての予備知識といえば、もちろん「新選組」でしたし、あとは新聞やニュースで目にする「壬生狂言」でしょうか。

といっても、前にも言いました通り「新選組=幕末のテ〇リスト集団」という凝り固まったイメージしか持っていませんでしたので、

新選組の聖地(といってよいでしょうか)には目も足も向けなかったわけです。

 

ここ数カ月の読書で「新選組」像はすっかり覆されたのですが、いまだモヤモヤとした形のないもので・・・

ですから、なかなか投稿の気の進まない原因になっているようです。

(以上、長い言い訳)

 

あとは、寒かったからでしょうか。体だけでなく脳も冬眠しておりました。

最近やっと少し暖かくなってきましたので、ウオーキングの再開やら、店前農園の手入れを始めたり・・・

ちょっと脳の方も活性化してきましたので、

さらさらっと投稿しておきたいと思います。

 

前投稿の「島原界隈」の散策が終わってから、壬生へ移動。

地理的には、壬生は島原の真北にあたります。

島原角屋の横にある千本通りを北上していくと壬生寺があります。

島原が五条通のちょっと南側で、壬生はほぼ四条通。

移動時間は、車で5分。コインパークの出入りに時間がかかりますけど。

私たちは、壬生川通沿いのパーキングに停めて、壬生寺方面に向かいました。

綾小路通り。洛中っぽい通りです。

そして、綾小路通りと坊城通りの交差点に・・・

新選組屯所だった前川家がありました。

いまも人が住んでいらっしゃって、なにかお商売をされていて内部が工場のようでした。

広い敷地です。

この界隈を歩いていますと、中堅観光地にしては明らかに女子率が高いようでした。

(ちゃんと二十歳前後の女の子が歩いてます。)

浅田次郎の小説「輪違屋 糸里」の副主人公といってもいいのが、こちら前川家のお勝さんです。

新選組の属していた会津藩と商売上つながりのあった商家であったことから、新選組の世話をすることになったわけなのですが、そういう流れから壬生の中ではずいぶん肩身の狭い思いをしていたそうで・・・

小説の中では、その気苦労が感じられる場面が多いです。

悲劇的でもありながら、士農工商の身分を越えた商家の女の心意気や度量がうかがえ、なかなか魅力的な人物です。

実際はどんな方だったのか分かりませんが、通常では遭遇しないような経験を多くされてきたことと思います。

(長州狩りでとらえてきた者たちを拷問した部屋とか残ってます

新選組の所属していた天然理心流はいまでも活躍されているようです。

小説の中で描かれた近藤勇は天然理心流のリーダーとしては非常に魅力的な人物でした。

天然理心流の道場を運営していくための土方歳三の知恵絞りも可愛らしく感じます。

 

さて。

前川家のはす向かいには、たぶんもっと著名な屯所「八木家」があります。

同じ敷地に、屯所餅で有名な御菓子処「京都鶴屋」さんがあるようでした。

 コインパーキング代と拝観料が馬鹿にならないので、今回は立ち寄りませんでしたが。

 

そして、今回の目的地の「壬生寺」です。

広い!でっかい!

ここが新選組の演習地になっていたそうです。

 ↑ 壬生寺の狂言堂 

右側には幼稚園があります。

幼稚園から狂言が見れる、というのが微笑ましいですね。

昔の写真には、大勢の小さな子供たちが「壬生狂言」を見ているものもありました。

新選組の隊士が祀られている壬生塚。

女子率が高い・・・

驚いたのが、芹沢鴨と平山五郎の墓の小ささです。

一番左のお墓。

なんだか切ないですね。

 

短い時間でささっと散策しただけでしたので、投稿も端折った内容となってしまいました。

いま「輪違屋糸里」を読み終えて、すこ~し壬生寺や屯所らへんに新選組の残像が浮かぶようになったかな。

司馬遼太郎「新選組血風録」を読んで、もっと印象を濃くしたいです。

題名からえぐそうなので、ちょっと抵抗がありますが。

 

そう「輪違屋糸里」の最終部分に、ひょうきん物として描かれることの多い「沖田総司」が主人公となった項があります。

こちらも、既存のイメージを打ち壊す印象的な描写でした。

 

「輪違屋糸里」ロスの私、次は「地下鉄(メトロ)に乗って」を読みましたが・・・

これは、いよいよ号泣ものでした。

「鼻水チ~ンがすごいで!」と家族に話していますが。

浅田次郎さんはすごい人だなあと思います。

 


京の冬の旅 島原界隈

2017-02-23 09:24:07 | 京都観光に役立つ?話

2月13日

私学入試で連休だった長男を連れて、京の冬の旅の特別公開を見に行きました。

 

今年は大政奉還150年とかで、幕末関連の史跡を中心に企画されているようです。

近頃めっぽう興味のある島原と壬生に行きました。

(次回には壬生を紹介するつもり

 

幕末といえば、私は完全に長州びいきで、新選組などは「幕末のテ〇リスト集団」と位置づけていたのですが・・・

(本来の毛利の本拠地広島の出身で、戦国~幕末までの壮絶な歴史を知ってしまったら、ひいきにならざるを得ません

 

夏休みに長男の読書感想文課題だった「燃えよ剣(作・司馬遼太郎)」(新選組と土方歳三の話)を読んでから、

少し新選組の見方が変わり(拷問とか陰惨な影の部分の描写が出てこないせいもありますが)

年末には「壬生義士伝(作・浅田次郎)」(盛岡藩を脱藩し、新選組隊士になった男の話)を読み、

猛烈に壬生に興味がわきました。

 

