前投稿からの話。
12月3日の休暇日に、前々から行きたかった国道303号線のドライブをしました。
国道303号線は、岐阜市(下の地図の右側)から始まり、
揖斐川町(右の黄色〇)~滋賀県木之本町~余呉湖(真ん中の〇)~今津市(左の〇)を経由して、
福井県の上中町が終点です。
(上部真ん中のYは、3つの県の境目・三国ヶ岳があります)
距離はそれほどでもないですが、3県にまたがる国道なので、ちょっとした旅気分が味わえます
ま、時間的に全踏破は無理だったので、揖斐川の道の駅まで行って、引き返すことにしました。
我が家からは、国道367号線から今津市に入り・・・
303号線へは、一番左の黄色〇から進入して、303号線の旅をしました。
目的地の揖斐川町は、木曽三川のひとつ揖斐川の源流地です。
琵琶湖の湖北側から揖斐川町へは、ちょうど井吹山の裏側(新幹線が通ってる方を表とすれば)
岐阜県・滋賀県の県境は、八草峠という昔の悪路(通称:酷道)
おそらく、ここら辺は分水嶺になっていて、大阪湾側と伊勢湾側に分かれるのではないかと思いますが・・・
この↓地図で見るとゾクゾクするような峠に、八草トンネルという長いトンネルが出来て、
ずいぶん走りやすい道になったようです。
(注:これは古い地図)
八草峠で検索すると、けっこう酷道マニアの方のページが出てくるので、有名だったようです。
こちらは、滋賀県今津市マキノ町、
琵琶湖の北端を過ぎて、もうすぐ福井県に入ろう、という地点です。
雨も降ってないのに、道路がびしょぬれで
なんでだろ~と思ったら、道路の端から融雪用のお湯?が出ていたのでした北国や~
しかし、いつもこんなに勢いが強いのか
バイクの人はすっかりびしょぬれになりそうですが・・・
琵琶湖の最北の余呉湖の横を通って、木之本町
旧街道に入り(走りやすい新道もありますがね)
お地蔵さんから右折
雰囲気が良いです
古い街並みを過ぎると、離合も難しい住宅地
ここから右折すると、八草峠・揖斐川町へ向かう山道に入ります。
山道・・・
でも道は広いので、走りやすい道
山間の集落がいくつかあり、すごく良い雰囲気です。
滋賀県といえば、琵琶湖ですが、
この辺は、琵琶湖周辺の集落とは違った趣があります。
ザ・山間部という感じです。
下の写真・もう八草トンネルの寸前ですが・・・
こちらの橋は、はるか下に川が流れているのかもしれませんが、
どちらかというと、山の中腹と中腹と結んでいる橋。
以前は、一山一山・・・峠道をグネグネ越えていたのでしょうが、
「ワープ」出来るようになって、ずいぶんと交通が便利になったことでしょう。
(旧地図・冬季閉鎖の文字がまぶしい)
で、八草トンネル・全長3025メートルです。
こういう長いトンネルは、中間地点とかに抜け道はあるのでしょうか?
トンネルを抜けると、そこはもう岐阜県です。(ほんとは、トンネルの中間部でしょうけど)
何の変哲もない山の景色が続くのですが…
すこし走ったところに、前投稿の感動の景色がありました
(やっぱり日本は良い)
一度降りて、遊んでみたいです。
しかし、この辺の集落には・・・
どこの家にも、板が貼り付けられている
積雪への備えと見ましたが・・・
そんなに雪が降るのでしょうか?
京都大原もたいがい降るけど、どうも様子が違うらしい・・・
なんだか、こういう景色を見るのは、新潟以来です
で、目的地の道の駅「夜叉池の里 さかうち」に到着
ここら辺は山登りが楽しめるらしいです。
やはり雪はよく降るみたい
昼ごはんはダチョウ
若!はダチョウコロッケ丼・そばのセット
わたしは、ダチョウハンバーグ定食を食べました。
(1050円、安くはないけど、ボリュームたっぷりで)
ダチョウとは、オーストリッチのダチョウです。
動物園に居るデッカイ鳥のダチョウです。
坂内地区では、村おこしの一環として、ダチョウを飼い始めたらしいです。
牧場もあるのですが、冬季は見学終了となってました。やっぱ寒いのね。
このハンバーグは、しっとり柔らかくて美味しかったです。
鶏肉の味でもないし、牛でも豚でもない味。
つなぎの工夫で美味しく食べれるのか分からないけど、普通に美味しいので、びっくりしました。
(こぼればなし)
持ち帰り用ハンバーグは150円でお手頃
少し不気味な見かけのサイコロステーキ用生肉も売ってありました。
まあ、いいか、と思って買わなかったけど、次男にこの話をしたら、残念がってました。
だから、年末にお取り寄せしようかなと思ってます。
もう、雪降ってそうで、行くのは大変なので
オーストリッチ(ダチョウ)の財布とか、皮製品もありましたよ。
東京の業者さんに加工してもらってるそうです。
財布は、2万~だけど、百貨店に売ってあるのより安いと思うし、なんといっても揖斐川産というのが素晴らしいですね。
仕事で頑張って、買いに行きたいと思います。
(実は、オーストリッチは私の憧れ 意外と成金趣味)
道の駅から引き返して、帰り道~
山がきれいです
積雪・凍結・雪崩のため通行止めだそうです。
もしもの備えのため、でしょうが、雪崩があるの?
