新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

安達太良山 ロープウェイ駅-くろがね小屋-奥岳登山口2022.5.21(写真付き)

2022-05-21 | ハイキング・登山

木曜日の深夜の高速バスで、福島に出た。

福島駅のベンチで持参のおにぎり朝食を頂き、二本松駅に移動。通勤通学電車だったが座れた。

駅前の少年隊士像

ロッカーに余分な荷物を入れてから、一日一本だけの奥岳登山口(ロープウェイ駅)行きの直行バスで登山口に。最初考えていたバスは土日のみ、と書かれていて不安になったが、下の方に平日は5分程度早い時刻に、JICA経由のバスがあるとあった。JICAって何だろう?

夜行バスは、3列の夜行バスだったが、やっぱりあまり寝られなかったので、ロープウェイを利用して山頂駅に。モン〇ルカードで割引というので持参して50円割引だった。ヤマレコで登山計画をして地図もダウンロード、コンパスで登山届も出していたのだが、登山開始ボタンを押すのを忘れていた。下山通知忘れないように家族には念を押されてしまった。

最初は緩やかな道、山開きの日はぬかるみが酷かったとブログなどで読んだが、幸い大分乾いていて、スパッツをつけ忘れたが、大丈夫だった。

だんだん急になり、山頂部の乳首部が見え始める。

山道は狭くなり一部川のようになってきて、さらに上部になると雪渓が現れた。

雪解け水で滝のようになった登山道

途中一か所イワナシが咲いていた。

念のために軽アイゼン持ってきたつもりがザックに入っていなかった。リーダーは重い軽アイゼンだったが、なして登っている人たちばかりだったで大丈夫そう、ということでキックを効かせながら、ストックを使いながら歩いた。やや急な斜面だったので慎重に歩いた。道々シャクナゲやつつじが多かったが、つぼみは固い。たまに赤い実のなっている木があった。ソヨゴかしら?ちょっと葉が小さい。

たまにかわいい花が咲いていた。ミネズオウだった。

それから樹林帯を抜けると、もう山頂広場だったが、すごい強風で寒い。

上着を2枚重ねで着込み、重いザックを岩陰においてから、山頂の乳首と言われる岩だらけの溶岩の塊に皆さん登っていたので、挑戦。ごく短い鎖は一本は切れていたりして緊張したが、何とか登れて、そのあとは難しい所はなく、山頂の祠に出た。360度の展望は、やはりここを登らないと得られません。

あいにく少しかすんだ空で、山開きの日は「本当の空」の青だったらしいが、青空ではなかったが、雪渓の残る山々は素晴らしかった。

中央のかすんだ山は磐梯山かな?

一方通行だから、良く踏み跡を見て降りるとはしごの方に出られますよ、という男性のアドバイスがあり、そちらに回り込んで、無事に降りられた。

こちら側に見られたコケモモの花。

強風の中、岩陰で休んでいる人たちもいらしたが、寒いし食べるのは無理そうということで、くろがね小屋への分岐の標識に従って、広々としているが、岩だらけのザレた急坂を下りだした。こちら側にも時々ミネズオウが咲いていた。

途中に見た火山だったらしい斜面(鉄山の下部かな)火口跡ではなかったらしい。

地図に付いた冊子なども読んでいたが、地図そのものの高低差などをよく見ていなかったので、こんなに大変と思っていなかったのだが、滑りやすいし、緊張して降りて行った。

途中から出てくる標識は「峰の辻」ばかり。エーッと。峰の辻ってどの辺だったっけ。その名前に記憶はあるけれど、はっきりしない。地図を取り出そうとしては、やめてしまって地図の確認もしていなかった。ヤマレコも登山開始を押さなかった。

所々、コケモモが咲いていた。

峰の辻に降り着いたら、標識が、勢至平とくろがね小屋に分かれていた。私は取壊し予定というくろがね小屋で日帰り温泉に入ってみたかったのだが、いつもバスの時間を気になさるリーダーは入らないという。まあ、頂上部で思ったよりも時間を取ってしまったので、予定よりは少し遅れていたので、お風呂はやめておこうか?