そして、すっかり「壬生義士伝」ロスになった私は、この小説とともに浅田次郎の幕末三部作といわれる「輪違屋 糸里」をもとめ、読み始めました。

いまも読んでいる最中ですが、本の舞台の真ん中に来ることが出来るなんて、なんたる幸せ

周りから見たら、何の変哲もない通行人ですが、(多少写真を多く撮っているだけ

心の中は創造と空想が入り乱れ、大変なことになっているのです。

穏やかでない心中を押し隠しながら、島原の旧花街の入口・大門に入ります。

場所は、京都駅の西側JR丹波口の近く。

いつも野菜を買いに行っている京都中央卸売市場の線路挟んで反対側です。

だから車で行くのも心配なしなんですが、ゆっくり訪れるのは初めてです。

この先に花街の置屋や揚屋があって、往時は賑やかだったそうです。

(新選組が暴れたせいか、地理的に中心地から離れているせいか、次第に衰退、昭和後期にお茶屋組合を解散したそうです)

 

花魁のいる遊郭と混同されますが(私も小説読むまで勘違いしてました)

島原の太夫には官位の正五位が与えられるほど格式高い場であると同時に、老若男女を問わず気軽に訪れることのできる場所で、江戸の文化サロン的役割を果たしていたそうです。

(文化人が田舎のお母さんを招いて、歌詠みの会などを一緒に楽しむ、的な)

この大門も閉ざされることもなく、芸妓さん(島原では傾城と呼ぶ)も自由に出入りできたそうです。

読んでる小説の舞台「輪違屋」もあります。

島原で現在も唯一営業している置屋だそうです。

見た目は普通サイズの町家ですが、奥行きがものすごく広い建物です。

門が閉ざされていましたが、特別公開されたこともあるそうです。

時期を見逃さず、行ってみたいです。

 

観覧謝絶の戸にくくられた謎の五円玉 ↑

小説の主人公 島原傾城の天神(太夫の次の地位)糸里は、実存した人物で、

新選組勘定方の平間重助(芹沢鴨率いる水戸派の一人)のなじみだったそうで、芹沢暗殺の現場に居合わせた記録が残っています。

おそらく、このただ一行の史実から構想を膨らませたであろう物語です。

大門から西へ。

午後の西日が逆行となっております。

「京の冬の旅」に合わせて組まれたツアーかな。

賑やかしいのが嬉しいですね。

みやびな赤壁。

なんとなく遊宴のイメージが強いですが・・・

色のついた壁、というのは、色を問わず格式の高さをあらわしたものだそうです。

そういえば、倉敷の美観地区にも不思議な色の旧宅(たしか緑がかった屋根にほんのりオレンジ調の壁)がありましたが、そういう感じの贅を尽くした建物なのでしょうね。

庶民はナチュラルな色の土壁で精一杯だったでしょうし。

現在の料理旅館でも大いにあることでしょうが、

こちらの角屋さんも、お店の隆盛に伴なって、増築を重ねてきたそうです。

受付を過ぎて、お客様向けの玄関の向かいに、この大きな木。

ツケを払わず出入り禁止になった新選組隊士がつけた刀きずが玄関横に残っています。

玄関前を通り過ぎて、台所に・・・

天井が高いです。現代でも、そのまま素敵に活用されそうな建築。

江戸時代までに培われた伝統文化を凝縮したような場所です。

 大変萌えるかまどですし、たまらないのは、石造りの流しです。

ここに住みたいです。

 ↑ 長男 大きくなったでしょう。(参照:古い投稿をご覧ください)お父さんの背を越しました。

きのう「あんたは乾パンに似ている」と言ってやりましたが、そういう人です。16歳にして苔むしています。

 

さて、角屋で目玉の一つとして公開されている「奥の間」にて、ガイドさんのお話を聞きました。

「京の冬の旅」では、公開されている文化財にはガイドさんが常駐しています。

それが大好きなところです。

 

すてきな坪庭に・・・

景色を邪魔しないよう、できる限り柱を取り除いた屋根。

天秤の原理をつかって支えているそうです。日本人すごい!

 

メインのお庭。ちなみに、むかって右側の茶室の横はJR高架。

こんなに風雅なのに、5分おきくらいに電車が通る面白い場所。

小さい子も退屈しないかもしれません。

 

さて、この奥の間は、芹沢鴨が暗殺をされる直前、最後の宴会を楽しんだ場所なのだそうです。

 

芹沢鴨は、「狙われて当然」「天下の大悪人」的なキャラとして描かれることが多いですが、

「輪違屋糸里」では、多少温かみのある部分も描かれていて、どんな人だったか、ここに残る残像に尋ねてみたくなります。

刀箪笥。

一般市民のいる建物では腰のものを預けてから入るのが、最低限の武士のたしなみであったようです。

 

角屋拝観では、本来の目的をすっかり忘れ、素敵な建築と調度品に心を奪われました。

ここ住みたい~また来たい~と言ってました。

(長男には聞き流されるんですけどね。)

また、知らなければ「きれいな建物」としてのみ記憶に残る建物ですが、

ここで様々な境遇を持った人が行き来していたかと思うと、何とも言えない気分になるのでした。

「小説バンザイ」です。


南禅寺・永観堂

2016-11-16 13:29:38 | 京都観光に役立つ?話

ご無沙汰しております

9/13の投稿以来、すぐにでも次の投稿のありそうな書き方をして、すっかり中断しておりました。

しば漬についての「続き」はもはや後回しにしまして、近況より投稿することにします。

 

つい先日(11/14)、子供の学校の懇談会がてら、東山界隈をぶらぶらしていました。

進学して、通学所要1時間ほど、ずいぶん遠くなりましたが、ついでに風光明媚な散策ができる所が嬉しいものです。

紅葉シーズンまっただ中で、「こんな時期に懇談ですか・・・」とも思いましたが(混んでますので)

一時間早く家を出て、(結局普通通りについたので)時間までぶらぶらしておりました。

 

東山界隈、紅葉見ごろです!

