落葉松亭日記

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中共機尖閣領空侵犯

2012年12月14日 | 散歩・山歩き
日本は衆院選の最中、北朝鮮のミサイル発射、南シナ海では中越の緊張が高まっているこの時期に中共機が尖閣上空に侵犯した。
習近平は戦争好きなのか。このタイミングは意図的なものだろう。
時あたかも衆院選、日本は肚を決める時期が来ているのに、公約は国防・改憲は二の次だ。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成24(2012)年12月14日(金曜日)通巻第3836号
http://melma.com/backnumber_45206/

習近平の広東視察は表向き「新南巡」だが、軍隊を三回も視察した
まずはトウ小平の銅像に献花、王洋をともなって恵州、仏山、広州などへ


 習近平が総書記就任後、まっさきに広東へ赴いたには幾重にも興味深い。
 団派の金城湯池の地区へ風穴をあけに行ったという観測が強いが、深センではトウ小平の大きな銅像に献花して、改革開放路線を堅持しますよ、と内外にアピールした政治的狙いが主目的だろう。トウが「南巡講話」を発表したのは深センであり、中国のマスコミは習近平の広東省視察を「新南巡」と書いて囃した。

 しかし12月8日から12日まで習は五日間を広東省各地に過ごした。経済成長をささえた工業地帯の東莞、広州、仏山、珠海などを巡回し、要所要所の視察には王洋(広東省書記)が同行している。
 つまり団派とも挙党態勢、政権を固めています、というジェスチャーである。

 しかも習近平は三個所も軍隊を訪問しているが、この軍視察には許其亮(軍事委員会副主席)、氾長龍(同)、呉勝利(海軍司令)、馬暁天(空軍司令)が同行していることは注目に値する。
 ミサイル駆逐艦「海口」(南海艦隊所属、7000トン)に試乗した。
 広州戦争区では戦車にものぼって見せた。ともかく五日間の視察で三回も軍を訪問した。

 「この南方訪問は広東省書記を離れて近く副首相になる王洋が強く要請して実現した」とシンガポール紙が伝えた。というのも、12月8日から広東入りしているというニュースは、9日にシンガポール政府交通部長と改憲会見した王洋が明らかにしたのが最初だからである。

 視察後、何が起きたか?
 13日、北京に帰着した習近平はカーター元大統領と会見した。
 同日午前、中国は尖閣上空を領海侵犯した。軍事行動がエスカレートしたのだ。
    ◎
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領空侵犯で新局面入り “奇襲”で対処能力把握狙う 2012.12.14 00:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/plc12121400430000-n1.htm

 中国機による初めての領空侵犯は、沖縄県・尖閣諸島問題が新たな局面に入ったことを意味する。森本敏防衛相は「中国が尖閣諸島の領有権を誇示しようとしたのではないか」と述べ、これまでの領海への侵入に加え、空でも「自国領」であるとの「既成事実」づくりを開始したとの見方を示した。
 領空侵犯は自衛隊が北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射への対処を終え「平時」の運用に戻る矢先で、“奇襲”ともいえる。領空侵犯と同じ時間帯には、中国の海洋監視船4隻が領海侵入した。領海侵入は3日連続で、政府が9月に尖閣諸島を国有化してからは17回目となる。

 北朝鮮が前回、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射を予告していた期間中の今年4月12日にも、今回と同機種のY12が日中中間線の日本側海域で、海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に異常接近した。日本政府はミサイル対応の期間中の尖閣問題での対処能力について、中国側が情報収集もしていたとみている。

中国機による挑発はこれが初めてではない。平成22年9月の中国漁船衝突事件以降、東シナ海の日中中間線を越えて日本領空に接近する中国機は急増した。23年度の航空自衛隊の戦闘機の中国機への緊急発進は前年度比60回増の156回となり、過去最多となった。

 今回、空自の地上レーダーでは中国機を捕捉できなかった。自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は13日の記者会見で「今後このようなことが起こらないよう対策をしていく」と強調した。
 政府高官によると、中国機は低空で尖閣諸島に接近した。空自の地上レーダーのうち、最西端に配備されているのは宮古島だが尖閣との距離は約210キロ。低空で飛行してくる航空機は探知できず、「死角」を突かれたといえる。
 地上レーダーの「弱点」を補うのは、空自三沢基地(青森県)配備のE2C早期警戒機。空自は那覇基地のE2Cの拠点化計画を進めているが、防衛省幹部は「計画を前倒しし拠点化を急ぐべきだ」と指摘する。

北朝鮮と中国を両にらみ 九州にも警戒レーダー 「死角」解消へ日米調整 2012.12.14 07:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/plc12121407110003-n1.htm

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