先日投稿の岩村城記事に引き続き
すっかり遅くなってしまった・・・
昨秋、秋の観光シーズンが始まる前の10月に
「最後の遠出」と、銘打って出かけた
安土城について投稿します。
安土城のある山。
こちら、地図で見ますと、琵琶湖に近いような、でも山に近いわけでもなく
結構分かりにくい場所にあるんですが
琵琶湖大橋からは
湖岸道路・彦根方面に向かい
日野川を過ぎたあたりの交差点から右折
しばらく直進したところから県道2号線・彦根方面に入ると
その道路沿いに、城跡があり
迷わずに行けます。(大原からは一時間)
(どうして、わざわざ道案内をしたかというと、このルート発見して、うれしかったから)
この辺は、道が京都のように碁盤の目になっていないので、
方向感覚がおかしくなって、すぐに迷ってしまいます。
(安土城も、近江八幡城も迷うんですよ)
今回は、若!がいなかったので
私の運転・子達三人連れて行きました。
他の城跡なんかは、うら寂しい所が多いので
女子供だけで行くのは不安ですが
天下の安土城は、山!と言っても、いまや超メジャーな観光地になっていて
(ちょっと皮肉は入ってますが)
子供連れにも優しい場所です
来るたびに、ゴージャス化している安土城
最初に来たときは、まだ無料で、入り口の芝生養生中でした。
(トイレは古くて和式)
二回目に来たときは、有料になっていて
三回目に来たときは、受付横に自動販売機が設置されて、
立派な観光トイレと休憩所が出来ていました。
戦国マニアとしては複雑な心境でしょうが
子どもを野放しにしていても安全なので
有難いことです。
今回、三回目の登城。
人より違った場所を見たくてしょうがない・・・・
大手道・向かって右側の
前田利家公の屋敷跡を観察しました。
反対側の羽柴秀吉屋敷に比べて、何となく目立たないし、
それに、みんな、天守閣目指して上向いてるので、あまり気づかれないポイントです。
この石垣の右側に水路のようなものがあって・・・
「前田邸の木樋(きとい)」
貴重な遺構であるとか、書いてありました。
(けど、数か月前のことで、すっかり忘れてしまいました
)
中央の大手道。
とにかく立派です。
受付のところから、百メートルほどの真っ直ぐな道が続いたのち
階段が左に急カーブしています。
(階段がカーブしている所から見下ろした風景)
遠く、JRや新幹線が走っているのも見えて、良い景色です。
向こうに見えている山には、有名な観音寺城があり
麓には、安土考古博物館があって
安土・観音寺、二城のことも詳しく展示してあります。
手前、大手道の向こうに見えているのが
總見寺の仮本堂。
織田信長の菩提寺で、安土城の管理をされています。
石段は、曲がった先からは、グネグネしています。
ひたすら長い石段・・・
この最後の石段を上りきった所に總見寺の本堂跡がありますが
そこに行く前に…
この階段までの、屋敷跡がある平坦な道
(左・来た道→右・總見寺の本堂跡
手前・琵琶湖方面に向かって、本丸に向かう道が続いています)
大手道は、この屋敷跡の平地で右折していくことになります。
その道の入口のある黒金門跡。
(逆行がきついのと、画面に入り切らない大きさで、良い写真がないのが残念)
突き当たって、すぐ左折の虎口
左折したら、すぐ右折
(ちょっといびつな合成写真?)
右折の後は、二の丸の高石垣に突き当たって、また右折
↑右折の後の左折
二の丸の石垣と比べても、
黒金門の虎口の石垣は、大きくて立派です。
黒金門より内は、二の丸~本丸
家臣の屋敷群とは区別して、
信長のプライベートルームだったそうです。
石垣の立派さは、それを象徴しているかのようです。
武骨な感じの石垣で、安土城一のお気に入りになりました。(私のね)
(二の丸・信長公本廟のある敷地)
信長公のお墓は、京都市内にもいくつかありますが
やっぱり、ここが元祖!といった感じですね。
(本廟の横はすぐ天主閣の石垣がそびえていました。)
(天主閣の石垣)
さぞかし立派だったろう天主閣の姿は、想像するしかありませんが
この苔むした天主台の大きさを見るだけで、どれだけ権力が大きかったか
当時をしのぶことができます。
奥の広い敷地には、天皇を招き入れる設備も備えた本丸御殿があったそうです。
(天主閣から見下ろした図)
この本丸御殿の横をぐるっと歩いた所に、天主閣に上がる階段がありました。
この天主閣、どんなでっかかったんだ?と思わず突っ込みたくなる
なんて長い階段
お気に入りナンバー2
天主台でこんな長い階段は初めてです。
(後は、大阪城くらいかな)
天主閣の礎石
子どもの遊び場にはもってこい?
ここからの琵琶湖の眺めはサイコ~でした
逆行がきつくて、まっしろ
にしか写らなかったのが残念
次回はきれいな写真をお見せしたいですね
人気が少ない場所の、二の丸石垣
ひなびて崩落した石垣も・・・
やっぱり、こういうのが一番好きです
(さっきの、長い石段の最終部分)
先ほどの場所まで戻って、總見寺の本堂跡へ・・・
石段横のこの目立たない石垣が
敷地内最高の石垣とお見受けしましたが
さて、いかがなものでしょう。
本堂の敷地には、こんなりっぱな三重塔も
数年前までは拝観自由・無料だったのは、信じられん話です
石段下にも、立派な山門
こんな変化にとんだハイキングコースはなかなか無いですよ
愛宕山同様、大好きな場所です。
(歴史散策・体調管理の一石二鳥です
)
きっと今頃は、大河ドラマの影響でごった返してることでしょうが
ブームの落ち着いた頃、ぜひ出かけてみてください
織田信長はどうも好きになれんけど、一大テーマパークを作ったところは好感持てるかも