予定の方、お急ぎくださいね!

 永観堂

携帯カメラではうまく映りませんでしたが、もっと赤が鮮やかです。

中のお堂でゆっくりするのも気持ちがいいですよ

 

そして、永観堂からてくてく5分ほど歩くと、南禅寺。

きほん永観堂の隣の敷地ですが、なにせ大きいので

門も大きいです。

学校の野球部の子たちが、観光客の人にお茶を配っていました

大きな門から門への参道(入り口からは逆方向に向いてますが)

紅葉はそれほどありませんが、苔とのコントラストがきれいです。

一番奥の水路閣。

琵琶湖疎水の水道です。

疎水は、北側は松ヶ崎・下鴨(北山にある植物園の手前ら辺)まで流れています。

京都市の子供たちは、社会の授業で習って、校外学習でここの近くの疎水記念館に行きます。

明治時代に田邉朔郎という人が中心になって作りました。

南禅寺で特筆すべきこと。

バナナが生えてました(まあ、大原でも生えているんですが・・・)

 

よく見ると、花がついてます!

しっかり撮れませんでしたが、花の上に、バナナの実の房が出来てました。

どうも熟れなさそうなので、このまま枯れていきそうですが。

どなたが植えたのか気になります。

 

*永観堂と南禅寺。

 二つをつないでいる道路を散策するのが、また趣きがあっておススメです。

 一方通行ですが車の通れる道・・・いくつか門をくぐりながら行くのです。

 

また、ここら辺は別荘地(とか、昔別荘だった美術館とか料亭とか)が多いです。

昔は南禅寺の巨大な敷地だったそうですが、維新後に接収されて・・・

琵琶湖疎水を利用した風車動力を利用した工場(だったかな)を作る予定だったそうです。

ですけど、田邉朔郎氏が外国に視察に行ったとき、もはや風車発電は時代遅れ、ということに気づいて、計画変更・・・

結局これらの土地は別荘地などに利用されたそうです。

結果的には、それでよかったと思いますね

 

とても気持ちの良い所なので、大原とセットで遊びに来てくださいね。

 


北野天満宮の梅が見頃です。

2016-02-12 16:24:45 | 京都観光に役立つ?話

本日2月12日は、北野天満宮に行ってきました。

もうすぐ梅花祭、梅苑が公開されていて、多くの方で賑わっていました。

梅の開花状況と言えば・・・

満開のものから2分咲くらいのものまであります。

ひときわ大人気の、手水舎の横の牛さんでした。

梅の満開。

満開ですけど、昨日今日の晴天で一気に開花したのか、枯れた花はほとんどなく、本当に美しい梅でした。

私は梅が好きです。

好きな花は?と聞かれても「梅」と答えます。

なぜなら…

冬の、何もない所から、一番に咲くから…

枯れ枝ばかりのところから、ぱっと花が咲いて、あの何とも甘い香りが一面に漂います。

あの香りをかぐと、なぜか幼少時通っていた保育所を思い出します。

なんででしょう。

もう30年以上前のことなので思い出せません。

ですけど、やはり保育所の香りなのです。もやもやするな~

三光門

檜皮葺だと思いますが、素晴らしい屋根ですね。

水を吸うとどのくらいの重さになるのでしょう。(意外と軽い?)

よく支えてられるなと思います。

桃山時代の建築様式、重要文化財。

三光門手前のまだらな石の牛さん↑ と 梅↓

 

受験シーズン、もっとも天神さんが賑わうとき?

梅もにぎにぎしく咲き誇ります。

 国宝 拝殿

参拝の行列が出来てるかと思いましたが、平日は参拝しやすい!

アジア系観光客の方がおのおの好きなポーズで写真撮影をしてはります。

次男の好きな破風(ひげみたいな屋根)も立派です。

言わずと知れた全国の天満宮の総本社です。

神社の建築様式に疎く、あまり興味のわかない私でもテンションが上がります。

 

さて。

今日は、長男の受験日第二弾。

どうしても意識してしまった、合格祈願。

10分ほどで効いてくる祈願であれば是非したい(あまり茶化すといけませんが)

いやいや、実力で勝負したのだから・・・

今後三年間学業成就できますように、と祈りました。

受験後の抜け殻症候群の方が心配ですから。

 

さて。

本日のメインイベント。

梅苑と同時公開の御土居を見に行きました。

秀吉時代の遺構です。

中世ヨーロッパの要塞都市のように、聚楽第を中心とした京都の町の周りを土塁で囲っていました。

その土塁を御土居と呼びます。

御土居の内側が洛中、外側が洛外だったそうです。

現在も、西側部分の御土居は結構残っているので、探してみると面白いですよ。

不自然な坂道などが、御土居の跡だったりします。

 ↑ 御土居から見た天満宮拝殿 つまりは、こちらが洛中

 ↓ 御土居から見た紙屋川(天神川) こちらが洛外です

川の周りの枯れ木は紅葉だそうで・・・

春からの青紅葉に秋の紅葉が美しいそうです。

いつからここにあるのか、梅の木も立派です。

 大きい!

さて、洛中の方に戻って、梅苑を散策しました。

春爛漫です!

