事実誤認と偏見で満ちた「ザ・コーブ」という映画が「表現の自由」という錦の御旗で上映されている。
文中のURLで映像の一部が紹介されているが、カネを払ってまで見に行く映画ではない。
同じ手法で牛や豚をして肉に仕上げる映画だって制作出来そうだ。アカデミー賞とは聞いて呆れる。
反捕鯨団体の寄付金をあてに、芸術を気取り金儲けの手段にしている連中の映画だということではないか。
■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2010年7月6日 NO.635号)より
~嘘とヤラセ映画はドキュメンタリーにあらずそして盗品販売でもある。まさに日本蔑視のレイシズムに満ちた映画クルーの眼差しはアーロン収容所看守を髣髴させる~
http://www.dailymotion.com/video/xdno1g_yyyyythe-cove_shortfilms
憂国の士西村修平氏らの上映中止に向けての捨て身の”日本民族の怒り”も空しく週末より都内で上映となった。
この映画がアカデミー賞を受賞したこと自体審査委員会の愚劣さを物語り、かつドキュメンタリーなどと称するに値する映画でもなく、受賞の背景に強烈な白人による日本バッシングを感じた。この映画は捕鯨反対テロリスト・シーシェパードが資金(大地町イルカ漁を撮影した最も優れた映像に1万ドル、1分間の撮影画像につき500ドル、1枚の写真につき250ドルの懸賞金をかける)を供与し、日本政府より逮捕状が出され国際手配されているポール・ワトソンまで出演している。
この映画はイルカの問題でなく本質は捕鯨反対派のPRテロである。実際日本の食用分類ではイルカは小型鯨である。それに酒井信彦元東大教授が指摘しているように白人の原罪意識が裏にある。インカ帝国、インディアンの大量虐殺さらには原水爆投下もあるだろう。シーシェパードの本拠地オーストラリアでは一年間に300万頭以上の野生のカンガルーを殺戮している。(2月25日、産経)さらに彼らはそれどころか、原住民アボリジニーに対する、大量無差別虐殺を行なってきた国家である。自分達の大量虐殺を隠蔽するために日本を叩く、まさに原罪隠しといえるのが捕鯨反対運動の起点である。
イギリスのガーディアン紙ですら「東洋人はイルカを食べるが西洋人は牛を食べる。どこに問題があるのか?」とイルカ漁を問題にしている映画の手法を疑問視しているほどである。あの残酷な牛やカンガルーの虐殺が良くて「頭の良い」イルカの殺害は許せないのか!
この映画がサスペンスに富んだ面白い映画などとの評があるが、まさにルイ・シホヨスその他リック・オバリーなど一時的にシーシェパード籍を抜くなど姑息なゴロツキ映画クルー達が日本の法律を破り、立ち入り危険区域に侵入し泥棒のように盗撮~密かに水中マイクや岩に偽装した高性能カメラで太地町のイルカ漁を撮影その際、立ち入り禁止区域への不法侵入やリモコン飛行機による盗撮を行うなど隠し撮りという手法に対しては、「日本政府や漁民がイルカ漁を隠ぺいしようとしているので実態を暴くために盗撮を行った」とテロリスト特有の論理を掲げている。
~さらに当初撮影は、ルイ・シホヨスやリック・オバリーら製作陣が“日本の美しい港や海を撮影する“という騙しで太地町の漁民に接近、町民の協力の下で行われた。挙句の果ては“地元と日本政府の妨害に遭いながらも命がけで撮影した”という設定で描かれているのだから人の道に反するやりかたである。~
したのがこの映画であり、芝居がかったクルー同士の会話、イルカが苛められるのを泣きそうなつくり顔を見せる女性クルーの表情はまさに吐き気を催す嘘と偽善の塊である。実際この場面もヤラセであり彼女は「カット!」という声と共に何事もなかったかのように、その後は笑顔でスタッフと談笑していたとのことである。
まさに日本古来の「捕鯨発祥の地」とされ毎年9月にイルカ漁が行われる和歌山県太地町の漁港を中心として行なわれたこの作品は悪意に満ちた恣意的な編集により太地町のイルカ漁と日本の水産庁や警察を徹底的に魔女狩りとして描いてい、太地町は捕鯨反対派から「アウシュビッツ」と呼ばれているほどである。事実誤認も甚だしいのは日本では年間20,000頭のイルカが捕獲されており、太地町のある和歌山県では1,623頭(2007年)であり、映画の言うような太地町だけで行われているわけではない。まさにお為ごかしに他の日本人はかかる残酷な太地町が「アウシュビッツ」であることを知らないという形で一点大量虐殺に絞っている恣意性である。