ということでくろがね小屋方向に向かって登り出した。はるか先に登山道らしきものが見えて、ハイカーの姿も見えた。勢至平の方は、樹林帯の中の道のようだった。

雪渓が3か所あり、慎重に歩くが、斜面の斜度はそれほどでもないので、ちょっと安心。

ただ雪止め水が流れる渡渉部があり、私はボチャンと靴を濡らしてしまった。少し靴下まで濡れたが、すぐに乾いたので助かった。替えの靴下はロッカーの中に置いてきてしまったから…

広い、所々に木が生えている露岩帯のザレた道で所々難所?もあり、踏み跡を慎重にたどって雪渓を2か所渡った先に、大きな岩に登山道の赤と白の丸い目印の周りに、くろがね小屋と書かれていたのが目印になった。

途中の少し広い岩のある所で、インスタントご飯にお湯を入れて、小屋に着いたらちょうど良く戻るようにしようとしたのだが、私が手にしていた封を開けたごはんパックを一つひっくり返してしまい、岩場だったので拾って戻して半分ほどにしてお湯を入れた。フリーズドライのご飯粒を全部は拾いきれず、環境汚染してしまった。すみません。

どのあたりだったか、後続していたリーダーがなかなか見えないと思っていたが、少し上の方だったので戻らずに待っていたら、ザレた小石に躓いて転倒したそうだった。大丈夫というので、そのまま降りた。実は後から、ちょっと傷になっていたのだが、その時は本人も気づかなかったのだった。お湯を入れたごはんパックは無事だったので良かった。

待っている間に、ピンクのきれいな石があったので写真に撮った。きれいなピンク色がでないけれど。

そこからも岩の目印を辿って今度は樹林帯の下降になり、細い登山道を降りて行った。沢の音が聞こえ、硫黄の臭いが強くなってきたところで、まだかまだかと思っていた小屋の屋根が樹幹に見えて来た。12時半を5分すぎていた。

すぐ手前のところに濃いピンクのつぼみがあり、つつじだわ、と写真に撮っていたが、細い登山道の道を塞いでいて、後から来たリーダーとか他のハイカーの邪魔をしてしまった。ごめんなさい。後で調べたら、このあたりはムラサキヤシオが咲いているというから、色合いから言ってもムラサキヤシオだろう。

取り壊す必要があるのかなと思うくらい立派に見えたが、老朽化しているそうだ。

小屋はホームページでは12時45分までにつけば温泉に入れると書かれていたが、私は30分までと思ったし、登山届の行程表では、1時出発で、登山口に戻るのが15時半ごろだったので、16時15分発のバスには何とか間に合うとは思ったが、登山口でギリギリになるのはまずいと思って、くろがね温泉は諦めた。時間が余ったら奥岳の湯というところがあるようだったので、そこにはいればよいか!

ということで、お昼を食べ、トイレをお借りして―小屋に入るには靴の泥をブラシで洗い落とすように書かれていて、幸いあまり汚れていなかったが、靴底を洗ってから、入った。小屋の人に声をかけるように書かれていて、ロビー?を見たが、それらしい人がいなかったので、そのまま利用させていただいたが、登山靴を脱がないとならなかった。トイレ協力金は100円。

余りゆっくりできないなと、フリーズドライのご飯を頂き、ゆで卵や野菜を少し食べて、13時15分ごろに出発。

少し前に小屋のジープが下りて行った広いけれど、石がごろごろしていて、歩きやすいとは言えない道-これが馬車道かと思っていたが林道だった-を緩やかに降りる。小屋のすぐそばには小規模だた水芭蕉が咲いていた。

所々オオカメノキの花とかムラサキヤシオとかタムシバの花や咲き、ずっとショウジョウバカマが連続して咲いていて心和む。

ふと見たら珍しいつつじ系の花が咲いていたが、リーダーを追いかけるのに、急いで写真を撮ったので、ぼけてしまった。コヨウラクつつじのようだった。花の百名山で言っていた安達太良山のツリガネツツジは、これのことかしら?それとも今日は見なかったがヨウラクツツジなのかな?

