勝手に映画評

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判決、ふたつの希望 / The Insult

2018年09月03日 | 洋画(その他)
レバノンの首都ベイルートで起きた、パレスチナ人男性とレバノン人男性との間のトラブル。小さなトラブルだったが、互いに引くに引けない対決になってしまい、トラブルは裁判所へ。そして、その裁判は、国を揺るがす事態に発展する。

コンビニに行けば外国人が働いていて、居酒屋に行けば外国人が働いていて、ファストフードでも同じ・・・。日常生活で、日本人とは違う感性、違う文化を持つ人たちに接することが、以前よりも多くなってきていますが、それでも、この映画で描かれている様な、微妙な世界と言うのは、まだまだ日本人には縁遠い世界なのかもしれません。

それでも、日本人の人口減少が起きている今、移民政策もささやかれています。そうすれば、この映画で描かれている様な、異なる文化、異なる感性を持った人と、もっと普通に接する事になります、そしてそれは、日本人同士ではトラブルにならないことであったとしても、トラブルに発展してしまう可能性を示しています。

でもまぁ今の時代、日本人同士でも“あの人、何考えているんだろ?”と思う事も少なくないので、この映画で描かれている事は、実は自分の明日を描いているのかもしれませんね。

しかし、ネタバレになるのであまり詳しくは書きませんが、弁護士を選ぶときは、慎重に選ばないと、自分の望む事とは違う方向に話が進んでいきかねないですね。気を付けないと。

タイトル 判決、ふたつの希望 / 原題 The Insult

日本公開年 2018年
製作年/製作国 2017年/レバノン・フランス
監督 ジアド・ドゥエイリ
出演 アデル・カラム(トニー・ハンナ)、カメル・エル・バシャ(ヤーセル・サラーメ)、リタ・ハーエク(シリーン・ハンナ/トニーの妻)、クリスティーン・シュウェイリー(マナール・サラーメ/ヤーセルの妻)、カミール・サラーメワ(ジュディー・ワハビー/トニーの弁護士)、ディアマンド・アブ・アブード(ナディーン・ワハビー/ヤーセルの弁護士)


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