さらに出鱈目なでっち上げはイルカ肉に含まれる水銀による健康問題を日本政府が隠蔽しているとしているが、厚生労働省は、この映画の公開以前からインターネット上で、魚やイルカが含有する蓄積水銀量や、妊婦を対象としたイルカを含むハクジラ類の摂取量に関するガイドラインを定めて公開している。また、イルカ肉が鯨肉と偽って販売される実態など多くの日本人が知らないというが、そもそもイルカはツチクジラなどとともに小型鯨類に分類される鯨である。
映画ではリック・オリバーが「太地町民が可能であれば私を殺害するであろう。大袈裟ではない。」と失礼千万な日本人=野蛮人なるレイシズム蔑視発言をしているがまさに白人のレイシズムの極致ともいえる。「イルカ虐殺を隠すために立入禁止としている」として映し出された看板は落石注意立入禁止・鳥獣保護区域であり、明らかに事実無根な主張を根拠を示すことなく一方的に都合の良い様に決め付けているのである。インタビューに応じる警官や水産庁職員もピエロ扱いであり、一部の発言だけ取り出しており悪意に満ちたものである。
ドキュメンタリーにあるまじき汚い手法は枚挙に暇が無い。
1.マグロが築地市場に運ばれ、並べられ、解体される一連の映像を不鮮明な画像で映した直後に、イルカを画面に登場させるという恣意的な編集をすることで、必要以上に食肉市場にイルカが流通していると視聴者に誤解させる。
2.もっともえげつないのは過去に行われていた銛による突きん棒漁法が、現在は行われていないことを視聴者に伝えずに、過去に撮影された突きん棒漁法によってイルカの血で海が赤く染まる「残虐な漁法」があたかも今回撮影したかのように映像に出てくる。水産庁職員が「何時何処で撮影したのか」と問いただした直後に、その場面をカットしてあたかも現在のように錯覚を与える。この血みどろの場面はもっともセンセーショナルな映像であり許しがたい行為である。
3.職員の頭髪から水銀の陽性反応が出たとだけ報じる(通常人体には水銀はある程度蓄積されている)
4.日本政府が捕鯨IWCで味方につけるために小国を買収していると根拠無き映像を与える。
ヤラセ撮影もひどいものがあったらしい。クルーは漁民に対して“FUCK YOU”のポーズをとって挑発し、漁民が怒って漁具を振りかざしたシーンを撮ったり、ハンディカメラを町民の顔にくっつけて撮影し、リック・オバリーの妻は、町民に向かって「日本人の“ペニス”は世界一小さいらしいね」と顔を近づけて挑発し、町民がそれを振り払うと、大げさに路上に倒れて大声を上げて痛がった。自らの挑発行為をカットして、漁民が激怒する瞬間のみを繋ぎ合わせることで、本作は一貫して漁民達が暴力的に撮影を妨害したように見えるように作成されている。
さらにオバリーの妻は漁民の休憩小屋の扉を叩き続け、ウェットスーツの上半身を脱いだ状態で暖をとっていた漁民が扉を開けたとたんに、地面に転がり大声を上げながら逃げ、“半裸の男に襲われかけた“というシーンを仕立て上げようとした。
こ れ が 一 体 ド キ ュ メ ン タ リ ー 映 画 な の か !
これほど日本人を侮辱した映画、しかもフィクション映画というならともかくドキュメンタリーという嘘の仮面を被りまさに騙まし討ちで撮影し嘘と出鱈目ででっち上げた映画を表現の自由などと擁護する同胞がいるのだから驚きである。こんな映画が表現の自由などと叫ぶ権利など何一つない。まさに日本民族に対する精神テロであり、肉体テロよりも悪質である。日本人が自虐的にこの映画を受け入れ観てから判断すればよいではないかなどと大人ぶった対応をしているが、嘘のドキュメンタリー映画を受け入れる日本人とはまさにここまで堕落したのである。
一水会の鈴木邦男とやらは、『ザ・コーヴ』の公式ホームページ上に「勇気のある映画だ。この映画を見て、イルカ漁のことを初めて知った。 日本人の多くが全く知らないのに、「日本の伝統・文化だ」と言われても困る。」 などとまさに製作者に迎合したコメントを載せているから驚きである。鈴木の正体ここにありである。
こんな映画に対して撮影当初から日本政府・外務省は何をしていたのか? またアカデミー賞受賞に対して厳重な抗議すらしていない外務省な一体誰のための外務省なのか! かかる映画は共産圏なら当然(アバターですら中国で上映禁止)フランスをはじめ国家の名誉を重んじる国なら当然行政指導があり上映禁止となるべき類の屑映画である。
これを恥とも思わない日本民族の劣化はまさに亡国の兆しともいえる。
参考
■
「ザ・コーヴ」は捏造ドキュメンタリー せと弘幸ブログ
■「捕鯨」の問題を持ち出すことで儲ける人達がいる
話し手:水産庁 資源管理部 漁業交渉官 森下丈二氏
http://www.youtube.com/watch?v=W8hJTrSG7sg&feature=related