鉱山跡もあるのか・・・
行ってみたいです。
で、山道を下りて、滋賀県の木之本を散策しました。
市街地中心部の木之本地蔵院
かえるがトレードマークらしくて・・・
でっかいお地蔵さんの足元にも、小さなかえるの陶器が並んでいます。
お地蔵さんの鼻には・・・
鳥の巣が
くすっと笑えるけど、心温まります
お堂の横から・・・
御戒壇巡りをしました。
たぶん、お堂の地下部分がトンネルのようになっていて、
真っ暗な中をたどりながら歩いて行きます。
途中に、ご本尊の納めてあるところ?の扉のカギに触れることができ・・・
ご利益をもとめつつ、出口に進むようです。
御戒壇めぐりは、信州の善光寺でもしたことがありますが、
そこよりも、ずいぶん真っ暗で、長かったように思いました。
かなり手ごたえのある御戒壇巡りでした。(お化け屋敷じゃないけど)
写真左手の書院風の建物にも入らせてもらいました。
お堂の裏手につながっていて・・・
ご本尊の後ろ側を拝むことが出来ました。
書院風の建物には、玉座の部屋がありました。
案内をちゃんと読みませんでしたが、明治天皇が行幸された時のものであると思います。
地蔵院の入り口に明治天皇行幸の石碑がありました。
こじんまりと素敵な庭園がありました。
さて、地蔵院の外。
地蔵院入り口の向かい側・・・
ネーミングの素敵な店舗
かどにあるから、かどやさんかな
表のガラスの「がらたて」の文字が気になり、買い求めることにしました。
サルトリイバラの葉を使ったお菓子
長浜では、ポピュラーなお菓子だそうです。
サルトリイバラのことをがらたてと言うそうで。
柏餅で使われてるのも、この葉っぱですよね。(西日本だけ?)
私は、柏の葉より、こちらのほが馴染み深いです
歩いていたら、若!がトイレに行きたいと言い出しました
地蔵院のトイレが壊れていたし、他にどこにあるのか分からないし・・・
歩いていたら、「きのもと交遊館」という観光向けの建物があったので、とりあえず入ってみました。
ここでは、賤ヶ岳の合戦を中心とした展示がしてあって、ガイドさんにいろいろ教えてもらいました。
賤ヶ岳の合戦については、大谷吉継の小説で読んだことがありますが、賤ヶ岳周辺の地理や距離感が分からなかったので、いまいち臨場感が楽しめませんでした。
今回は、その疑問をガイドさんにぶつけて、ジオラマを見ながら、いろいろ教えてもらったので、もう一度読み直したくなりました。
砦があちこちにあったそうなんですよ。
現在放映中の映画「清州会議」の話題も出て…
(「賤ヶ岳の戦い」の前哨戦・・・織田信長没後の跡継ぎ決定のための会議⇒柴田勝家が羽柴秀吉にやり込められ、対立が決定的になった)
結局、このドライブ(12月3日)の翌週に、ふたりで「清州会議」を見に行きました
面白かったですよ。
三谷幸喜監督で、構成がわかりやすく、声を出して笑える場面も多く、退屈しませんでした。
子供でも分かりやすいと思うし、子達も連れてまた見に行きたいです。
さて、帰りに、つるやパンに寄り・・・
チョコレート風味のパンにハムカツがはさんであります
美味しいのか?ちょっと怖い
が、食べてみると、これが美味しかった
というか、名物のサラダパンとかノーマルタイプのサンドイッチより美味しい
これって美味しいので、これ目当てに買いに来るかも
ちなみに、パン生地には、つぶ胡椒が入っていて、けっこうピリピリします。
賤ヶ岳のほうの山を見ながら、パン食べて・・・
帰りは眠かったけど、頑張って帰京しました