お茶菓子も頂きました。

 麩せんべいと梅昆布茶

自分で湯飲みに入れてポットのお湯を注ぐという合理的システム。

濃さの調節ができるし、気を使わないから良いですよ。

今日はぽかぽか陽気でしたので、外でも温かくお茶を頂けました。

 

さて、天満宮の行き帰りで・・・

すごく気になるものが!

こちらの小さな社に生えている柑橘系。

キンカンかと思ったら、みかんみたい。

小さい鏡餅の上に飾る葉ミカンみたい。

ほんとにキンカンと間違えるくらい小さいんです。

どなたかご存知の方いらっしゃったら教えてください!

気になります。

 

 


地球にやさしいお出かけ。

2015-05-01 10:31:17 | 京都観光に役立つ?話

先週、バスで出かけました。

長岡京まで。

大原から京都駅までバスで1時間ちょい。

それからJRで長岡京駅まで10分(笑)

複数人で出かけるならば、明らかに車の方が融通が利いてお得なんですが・・・

どうしても譲れない理由があって、バス。

それは・・・

サントリービールの京都工場の工場見学の申し込みをしたのでした。

当然試飲をするから、車は×。

飲まないともったいないですし。

 最初はサントリー山崎のウイスキー工場に行きたかったのですが、

やはり朝ドラの影響からか大人気で、予約がいっぱい連日満員です。

まあ、いいか、ということで、ビール工場へ・・・

 

でも、お出かけの行程を考える時に気づいたのですが、

山崎って大阪だったのですね。

山崎と大山崎と長岡京は別行政区なのでした。島本町と大山崎町と長岡京市。

国道・高速・電車では、あっという間に過ぎる距離(5キロほどですが)なので、混同してしまいます。

 

で、サントリービール工場は、山崎じゃなくて、長岡京にありまして、長岡京駅に到着したのでありました。

工場見学は11時からの予約で、それまで何しようと思って地図を見ましたら・・・

なんと!

 お城と古墳、という、私には最高な組み合わせ。

隣で若!は苦笑い。

これは、神様のお告げだ、絶対に行くべし、と急にテンションが上がって

暑い中頑張って歩きました。

駅から徒歩5分ほど。

まっすぐ歩くと、この風景にたどり着きます。

 長岡京の代表花?キリシマツツジがきれいです

勝竜寺城・・・

細川ガラシャが新婚時代を過ごしたお城として有名。(ミーハーな言い方をしますと)

室町時代に京都の守護・畠山氏あたりが築城したと言われていて、

松永久秀や三好三人衆などが入った後、信長より拝領された細川藤孝(幽斎)がこの城に入りました。

そして、1578年、藤孝の息子・忠興と明智光秀の娘・玉(ガラシャ)が盛大な結婚式を挙げて、この城で新婚時代を過ごしたのだそうです。

 アルビノ?珍しい白いタンポポ

 ちょうど、きのうファミマで買った歴史コミックに、勝竜寺城を端的に説明するくだりがあって、

それにならって説明しますと・・・

細川藤孝と明智光秀は互いに信頼し合い、姻戚でもある。

光秀が本能寺の変を起こした時、当然細川父子が加勢してくれるものだと考えていた。

しかし、細川氏も、同様に援軍を求めた筒井順慶も、味方についてくれなかった・・・誤算。

計算が外れた光秀、大幅な兵力の差、なすすべもなく、孤立。

一方、備中高松から驚異的なスピードで戻ってきた秀吉が天王山に集結した。

山崎の戦い。

光秀は、娘婿の居城・勝竜寺城に布陣し、態勢を整えるが、間に合わず・・・

「三日天下」と言われるような悲惨な結末に。

娘の玉(ガラシャ)は「逆臣の娘」として疎まれ、丹後の山深い地に幽閉された。

 

お堀を渡って、石垣に囲まれた敷地の中に入っていくと、

中はきれいに整備された公園になっていました。

櫓のような建物は管理棟。

そして・・・

下の写真 ↓

右端の建物、覗く時間がありませんでしたが、多分あそこにお城から発掘された石仏が祀られているみたいです。

安土時代のお城の石垣には、石仏が使われていますね~。

科学的にみると意味はなくても、仏像を石垣に使うなんて、ちょっと嫌ですね。

罰が…とか思いますが、どうでしょう。

安土城(信長)とか、福知山城(光秀)とか・・・

基本的には最近整備された公園という印象ですが 

↑ ところどころお城の名残が感じられる部分があります。

萌え、ますね~

 

ガラシャさん、幽閉後も忠興公のところに戻っていますし、仲の良い夫婦だったみたいですが…

 暑いし、時間が押しているので、ゆっくり説明板を読んでられませんでしたが、

こちらを管理されている方らしき紳士に、細川氏について、いろいろお話を聞かせて頂きました。

元首相の細川護熙氏は子孫にあたられるそうで・・・

応仁の乱とかで名前をよく聞く細川氏も、この細川氏で・・・

ビックリすることばかりでした。

歴史はほんと複雑ですけど、それを一つひとつ紐解いていくのが楽しい作業ですね~

 

さて。

予想以上にゆっくりしていたので、工場見学の時間が迫ってきました。

住宅地の中で、いかに道をショートカットしていくか・・・

野生の勘で進んでいたら、見事に迷ってしまい

こんなところに来てしまいました。

 

