SACD(数少ないけれど)、新素材CD、RVGリマスター、各種アナログなどの次に、Blue Note作品がとうとうXRCD24で出てくる。もう勘弁、助けて、とため息が出る一方、きちんとXRCDにしてくれていれば放っておくわけにいかないし、「hard-bound book style packaging」って、例のあの、踏んでも平気なような入れ物付きとなると、なんかひとつやふたつ、三つや四つ、行くしかなくなるのかも。そこでさて、目下、1タイトルでメディアの種類がいちばん多いのは何だろう、というので思い出したのが、「デジタル・コンパクト・カセット」で、今、さっと取り出せたのは、『キッド・グローブス/ラリー・カールトン』『リターン・オブ・ザ・ブレッカー・ブラザーズ』(このふたつが未開封)、『ウェス・バウンド/リー・リトナー』(開封)の3タイトル。一度も聴いた試しがないし、今や、どこへ行けば再生してもらえるのやら。まき物の未開封というのはネックになるだろうな。でも、いかなる音が出てくるのだろうと。メカはDATみたいな回転式でなく、固定ヘッドだったわけで、これはこれで今さらながら凄い。この三つは93年7月21日発売。SACDはもちろんまだ存在しなかった。