何処が勢至平だったのかよく分からなかったが、山頂への分岐があったのでそのあたりだったのかもしれない。名前から広い場所を想像していたが、どうなんだろう。多少ふもとの方が見渡せる場所もあったけれど。。。

その後、旧道(馬車道)と書かれている細い道の標識が現れ、私たちはそこを通った。近くの女性ハイカーに伺ったら、スマホを見て、後2.7キロ近くと言われた。確かだいぶ前の標識にも2.7キロと書かれていたのに、まだ2.7キロ?と思った。

急で細くて赤土のえぐれた道を降りて行ったが、林道に何回か出会い、最初は林道を降りて来たその女性たちと大差がなかったので、一部林道を降りたが、今度は大分斜度が違うみたいだったので、また旧道に戻ったりして、最後沢の音がすごくなったあたりで林道に出た。

まもなくきれいで水量豊かな沢が見え、橋のところに出た。

烏川橋のようだった。ちょうど川の横にムラサキヤシオが咲いていて、素敵だった。

私もヤマレコの地図を出してみたら、もうちょっとで奥岳登山口らしかった。

そこから安達太良渓谷遊歩道の標識があって、木道などが整えられていたが、少し大回りになりそうだったので、私たちは緩やかな登り坂だったが林道の方に進んだ。何分バスが一本だけなので、念のため、早い方にした。靴が当たる足も相当に痛くなっていたので。

それからスキー場が見えて来て、やっと奥岳登山口に降り着いた。

まだ1時間くらい時間があったので、疲れた足を癒そうと、黒い平屋の建物の奥岳の湯に入ることにした。ロープウェイのチケットがあれば50円割引だったが、私は入っていると思ったところに券がなくて、リーダーが持っていたのだが、私は割引にならなかった。残念!

驚いたのは、平らなところに建っていると思った温泉の建物だったが、北側は崖地なのか、露天風呂は天空の風呂のように、先がなく、山の斜面と空が見えて、気持ちよかったが、スマホを持ち込むわけにもいかず、写真が撮れなくて残念だった。

帰りのバスには、朝ご一緒したご夫婦が乗られて、その方達は爆裂火口を見てからピストンなさったとか。帰りも雪渓や急なところもあって滑りやすく時間がかかったとおっしゃっていらした。こんなにハードとは思わなかったとお互いに話した。

私は爆裂火口がどの辺なのか?分からなかったが、もしかしたら鉄山への道(馬の背)の途中から見られる沼の平というあたりだったのかな?と思った。そちらに進むハイカーが見えていた。調べたらその通りだった。鉄山に向かうところは、ちょっと強風では危険なコースらしい。私は研究が足りなかったですね。これを見ずして安達太良山に登ったとは言えないという方もいるようだ。残念!

帰りのバスから見たら、JICAはジャイカのことで、国際協力機構の研究所らしい建物が立っていた。マイカーが沢山停まっていて、バスに乗る人はいなかった。後は熟睡した。

二本松駅で急いでコインロッカーから荷物を取り出し、すぐ発車の郡山行きの電車に乗り込んで、予定よりも少し早く郡山に着いた。行きも帰りも通学時間帯だった。

郡山の格安宿は、東口で、駅の中央部からはるかに遠く大回りしてやっと着いた。付近に食べ物屋は見当たらず、コンビニで弁当を買い込んで正解だった。安い割には広い部屋で、よかった。無事に下山できて幸いでした。郡山駅付近の地図を確認していませんでした。

明日は会津若松に出るため、宿の反対側の駅の方の高速バスターミナルまで歩かないとなりません。磐越西線のホームは近いのですが、6時半からという無料の食事をとると、6時55分の電車には乗れないし、そのあとは8時台まで電車がないのでした。

 

 

 

 


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