まあ、おかげで場所が把握できたし良かったですけど。

この古そうな線路の石橋に萌え~

JR東海道線のこの区間は明治9(1876)年に開業

なんとなく、その当時っぽいたたずまいじゃないですか。

きっと、この橋のどこかに施工年が書いてあるのでしょうけど。

気になります。

そして、小川の先には学校があって、その先に、古墳

あの曲線に萌え、ます。

恵解山(いげのやま)古墳

円墳部分は、市民墓地として使用されています。

方墳部分には竹林があり、小学生がタケノコ掘り?に来ていました。

目的がタケノコなのか、社会見学ついでにタケノコ掘りなのか・・・

向こうから挨拶してくれる気持ちいい子たちでした

昨年整備されたところで立派です。

こんな便利なところに、こんな素敵な古墳ができるなんて

長岡京市、あっぱれです

↑ すぐそこが線路なので、JRの電車から、よ~く見えますよ。

うれしいな、近くにこんな古墳ができるなんて

さて。

古墳から歩いて5分ほどで、

サントリービール工場に到着です。

時間がないし、すごい早足で歩いたから、もう汗だく

こんな快適空間に案内されて、幸せです

長岡京はタケノコの産地だから、やっぱりフロアからも竹林が見えています。

ビールの原料、ホップが花壇に植えられていました。

ホップ、麦じゃないのですね

麻科の植物で、ベルみたいな形の実がなります。

ビールの苦みの元になるそうです。

いよいよ、工場見学。あのタンクにビールの元がいっぱい入ってるらしいです。

温かい部屋に・・・(発酵臭がします)

冷たい部屋。

(瓶詰め作業、無人、とても衛生的です

そして、最後に楽しい試飲

試飲?いや、本格的に飲む量ですよ、これは

(1杯目)プレミアムモルツ ↑

(2杯目)マスターズドリーム

(3杯目)↓ プレミアムモルツの違う盤、だったかな 

この細かい泡に感激しました。

そして、サントリーの太っ腹にも

おつまみも美味しかったです。通販しているのなら買いたいです。

 

工場見学、もちろん、飲んだら運転禁止、ですが・・・

ここまで、ちょっとやそっとで醒めない量、飲ませてもらうとは

嬉しいような、申し訳ないような、でもやっぱり、もう一度行きたいな

次の日に、即!サントリー山崎・ウイスキー工場の見学を申し込んだのでした。

 

さて、ふわふわとした足取りで長岡天神に行きました。

キリシマツツジが満開です

背丈を超える大木です。

ここまで大きくするのは大変だったのでしょうね。

そして、長岡天神の境内に、どういうわけかトルコ料理のレストラン。

不思議なシチュエーションです。

ランチを頂きました。

お豆のスープに、料理とトルティーヤ(だったかな)

 インド料理に近い味

豆料理が多いです。

地中海料理、っぽくもあるし・・・

お店の人も優しいし、ここは長岡に来たら必ず行く店になりそうです。

食べた後にお参り。

新緑と小鳥の声で爽やかです

緑が光っています

大木の深緑の新緑もきれい~

長岡天神のお池の端、菖蒲園では手入れをされていました。

 長岡京は、京の工業地帯、あとは高速道路のイメージなのですが、

すごく充実したお出かけになりました。

ほかにも、遷都・長岡京の跡もありますし、史跡がいろいろ残っています。

まだまだ穴場が残っていそうです。


霊山観光。

2015-04-06 09:12:26 | 京都観光に役立つ?話

4月4日、霊山歴史館・維新ミュージアムに行きました。

維新土曜トーク「梅田雲浜と松陰」の講演がありましたので。

 

幕末の尊王攘夷派のリーダー格・小浜藩出身の梅田雲浜。

安政の大獄でつかまりました。

大河ドラマでは、きたろうさんが演じてらっしゃいましたね。

 

その雲浜公の子孫の方の講演でした。

約2時間。

梅田雲浜公は、幕末小説では、ちょくちょく名前の出てくるお方ですが、

大義を成し遂げる前に亡くなられたせいか、いまいちどんな方か分かりませんでした。

マンガ「風雲児たち」での印象と、生誕地小浜で見た説明書きでの印象があまりに異なったから・・・

なんだか気になっていた、というのも講演に来た理由にあります。

 

テーマの一つにあげられた、梅田雲浜と吉田松陰の関係。

残っている松陰公の文献からは、どうも嫌っていたようなことが読み取れ、

仲はさほど良くなかった、との通説がありますが・・・

その他さまざまな証言に基づいていくと、そんなことはなかったのではないか、とおっしゃられていました。

お話からは、雲浜公が周りの人々に慕われ尊敬されていた姿が見えてきました。

まあ、情勢の不安定な時代においては、誰かをかばうために、心にもないことを書き残す、ということもあり得ますし・・・

あとは、想像するばかりで、あの世に行って聞いてみなければ分かりませんね。

でも、私の偏った知識に、また別の角度からの情報を加え入れることが出来ました。

新たな雲浜公の姿を想像できることに、喜びを覚えます。

幕末史は、近現代政治にも結び付いているためか、情報歪曲した部分も否めませんし。

客観的かつピュアな視点で読み解いていきたいと思います。

そこが幕末の最大の魅力かもしれませんね~。

 

さて。

この花めいた賑やかな時期に、家族をおいて出かけるのは後ろめたかったので・・・

暇そうな次男を連れていきました。

講演への同伴はあっさり断られたので、待ち合わせの時間を決めて、自由行動をしてもらうことに。

中1ですしね、早いもので。

おこづかいと入場料を渡し、歴史館前で別れました。

 

以下、次男のカメラ撮影。

しぶい!観光コースです。

 霊山護国神社

ここから、竜馬の墓のある霊山墳墓へ・・・

母が恋しかったのか、歴史館の建物の写真。

雲浜公生誕地の福井県小浜からは

歴史の同好会の方が団体で来られていました。多分そのバスですかね。

焦点がどこかわからんけど、なかなか良い写真。

この時期どこも花爛漫ですが、霊山からの眺めも良いですよ

志士をたたえる碑があちこちに・・・

母と一緒で、長州びいきなのか・・・

 木戸孝允公の墓

 品川弥二郎の碑

オフシーズンはひっそりとしていますが、この季節は子供一人でも楽しく散策できたようです。

次男は、その後維新ミュージアムに入りました。

行くのは3回目で勝手は分かっているし、安心です。

特別展「松陰をめぐる人々」で、映像も新しいものに変わっていたし、

きっと楽しめたことと思います。(歴史好きには楽しめます。)

 

さて、この時期ミュージアムの数少ない駐車場に停めるのは気が引けたので、

東山三条の格安駐車場に停めておりました。

往復4キロ。

次男とおしゃべりしながらなので、あっという間です。

長男の反抗期の始まりと同じように、最近は母へのダメ出しが増えてきて、

時々ケンカのようになりますが、楽しい道中です。

東山三条~古川町商店街~知恩院前~円山公園~石塀小路~霊山

 円山公園の桜

 石塀小路

すごい人です!

 知恩院前。

人ひと人です!

日曜からの雨で、市内の桜は散ってきているでしょうか。

でも、大原はこれからですよ!

 

次男と、しみじみ「大原にはなんで人が来てくれないんだろう・・・」って。

「遠いからね・・・」

でも、人の少ない分二酸化炭素が少ないから?桜のコンディションも良いはずです。

自然のきれいな大原にも、ぜひ来てくださいね!


今期最終・伏見酒蔵開きの御案内!

2014-01-31 09:05:08 | 京都観光に役立つ?話

この冬最後の蔵開きのご案内です

2月23日(日) 11時~3時 入場無料 

搾りたて新酒と限定大吟醸酒 小カップ 2種類(各1杯)300円

各蔵清酒試飲販売(山本本家・豊澤本店・鶴正酒造・平和酒造)

日本酒の苦手な方でも大丈夫

鳥せい特製粕汁販売 1杯 200円 ボリュームたっぷりですよ

   酒粕〈お一人様5袋まで) 800g 500円 ・・・こちらは冷凍しても、ほとんど風味は変わりませんので、大量買いがオススメ

 

*蔵前の広場で、京都伏見の名産品と一緒に、辻しばの漬物も販売します

  和洋菓子・京野菜・京するめ・陶器・酒袋小物・塩昆布・生花・ガイド本などなど

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ

よろしくお願い申し上げます


梅田雲浜邸址と晴明神社。

2013-10-26 16:41:10 | 京都観光に役立つ?話

ゆるゆるっと書きます。

6月のこと。たしか、お盆前最後の休暇日

 

これと言って、行く当てがなかったので・・・

洛中にオープンした、セレブな八百屋経営のスーパーに行ったときのこと。

烏丸御池の交差点前で発見しました

小浜藩士・梅田雲浜の屋敷跡、発見

これを見つけたのが、若!というところが、すごい

私の仕込み甲斐があった、ってもんです        こういう仕込み

 

雲浜さんは、悪名高き幕末・安政の大獄の逮捕者第2号です。

えげつない拷問の末、獄中で病死されました。

 

さて、烏丸御池を通り過ぎ、セレブ八百屋スーパーで買い物した帰りだったと思います。

堀川通りの晴明神社に寄ってみました。

こちらも、地元・灯台下暗しのひとつでした

前はしょっちゅう通るんですけどね…

参拝は初めてです。

 

なかなかバラエティーに富んでます。

敷地は狭いのですが、格式高く、きっちりまとまっていて、

気持ちよく参拝できました。

あんまり広いと、集中力が切れて、ふわふわしてしまいます

お参りを済ませた後は、社務所で、お土産買いました。

水木しげる作の小冊子(漫画です

お守り付きのおみくじ

・・・

おみくじ、さほど悪くない運勢だったように思う…

ただ、「商い」の欄で、新しい人を雇うのが吉、みたいなことが書いてあった

これって、6月からパートで来てくれてるYちゃんのことよね~

楽天発送業務担当

パッと見、ふわふわ系(失礼かな)の彼女ですが、実はO型で(これは私と一緒

一緒にお仕事してみて分かったことですが、かなり芯が強くて、しっかりした人だということが分かりました。

うん、おみくじ当たってる、と思う

晴明さん、どうもありがとうございます。

 


御所東~京都市歴史資料館と梨木神社。

2013-10-10 17:36:22 | 京都観光に役立つ?話

9月連休。

次男・長女と一緒に、ちょっとしたお出かけをしました。

京都御所の東側です。

たぶん萩の花だと思いますが、紫の花がきれいです

御所東エリア・寺町通りの横にある市営パーキングに駐車しました。

(3時間500円だったかな。)

歴史ある、鴨沂高校の門です。

たしか校舎の建て替えをするとか、しないとかで話題になっていたような・・・

このあたりは、古いお寺があったり、同志社の会館とかあったりして、

地味だけど、京都らしいスポットです。

 

御所東・寺町通り、丸太町通り近くまで来ると、お目当ての場所がありました。

                              見逃しそうな看板です。

京都市歴史資料館。

こんなところにあったのか、て感じですが

入場無料なわりに、結構面白い企画をされていて・・・

私がどうしても行きたかったのが、コチラ

旧500円札の岩倉具視公についての展示でした

この方は、マンガ「風雲児たち」でかなり面白く描かれていて・・・

私が一番ギャグのツボにはまってしまっているお方です。

 

公家出身といえば、聞こえがいいですが・・・

実像としては、下級公家でかなり困窮した生活を強いられており、(その原因が江戸幕府からの締め付け・・・)

そのことが明治維新への原動力となったのでしょう。

家は、レンタル賭場の裏経営などしていたので、幼少時から、極道の方の中でも物おじしない生活をし、

相当肝のすわった、したたかな人物であったようです。

 

うろ覚えでどんどん話をしますが、大政奉還とか、小御所会議というのでしたか、

お偉いさん同士の会議で、迷っているボンボン育ちのお殿様を一喝して、一挙に方針をまとめ上げてしまった、というあたり、

ドラマのようで格好いいですね。

(実際作り話も混ざってるでしょうが、目撃者談も沢山あるでしょうから、なまじ嘘でないでしょうね)

 

岩倉村に幽閉をしているとき・・・

古びた民家の中で、夜な夜な、薩摩や公家の面々、中岡慎太郎や坂本龍馬が訪れて談義を交わしたとかいうくだりも、わくわくしますね。

(私のイメージでは、土間でウンチングスタイルで密談、というイメージなのですが

 

まあ、かなり、フィクションの読み過ぎで、実像と想像がかけ離れてしまった部分も、多々あるかと思いますので、

正しい資料を目にして、脳内イメージを添削していきたいと思います。

 

資料館では、子達と一緒ですので、わあわあと雑談しながら…さーっと見ただけでしたが、

4ページくらいの資料(上の写真のもの)を手に入れられたのが、うれしかったですね。

 

さて、横で「しんどい」「疲れた」「のど乾いた」とか連発している子達をなだめながら、

次なる目的地へ向かいました

寺町御門とかいう名前だったかな?

御所の東側を、北向きに歩いて行きました。

警備の堅い、御所の塀

よく見ると、石造りになっていて、すごくお金がかかってそうだ

塀の横は、緑が豊かで、良いお散歩になりました

 

で、目的地は、寺町と広小路通り(府立医大に向かう道)の交わるあたりにある・・・

梨木神社

街中なのに、すごい森になっていて、探しても中々見つかりませんでしたが

こちらも、明治維新の原動力となった・・・

三条実美公と、そのお父さんの三条実萬公の祀られた神社なのです

ザ・幕末めぐりです

三条実美公は、幕末、八・一八の政変の後、追放された尊王攘夷の急進派の公家・・・

七卿落ちのうちの一人です。

岩倉具視公に比べると、小説の中でのキャラクターは薄いんですが、

長州滞在が長く、司馬遼太郎の小説への登場回数が多いです。

この日、偶然にも、萩祭りをしていました

きれいだし、にぎやかでうれしいですね

梨木神社も、移設計画で?

この場所にマンション建てるとかいう話があるらしくて・・・保存の要望が出ているそうです。

うん、もったいないよね~

なかでは、日本舞踊の奉納をしてはって・・・

お子ちゃまたちが可愛い

梨木神社で欲しかった、土鈴をゲットして、帰りました。

萩ようかんというのも買ったけど、これは、丁稚ようかんでした。

700円は、ちょっと高いけど、

萩の絵の土鈴は、この時期らしくてほしかったです

お月見のタペストリーと一緒に、お店に飾ってます。

 


紫蘇仕事の真っ最中ですが、行ったつもりで!

2013-07-12 08:39:04 | 京都観光に役立つ?話

7月に入ってからは、ほとんどパソコンの前に座っている妻!です

仕事が忙しいのは、ものすごく有難くてうれしいことですが、

普段がだらだら過ごしている私には、さすがにハードで(集中して仕事をするのが

この2,3日、モチベーションが下がってきました。

 

というわけで、仕事も溜まってますが、少しサボって・・・

6月のお出かけの写真をアップしてませんでしたので、この機会に披露します

 

国道171号線・・・

洛西でもサッカーの試合の車当番がチョコチョコあるので、安心して運転するために、

若!と、道路の下見がてら、長岡京市まで出かけてきました。

 

長岡京、戦国時代、細川氏の居城で、ガラシャが住んでいたことでも有名な・・・

勝竜寺城跡に行ってみたけど、駐車場が見つからなくて、写真だけとってスルー

 

仕方がないので、長岡天神に行こうとしたら、

住宅街で思いっきり方向が分からなくなってしまって、

仕方がないのでどでっかい看板が出ていた、山の中のお寺に行ってみることにしました。

 

長岡京は大阪のすぐ隣なので、結構街中ですが、

お寺は、山奥の人里離れたところで・・・

とてもとても、若!と一緒でなければ、行く勇気の出ないところでしたが…

 

行ってみると、あじさい祭りの旗とか揺らめいていて、

地元では結構親しまれたお寺のようで安心しました

 こういうとこ

すごい山奥

洛西とか、大阪高槻や箕面あたりの大阪近郊も、山の麓なので、

一歩奥に入ると、こういう風景が見れます。

楊谷寺さん

眼病にご利益のある、観音さんのお寺です。

全国各地に、講の組織があるようなので、活気のある雰囲気のお寺でした。

うちのおばあちゃんも、年金友の会か何かのツアーで行ったそうです。

(病とかボケ封じとかのツアーが多いですよね)

こちらの本堂で、靴を脱いで・・・

となりの書院から、長い渡り廊下と階段をつたって、

上の観音さんのある?お堂まで参詣できるようになっていました。

 

  ↓ 奥に見えるのが本堂で

 ← 手前の建物が書院

 ここも落ちつく雰囲気で・・・

書院からは、この庭園が一望できます。

風通しが良い!

書院からは、料理旅館のような渡り廊下を上がって行って・・・

この上の建物の縁側の廊下を伝って行って、さらに階段・・・

 朽ちかけ?の塀とアジサイの黄金の組み合わせ

 光の芸術も見れます

一番上の、(たぶん観音さんが安置されている)お堂

縁側の廊下は、正面の手前で通せんぼがしてあります。

 

通せんぼの意味はよく分かりませんが、

つまりは、お堂の裏側を拝する趣向があるのでしょうか。

裏には、愛染さんのお堂もありました。

 たぶん、ここが最高地点。

一番上まで上がったら、(靴が本堂に置いてあるので)また下に戻ります。

階段は、おそらく昭和時代前半のつくりかと。

背の低い人間サイズの階段なので、昇降が難しいです

子供とか小さなおばあさんにはちょうど良いかな。

 

本堂に戻ったら、気になったので、今度は外の道を上って、上の観音堂まで行ってみました。

あじさいとか、モリアオガエルとか、

スケッチ、写真愛好家の方がたくさん居られました。

 お産の守護の御利益もあるそうですよ。

普段は中に入ることはできず、月一回の縁日の日には御開帳されるようです。

 緑がきれいでした

さて、参拝の皆様の一番のお目当ては…

たぶん、こちらの御香水?ご霊水?どちらか忘れましたが、

眼に良いとされる湧水です。

 この辺の雰囲気にも、すごく人の活気を感じます

きっと休日にはたくさんの人が来られるのでしょう。

すごく手が行き届いていますね。

この日は平日でしたが、ペットボトルをもったご夫婦とかが数組こられてました。

私(30代後半)眼病というほどのことはないですが、

コンタクトレンズを使っているので、ささいな不具合が出ることはしょっちゅうです。

ためしに、目薬の木の祈祷茶を買ってみました。

苦そう?なので、まだ飲んでませんけど。

 

近頃、お寺より神社派なんですけど(こちらから選べるほどエライ人間ではありませんが)

人の活気が溢れているお寺にはパワーがあるようで、すごく来てよかったと思いました。

まさか171号線沿いのドライブで、こんな山深い所を散策できるとは思わなかったので、

すごくいい気分になりました

 

皆さんもぜひ行ってみてください。


ここはどこでしょう?

2013-06-13 09:53:19 | 京都観光に役立つ?話

洛北のとある場所。

実は、この6月にリニューアルオープンされました。

先日までは、一時休館されてたんですよ。

 

ヒントは、この障子戸のガラスです。

昔のガラスだから高価らしいですよ~

独特の透明感をもっています

(だから、すでに入館された方にはすぐわかるかと思います


松竹新喜劇・速報。

2013-03-08 14:22:41 | 京都観光に役立つ?話

きのう、南座に行きました。

歌舞伎じゃなくて、松竹新喜劇ですよ~

若者は私ひとり?と思ってましたが、

行ってみると、結構二十代あたりの女の子が多くて、びっくりしました。

元・関ジャニだかジャニーズJrの男の子が出演するとか、なにかに書いてあったっけ?

そのせいかな。

二部構成になっていて、一部が ↑ 上記のごとく・・・

二部が、「お種と仙太郎」という定番のお芝居でした。

 

詳しくは、次回投稿で書きますが、

5000円でこの内容は素晴らしい

ファンなら一万円出しても惜しくない内容でした

 

今日・あす・あさってで公演は終了。

まだ席はあるかしら。

南座見物~としても、比較的手軽な値段。

オススメします

行ってみて下さい

 

一部が40分くらい

二部のお芝居が一時間強です。

渋谷天外さんのファンだけど、曾我廼家玉太呂さんも最高でした~

ゲラゲラ笑って(一人客なのに)涙出ました


3月南座公演。

2013-02-15 11:19:30 | 京都観光に役立つ?話

私が京都に住めて良かった、と思う理由・・・

南座が近いというのも、そのひとつ

(車で30分ですけどね ^^;)

 

といっても、歌舞伎は見たことないし、高くて手が出ません

私のお目当ては、こちら・・・

 京都新聞の広告より

松竹新喜劇

 

今回の公演は、特別企画で、値段もお手頃

私は渋谷天外さんのファンで、この人の演技を生で見れることに幸せを感じます。

テレビと違って演劇の良い所は、好きな役者さんの演技だけをじーっと見ることができる点です。

ま、ドラマでお見かけする際にも、そこだけ、じーっと見るわけですが

 

今回、第一部では、渋谷天外さんがしゃべらはるのかな

お~最高

第二部、お種と仙太郎も以前見たことがあるので、楽しみです

 

今日からWEB予約開始ですので、早速チケット購入しました

前から4列目、花道の横のほう・・・

まずまずの席が取れました

 

以前、松竹新喜劇を見たのは、気がつくと、15年以上前

でも、南座・花道での曾我廼家文童さんの演技が忘れられません

長身細面の役者さんが、真横上で動いてはったら、頭が真っ白になりますよ

 

ちなみに・・・

渋谷天外さんは、わが母校・京都産業大学の先輩です。

これが言いたいがために入学した

いえいえ・・・

 

3月前半京都にお越しになる方は、ご予定に入れられてはいかがでしょうか?


素敵なフライヤーが出来上がりました (*^_^*)

2013-02-03 13:38:55 | 京都観光に役立つ?話

春といえば桜

桜といえば京都

でも

私は、桜が終わった後の新緑が好きです

桜や紅葉には当たりハズレがあるけど、新緑にハズレはありません。

お寺や民家の石垣の苔なんて、輝く様にきれいです

 

ん~でも、欲を言えば・・・

春も夏も秋も冬も、大原は最高

どうぞ大原にお越しくださ~い